市長記者会見記録令和5年4月28日

公開日 2023年04月28日

更新日 2023年04月28日

市からのお知らせ

■動画データ:小樽市長記者会見 令和5年4月28日(YouTube)

■会見資料1:【資料】新型コロナ取り扱い変更[PDF:156KB]
■会見資料2:【資料】遊びだヨ!全員集合!![PDF:490KB]
■会見資料3:【資料】シニアスマホ教室[PDF:589KB]

下記のとおり、市長から発表がありました(午前11時〜)

(総務部長)
定刻となりましたので、これより市長定例記者会見を始めさせていただきます。それでは、市長、よろしくお願いします。

(市長)
おはようございます。令和5年度最初の定例記者会見となります。よろしくお願いいたします。
始めに、先般4月23日に、統一地方選挙の後半戦である市議会議員選挙が行われました。期日前投票なども含めて、投開票業務については滞りなく遂行することができました。ご承知のとおり、32人の候補者のうち、定数の25人が決まりました。新しい議員の方も9人当選されました。5月下旬には臨時議会が予定されており、臨時会が終了しますと、第2回定例会に向けた動きもスタートします。市としましても、新副市長の就任や人事異動があり、新しい体制で議会に臨むことになりますので、改めて、緊張感を持って議会に臨んでいきたいと思っています。
明日から大型連休に入ります。総合博物館では明日4月29日から、屋外展示の公開と蒸気機関車アイアンホース号の運行を始めます。また、日本遺産の「炭鉄港」、日本遺産候補地域「北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽」の構成文化財となっている「旧国鉄手宮線」では、5月3日から7日までの5日間、トロッコを走らせる「レールカーニバルinおたる」が開催されますし、市内各地で多くの人手も予想されているところです。ぜひ、多くの皆さんに小樽を訪れていただき、小樽の観光を楽しんでいただきたいと思っています。
去る4月18日(火)には、株式会社小樽観光振興公社が運行する「観光船あおばと」の運行安全祈願祭も行われたところです。特に、海上観光やマリンレジャーについては、天候に左右されることもありますので、連休中、そしてシーズン中、良いコンディションに恵まれるようにお祈りしたいと思っています。
次に、5月8日(月)からの、新型コロナウイルス感染症の取り扱いの変更についてです。お手元に資料を配布していますのでご覧ください。令和5年5月8日から、新型コロナウイルス感染症が季節性インフルエンザと同様の5類感染症に変更となります。本市においても、国の方針変更に従い、新型コロナウイルスの取り扱いについて、これまでの行政が強く関与する仕組みから、市民の皆さんの自主的な感染予防対策へと変更します。5月8日以降、本市における新型コロナウイルスに関連した相談窓口については、これまで相談内容に応じて開設していた、新型コロナウイルス感染症一般相談窓口、発熱者相談センター、陽性者登録窓口を一本化して、「小樽市新型コロナ相談センター」を設置します。発熱時の受診相談や、陽性判明後の体調不良の相談、その他、後遺症をはじめとする新型コロナウイルスに関する各種相談は、この「小樽市新型コロナ相談センター」で24時間受け付けます。また、行政による隔離目的の宿泊施設での療養、自宅療養者の健康観察、生活支援物資の提供、パルスオキシメーターの貸し出し、患者の移送、これらを終了することといたします。5月8日以降、国は対策本部を廃止し、必要に応じて「新型インフルエンザ等対策閣僚会議」を開催することとしており、本市としても、新型コロナ対策本部会議を廃止することとします。なお、感染者が急増するなどの緊急時には、関係者による部長会議で対応し、状況に応じて、対策本部会議などの設置について検討することといたします。また、基本的感染対策の見直しに伴い、本市職員のマスクの着用については、個人の判断に委ねることを基本とします。ただし、窓口職場においては、当面の間、これまでどおり、アクリル板などパーテーションの設置を継続することとします。
次に、子ども体力向上支援事業「遊びだョ!全員集合!!」についてです。お手元に資料をお配りしていますので、併せてご覧ください。子ども体力向上支援事業は、未就学児や小学校低学年児童の運動機会を確保することを目的に、教育委員会庁舎付属運動場や社会体育施設を会場にして、地域の社会教育団体やスポーツ団体の協力をいただきながら、令和4年度から始めた事業です。令和4年度は9回開催し、延べ153人に参加いただいたところです。令和5年度においても、昨年同様、月1回の頻度で実施することとしています。初回は幼稚園や保育園の園児を対象に、5月20日(土)午前10時から教育委員会庁舎付属運動場で開催します。リズム運動や簡単な体操、道具を使った運動など、体を動かすことの楽しさを感じられる内容となっています。申し込みは5月14日(日)まで、ホームページのエントリーフォームで受け付けします。6月以降の開催についても、広報やホームページで周知を図っていきたいと考えています。
次に、6月から開催を予定しているシニアスマホ教室についてです。こちらもお手元に資料を配布しています。令和5年度の新規事業になります。市が主催する「シニアスマホ教室」の開催です。現在、社会サービスのデジタル化が急速に進み、スマートフォンを活用できる方とそうでない方との「情報格差」が社会問題になっています。この問題は、特にご高齢の方を中心とした問題であり、本市としても何らかの支援を行う必要があるため、「シニアスマホ教室」を開催することとしました。対象者は市内の60歳以上の方とし、6月より市内複数箇所で開催します。内容は、テーマに沿ったスマホ操作を授業形式で学べる「スマホ教室」と、困り事を個別相談できる「スマホ相談室」を行います。参加には事前の電話申し込みが必要となります。申し込みの受け付けは、5月1日(月)よりスタートします。日程や開催場所については、広報おたる5月号に掲載しますので、ご確認の上、お申し込みいただきたいと思います。
私からは、以上となります。
 

