市長記者会見記録令和6年1月30日

公開日 2024年01月30日

更新日 2024年01月30日

市からのお知らせ

■動画データ:小樽市長記者会見 令和6年1月30日 - YouTube

下記のとおり、市長から発表がありました(午前11時〜)

(総務部長)
定刻となりましたので、これより市長定例記者会見を始めさせていただきます。それでは、市長、よろしくお願いします。

(市長)
よろしくお願いします。
始めに、1月1日に発生しました令和6年能登半島地震では、今なお、多くの方々が不自由な生活を余儀なくされていることに対しまして、心よりお見舞い申し上げます。本市の支援といたしまして、すでにお知らせしているとおり、義援金として100万円を、日本赤十字社を通して、被災地に送付させていただきました。また、小樽市立病院のDMAT(ディーマット)が、すでに1月9日に出発し、現地での医療支援活動を行って、14日に帰樽しているところです。今後は、断水に対する応急給水支援や、水道施設の復旧活動について、日本水道協会から、派遣要請の可能性があり、要請があれば対応できるように、水道局において準備しているところです。市民の皆さんからの募金につきましては、引き続き、市役所本館1階と別館1階の案内窓口、そして、駅前、塩谷、銭函の各サービスセンターに、募金箱を設置しています。温かいご協力をお願いしたいと思っています。
次に、銭函小学校放課後児童クラブについてです。老朽化により、建て替えを行っている銭函小学校放課後児童クラブにつきまして、昨年6月に着工したのち、昨年12月末に供用可能となり、1月15日(月)より、新児童クラブ室に引っ越しし、新しい建物で運営を開始しました。建物は木造2階建てで、定員は、1階が24名、2階が36名、合計60名となり、これまでの定員より9名増となっています。市としましては、引き続き、安心・安全な子どもの居場所の提供と環境改善を図っていきたいと考えています。なお、古いクラブ室の解体などを含めた工事全体といたしましては、3月下旬まで続く予定となっています。
本日発表する項目は、以上となりますが、来月、2月10日から17日まで、「第26回小樽雪あかりの路」が開催されます。「小樽雪あかりの路」は、小樽の冬の風物詩として定着し、冬の北海道を代表するイベントとなっています。今年も、台湾や韓国からの海外ボランティアが参加するほか、学生ボランティアも含め、たくさんのボランティアやスタッフが、イベントを支えてくれていることを、大変うれしく思っています。なお、報道機関の方々には、今週の金曜日、2月2日に開催される第2回実行委員会で、詳細をお知らせすると伺っていますので、取材につきましてよろしくお願いします。「雪あかりの路」を、多くの観光客や市民の皆さんに、お楽しみいただきたいと思っています。
私からは、以上です。

出席した報道機関の記者から、下記のような質疑がありました。

(総務部長)
ご質問等ございましたら、どうぞご発言ください。

(北海道新聞)
能登半島地震の支援についてです。市民の皆さんからの募金を12月20日までの期間で受け付けることになっていたかと思います。先日、市の方で日本赤十字を通して100万円の寄付を決められましたが、市民の皆さんからの寄付金は、どこかで中間まとめみたいなことをするのでしょうか。それとも、年末まで集め続けて一括で募金という考えなのか、どちらでしょうか。

(総務部長)
月1回を目途に募金箱を集めて、その都度、日本赤十字を通してお送りするという形で進めています。

(北海道新聞)
運河プラザについて伺います。運河プラザの民間への貸し出しについてプロポーザルが行われるという話が議会でもありましたが、市民や観光客の方から、今後も運河プラザを利用したい、利用させてほしいという声もよく聞かれます。その中で、プロポーザルを実施することとなっていますが、詳細があまり公表されておらず、市民からもいろいろと声が出ています。運河プラザをどのように活用していくか、市長としての考え方を教えてください。

