小樽市指定文化財が新しく指定されました

公開日 2021年10月01日

更新日 2023年02月01日

令和5年1月26日、新しく1件の文化財が「小樽市指定文化財」に指定されました。

これで小樽市指定文化財は、有形文化財6件、無形文化財1件、無形民俗文化財2件、史跡1件の、計10件となりました。

今回指定された文化財に関する問合せは、小樽市総合博物館(電話/0134-33-2523)までお願いします。

林家旧蔵アイヌ風俗画画稿(はやしけきゅうぞうあいぬふうぞくががこう)

種別:有形文化財(美術工芸品/歴史資料)

19世紀の後志地方に暮らしたアイヌの人々を描いた絵画および解説文(詞書:ことばがき)を含む資料群です。現在のところ作者はわかっていませんが、絵の描き方から幕末期の円山派の流れを引く人物と見られます。作者が直接現地を訪れアイヌ文化に触れて描いたスケッチや、それをもとに考えた絵画の図案(画稿)があり、アイヌの人々の自然なしぐさや明るい笑顔は、従来の定型的で異国風を強調したいわゆる「アイヌ絵」とは大きく異なってます。儀式の動作や道具の解説(詞書)を詳しく書いた資料もあり、歴史学的・民俗学的・美術史的に貴重な資料となっています。

※本資料にはアイヌ風俗以外をモチーフにした画稿も含まれますが、それらが作者や年代を特定する手掛かりになり、一体として保存することに価値があることから、一式として指定します。

39s 談笑図(表)部分  37 後姿の老人図 57s 祝宴図(表)

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