公開日 2023年06月30日
更新日 2025年07月15日
咽頭結膜熱(プール熱)とは
咽頭結膜熱(プール熱)は、アデノウイルスの感染により、発熱(38~39度)やのどの痛み、結膜炎といった症状をともなう、小児に多い病気です。通常、6月ころから徐々に流行しはじめ、7~8月にピークとなります。
咽頭結膜熱(プール熱)の流行状況については、小樽市ホームページ「市内の感染症発生状況について( 感染症発生動向調査)」を御覧ください。
感染経路と予防法
【潜伏期間】5日から7日程度。
【症状】1日の間に39~40度の高熱と37~38度前後の微熱の間を上がったり下がったりすることが4~5日ほど続き、扁桃腺が腫れ、のどの痛みをともないます。その間、頭痛、腹痛、下痢のほか、首のリンパ節が腫れることがあります。加えて、両目または片目が真っ赤に充血し、目やにが出るなどの結膜炎症状がみられる場合、咽頭結膜熱と診断されます。
【感染経路】飛まつ感染あるいは接触感染が主な感染経路です。
【治療】咽頭結膜熱は高熱が比較的長く(5日前後)続くことがありますが、特効薬はなく、特別な治療方法はありません。ほとんど自然に治りますが、吐き気や頭痛が強かったり、せきが激しかったりする時は、早めに医療機関に相談してください。眼症状が強い場合には、眼科的治療が必要になることがあります。
【予防と対策】咽頭結膜熱に有効なワクチンはありませんが、流水とせっけんによる手洗い、うがいなどで、ある程度、感染を予防することができます。流行時には、感染者との密接な接触、タオルの共有は避けましょう。
関連リンク
- 咽頭結膜熱|国立健康危機管理研究機構(JIHS)ホームページ(外部サイト)
- 咽頭結膜熱|厚生労働省ホームページ(外部サイト)
- 保育所における感染症対策ガイドライン
保育|こども家庭庁 (cfa.go.jp)(外部サイト)
※ページ中段の「保育所保育指針 等」よりご覧ください。 - 学校・幼稚園、認定こども園、保育所において予防すべき感染症の解説(2023年5月発行」(日本小児科学会)(外部サイト)
お問い合わせ
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