(市長)
経過なども含めてお話します。確かに、報道の方が先行していると感じていますが、近いうちに、市民の皆さんへホームページで案内をさせていただこうと思っています。ご存知のように、運河プラザについては、小樽観光協会を指定管理者として、業務を委託して、施設の管理や運営を行ってきました。3月の下旬に、第3号ふ頭の基部に観光インフォメーションセンターのオープンを予定していて、観光協会が事業の拠点をそちらに移すことになります。そのため、まず、運河プラザの管理業務を、令和6年3月31日をもって終了するということになります。この指定管理が終了した後の運河プラザの活用については、非常に商業ポテンシャルの高い立地にあるので、民間の皆さんにさらに有効に活用していただきたいということで、公募型のプロポーザルを実施する予定です。今日も庁内で会議を行いましたが、市民の皆さんからは少なからず、今まで通り利用したいという声もいただいています。公募型プロポーザルの詳細な条件については、これから庁内で議論する余地はありますが、市民の皆さんや観光客の皆さんが休憩などできるようなフリーなスペースを、一定程度確保していただくという条件をつけながら、公募型プロポーザルを行っていきたいと思っています。また、決して壊すわけではないので、軟石が剝離して落下しているような修繕が必要な箇所もあるので、新年度予算で修繕費を計上し、改修するところは改修をした上で、新しい形でオープンをさせていきたいと思っています。これまでも長い間、市民の皆さんに使っていただいた空間ですので、できるだけ、市民の皆さんの声に耳を傾けながら、一定程度の公共的なスペースを確保する前提で、公募型プロポーザルをしていきたいと思っています。

(北海道新聞)
オープンスペースの確保について、潮まつりなどの際に市民の練習場所となるなど、いろいろと市民の利用もある中で、議会では、閉鎖すると潮まつりのタイミングのときも閉館している状態となり、市民の練習場所がなくなるという声もあります。パブリックスペースを確保するという話でしたが、どの程度のスペースを確保するのでしょうか。また、例えば工事を行う期間がかぶると練習の場所がないことになるのでしょうか。

(市長)
今年は難しいと思いますが、来年には新しい施設がオープンしていると思います。ただし、3番庫の扱いについても、これから考えていかなければいけないと思っています。なぜなら、第3号ふ頭の基部にできる観光船ターミナルが今年から着工しますが、そこにも多目的ホールができます。面積も同程度を確保できることになっているので、それとの兼ね合いも考える必要があると思っています。潮まつりの練習場所ということでは、今年は閉館するので難しいと思っています。

(北海道新聞)
今、観光船ターミナルに多目的な場所ができると話がありましたが、どのようなものでしょうか。

(市長)
1階は観光振興公社の事務所や、いろいろな船舶がそこに係留するため、発券場などを作ります。そして、2階に多目的ホールを作るので、今の3番庫の機能を移すということも選択肢の一つとして考えています。

(北海道新聞)
プロポーザルをする中で、パブリックスペースはどのくらい確保するイメージでしょうか。

(市長)
今日も庁内の会議で、いろいろと議論しました。現在の1番庫(カフェ、展示物やパンフレットを置いているところ)が基本的にはエントランスになり、トイレもあるので、公共的に使われる可能性が高い場所だと思っています。機能は残していきますが、面積などについて、どこからどこまでを公共スペースにするかについては、これからの協議の中で詰めていきたいと思っています。また、指定管理の終了については近々、ホームページでアナウンスさせていただきます。

(北海道新聞)
運河プラザについてです。プロポーザルを行って修繕工事を行うと、工期は分かりませんが、一定期間、閉鎖ということになると思います。運河プラザについては、市の災害発生時の避難マニュアルなどでは、観光客の方や主に外国人の方に向けての情報発信拠点として位置付けられています。能登半島地震に限らず、災害はいつどういった形で起こるか分かりません。3月の下旬に国際インフォメーションセンターができますが、現状では、運河プラザがそういった拠点になっていることから、早急に代替の場所をどのように設けるなどの、対応が必要なのではないかと思います。その点についてはどのように考えているでしょうか。

(市長)
その通りだと思います。今の災害時の拠点としての機能を公共スペースでどのようにできるかということや、あるいは、公募型プロポーザルで、災害時には開放するというような条件を付けることも可能だと思います。一時的には国際インフォメーションセンターの中に同じような機能ができるので、そこで発信していくこともできますし、一時的に機能を持たせるということも可能だと思います。どのようなことができるか考えていく必要があると思いますが、条件として付けることは可能かと思います。3番庫や中庭、前庭などを災害時に開放してもらうという仕切りは必要だと思います。

(北海道新聞)
工事期間が終わり、新しい運営者による運河プラザの時はそれで良いと思うのですが、工事期間中、建物自体の使用ができない期間の代替案としては、国際インフォメーションセンターなどになるのでしょうか。

(市長)
近くにありインフォメーションの機能も持っているので、恐らく、そういった役割を果たしていくことになると思っていますが、まだ具体的には協議していません。これから運河プラザの協議も進めていきますので、その中で、災害対応についても一緒に議論していきたいと思います。

(北海道新聞)
新しい総合体育館について、今後、人件費や資材費の高騰が見込まれていて、建設費も増えることが予測されています。これ以上、建設費が増えた場合、計画を見直す考えなどはあるのでしょうか。