出席した報道機関の記者から、下記のような質疑がありました。

(総務部長)
ご質問等ございましたら、どうぞご発言ください。

(北海道新聞)
5月8日の5類移行に伴う市の体制の変更について、市新型コロナ相談センターに窓口を一本化するということですが、電話応対するのは看護師や保健師の方でしょうか。

(市長)
保健所の方からお答えします。

(保健所次長)
コールセンターになっていますが、その中に、看護師ですとか保健師の資格を持った方をスタッフとして入れていただくようお願いしています。

(小樽ジャーナル)
コロナに関して、新しい体制では、今まで発表をしていたクラスターや学校の学級閉鎖、一週間の集計報告については、どのようになるのでしょうか。

(保健所次長)
保健所からお答えいたします。現在、新規陽性者等の数字を毎日公表していますが、5月8日以降は、定点といって、市内5カ所の医療機関から報告された数字を取りまとめたものを、週に1回公表するという形に変わります。現在、申し上げられるのは、週に1回の定点報告になるというところまでで、公表する項目も含めて、それ以上の内容については、北海道と調整する必要があるため、申し上げることができません。申し訳ございません。
現在、毎日公表しているものは、5月7日に発生した新規陽性者の分を5月8日に公表する、これが毎日報告する最後の報告ということになります。それ以降は、月曜日からの一週間で生じた新規陽性者を、翌週の金曜日に公表するということになりますので、週1回の定点報告になった最初は、5月8日から14日までに報告のあった数を5月19日に公表する、これが1回目ということになります。

(市長)
学級閉鎖は、まだお答えできないのか。

(総務部長)
そうです。

(北海道新聞)
統一地方選挙の関係ですが、投票率が戦後最低を更新しました。また、今回は32人の激戦でしたが、投票率も含め、今回の結果の受け止めをお聞かせください。

(市長)
私の市長選も投票率が下がっていますし、全国的に投票率が下がっている傾向があります。自治基本条例は5年以内に見直すことになっているので、今ちょうど議論しているのですが、その中で、令和3年度に実施したアンケート調査に「まちづくりに対して市民の意見が反映されているか」という問いがあって、「そう思っている」という方は40%、「そうは思っていない」という方が60%ぐらいいました。私も日頃から「市長と語る会」ですとか、いろいろな方の声を聞くように心掛けているのですが、そういったアンケート結果を見ると、議会も含めた市政と、市民の皆さんとの間には、距離感があるのではないかと思っています。今回は私の選挙ではなくて、市議会議員の選挙ではありましたが、市政全体として、市民との皆さんとの距離感を縮めていくような施策を、もう少し増やしていく必要もあると感じています。今までもそういった施策はやってきていますが、結果を見ると、まだ十分ではないと思っています。行政に対する理解を深めていくことをしっかりやっていくことで、改めて、市政なり、まちづくりなりに関心を持っていただくようになって、その結果として、投票率が上がるのではないかと思っています。なかなか一気には上がらないと思いますが、やはりそういう取り組みが必要ではないかと感じています。投票率が低くなっている原因そのものはわかりませんが、私としては、そのようなことも一因かなと感じています。

(北海道新聞)
今、頭に浮かぶような、「こんなことができるのではないか」というような施策はありますか。

(市長)
昨日、たまたまある業界の皆さんたちと、これからの観光施策についていろいろご意見を伺う場面を作りましたが、特にコロナの間はそういうことがほとんどできませんでしたので、コロナもこういった状況になってくれば、もっともっと私自身も外に出て、いろいろな人の声を直接市長が耳を傾けて聞いていく、それを施策に反映できるようになれば、さっき言ったような形に、市民の皆さんも納得できるまちづくりにつながるでしょうし、市政やまちづくりに対する関心を持っていただければ、意見が出てくると思うし、投票行動にもつながるのではないかと、感想としてはそのように受け止めました。

(北海道新聞)
その一方では、32人というたくさんの候補者が出ました。

(市長)
候補者は多かったですが、それはちょっと私もわからないですね。成り手不足が全国的に進んでいる中では、32人で激戦にもなったわけですけども、その背景とか理由についてはちょっとよくわからないです。

