公開日 2022年04月01日
更新日 2022年04月01日
- 区 分:国指定重要文化財
- 所在地:小樽市色内3丁目7番8号
- 指定日:昭和44年3月12日
- 問合せ先:小樽市教育委員会 教育部 生涯学習課
明治37(1904)年に着工、明治39(1906)年に竣工した、日本郵船株式会社小樽支店の2代目の社屋です。
設計者は、工部大学校造家学科(東京大学工学部建築学科の前身)第一期生のひとり、佐立七次郎(1856~1926)です。
設計にあたり、佐立は恩師J・コンドルの教えを誠実に継承しました。建物全体でデザイン性と実用性に配慮し、建具や壁紙(「金唐革紙」)なども当時の最高級品で統一されています。小樽では少ない純石造の建物で、「近世ヨーロッパ復興様式」を採用した外観は、落ち着いた重厚な印象を与えます。
竣工時、建物の前面には専用の船入澗と輸出入倉庫があり、裏面には線路(旧手宮線)が走るという、小樽の好景気を象徴する建物でした。
昭和29(1954)年まで同支店として営業していましたが、現在は市が譲り受け、日本を代表する近代建築として内部を一般公開しています。
※平成30年11月より、保存修理工事のため公開を休止しています。
くわしくは重要文化財旧日本郵船株式会社小樽支店の保存修理工事についてをご覧ください。
お問い合わせ
教育委員会教育部 生涯学習課
住所:〒047-0034 小樽市緑3丁目4番1号
TEL:0134-32-4111内線7531・7532
FAX:0134-33-6608