(北海道新聞)
大手商社の双日が、現在、検討している風力発電の関係について、小樽市も意見書を提出する期限が迫ってきているという中で、改めて、今の段階での小樽市の考え方や、提出をどうするのか、その辺の状況を言える範囲で教えてください。

(市長)
道に対する意見書の提出期限は、確か6月の上旬だと思っています。今の時点で双日の風力発電計画に賛否をお示しする段階ではありませんが、先日、庁内の会議を開きました。この風力発電計画に対して、どこに着目しなければいけないかというポイントは、いくつかあると思います。一つは、絶滅危惧種のような希少種も含めた生態系の問題。二つ目として、特に塩谷丸山を含めた、あの辺りからの景観の問題。それから、土砂災害の恐れがあるかないか。それから、あの周辺には自然遊歩道がありますので、風力発電機が立つことによって、工事用道路や管理道路もそうかもしれませんが、自然遊歩道に与える影響。あとは健康被害です。こういったものを中心に、それぞれ市役所の中でも担当部署がありますので、担当部署から、この五つの項目について意見を聞いたところです。今後、これらを市の意見書として整理して、6月の上旬に間に合うように知事に渡すという作業があります。もう一つは、保安林の解除という問題もありますので、これも併せて、今、庁内で検討しています。風力発電所ができるということは、一部の保安林を解除することになりますので、保安林の解除による影響があるかないか。一つは知事に対する意見、もう一つは保安林解除に対する同意。この二つの問題について庁内でもう少し整理をして、最終的に市としての考え方を6月上旬までにはお示ししたいと思っています。

(北海道新聞)
5月は連休が多いので、基本的にはなかなかスケジュールも厳しい。かなりカツカツの中でやっていくことになると思いますが。

(市長)
去年、一回山に登って、景観的なイメージは確認しましたが、準備書の縦覧期間に市民の皆さんからいろいろなご意見をいただいていますので、ご指摘しているところがどうなっているのか、天気が良ければ5月14日の日曜日に、もう一回、私自身も現地に行って、自然遊歩道に入ってみたときにどういう感じなのか、自分の目で確かめてみたいとは思っています。

(北海道新聞)
自分の目で確かめた上で、庁内との議論の中で賛否を考えていくのですか。

(市長)
庁内の意見が大体出てきてはいますが、私も最終的に確認をさせていただきながら、それも踏まえて最終的に判断したいと思います。

(北海道新聞)
JRの長万部から小樽までの山線の関係ですが、並行在来線のバス転換の協議は進んでいますか。

(市長)
昨日も担当と話をしましたが、私どもが出ているブロック会議の日程は未定にはなっていますが、担当者レベルの幹事会という組織が下にあって、幹事会では、いろいろと議論をしているところです。幹事会では、道が示している函館-小樽間のバスのダイヤについて、これでいいのか、あるいはもう少し減らすことができるのかどうかといったような、路線ではなくバスのダイヤを中心に議論をしています。また、将来的に沿線自治体の負担をどうするのかという問題もあります。道のプランでは、バス転換した場合で、函館と小樽と長万部間で大体7000万円くらいの赤字と想定しています。その赤字負担をどうしていくのか。基本的には、新幹線に同意した時点で赤字負担は地方ですることになっていますが、そうは言ってもその辺をどうしていくかということを幹事会で協議しています。幹事会で一定程度整理がつかないと、ブロック会議は開かれないと思っています。私としては、幹事会でどのような議論が行われていくかを静観している状況ですので、全く動いていないわけではなく、幹事会レベルでは議論が行われているということです。

(北海道新聞)
コロナが下火になって、大型連休が始まろうとしています。道内有数の観光地小樽の今回の連休への期待はいかがですか。

(市長)
ポストコロナで初めて迎える観光シーズンですので、多くの方に観光客として戻ってきていただきたいと思っています。コロナの感染拡大の期間中に新しいホテルもできていますので、宿泊増につながって、それが地域経済に結びつくような形になってくれればいいなと思っていますし、それが一つこれからの課題かなと思っています。先程、関係者と意見交換したとお話したのはそこの部分だったのですが、やはりホテルができるということはその分宿泊者が増える。宿泊者が増えてくるということは、夜をどのように時間を使っていただくかということを行政として仕掛けていかないと、なかなか消費型の観光に移行していけないので、それはゴールデンウイークだけではなく、今後当面する課題として、夜の観光というものをこれまで以上にしっかり考えていかなければいけないと思っています。新年度予算で計上させていただいた、夜のコンシェルジュ事業も間もなくスタートさせるというお話もされていましたので、できるだけ夜泊まっていただく観光客の皆さんに小樽の飲食店で食事をしていただいて、花園地区にも足を運んでいただけるような仕組みはこれから考えていかなきゃいけないなと思っています。

(総務部長)
他になければ、以上をもちまして本日の市長定例記者会見を終了させていただきます。次回については、令和5年5月30日(火)午前11時からを予定していますので、よろしくお願いいたします。

お問い合わせ

総務部 広報広聴課
住所:〒047-8660 小樽市花園2丁目12番1号
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