(市長)
特に今のところはありません。むしろ、どれだけ建設費を圧縮できるかということを、しっかりと考える必要があると思っています。今の時点で、計画を中止するという考えはありません。

(北海道新聞)
除雪に関して、年明け7日・8日や先日も一定規模の降雪がありましたが、気温が上がって融雪が進んだということと、今朝は、幹線道路も含めて生活道路も夜中の間に一部除雪が入って、一定程度きれいになりました。去年も一定程度雪が降りましたが、今年は道路状況が悪いと思います。特に私が感じているのは、小学校の3学期の始業式の日、車道の除雪を進めた結果、雪山があって歩道を使えない状況で、小学生が登校・下校する際に車道を歩かざるを得ないという状況が、各学校の通学路であったと思います。急に降ってなかなか対応が追い付かないということもあると思いますが、特に始業式だとか日程が決まっているものにタイミングを合わせて整備されていないことは、問題や不備があるのではないかと思っています。実際に、昨日や一昨日の道路状況を見ていても、必ずしも、特に生活道路は十分に車を通せない状況になっていると思います。市長は、1期目のときから除雪体制の在り方についていろいろやっていますが、なかなか目に見えた成果がない状況です。今の除雪の状況について、何が課題で、改めてどういったところを優先的に改善していくという考えなのかをお聞かせください。

(市長)
自然が相手ですので、なかなか思うようにはならないと思います。特に今年の場合は、1月7日から8日に大雪が降って、その大雪の処理への対応に追われる中で、暖気が襲って、地盤が緩んでいるという状況になっていると認識しています。これによって、通常の除雪体制が非常に厳しくなっていると思っています。ですから、本来であれば、まずはバス路線を除雪して、通学路、それから生活路線に入っていくという除排雪の流れが、大雪によって通学路もバス路線も同時にやらなければならないということで、今の除排雪作業は、私としても遅れ気味だと思っていますし、そこに市民の皆さんの不満があることは認識しています。どのように改善していくのかということについては、一方では人手やダンプトラックが不足気味だということを現場の方から聞いていますし、また一方では、地域における雪押し場の確保を進めていますが、法的な問題もあって順調には進んでいないと言えます。そういったことをどのように解決できるかをこれから事業者と話し合っていかなきゃいけないですし、人手不足も含めて除雪を取り巻く問題が顕在化していますので、そういった中でどのように持続性のある除排雪体制を組んでいくのかを、改めて課題だと認識しています。今ここで何をするかということはなかなかお話できませんので、引き続き検討していきたいと思っています。ただ、現場からは除雪のダンプトラックが不足気味だというふうには報告を受けています。

(北海道新聞)
昨日か一昨日、市のホームページを見たのですが、小樽運河のライトアップが、先日の暴風雪や高波の関係で、故障していると書いてありました。雪あかりの期間を含めて、2月中旬くらいまでがゆき物語の期間だったと思います。冬の観光の目玉のイベントがある時期ですし、写真映えのする、多くの皆さんが写真や動画を撮る場所だと思います。この原因は何だったのか、また、復旧の見通しは立っているのでしょうか。

(産業港湾部観光振興室長)
高波の影響で漏電したためにライトアップの電気が消えまして、現在、業者に工事をお願いし、部材が31日に納品になると聞いています。その工事が1~2日で終わる予定とのお話を聞いていますので、順調にいけばライトアップ自体は、2月2日・3日には回復すると思います。また、青の運河という運河にLEDライトを下げているのは観光協会が実施しているイベントですが、そちらについても一時消灯していましたが、一昨日復活しました。そのライトアップ自体は1月31日までとなっています。

(北海道新聞)
市が発注して、2月2日・3日に復旧するライトというのは、どの部分のライトですか。ガス灯ですか。

(産業港湾部観光振興室長)
ガス灯ではなくて、運河倉庫群を照らす照明です。これが今、高波の影響で消えている状況です。

(北海道新聞)
今、暖気の影響で、雪が解けて、道路がわだちの状態になっているということで、道路の通行状況を見ても、かなり車両がスタックしているとか、市立病院の周辺でもそういう状況が見られるということです。除雪か排雪かはわかりませんが、そのあたりで何か特別な指示をするなどはありましたか。

(市長)
除雪対策本部長である副市長から現場には指示があったと思います。これくらいザクザクになってしまったら、通常の除雪ではなくて、いきなり排雪していかなければ対応できないのではないか、ということを話していましたので、本部に確認していただきたいと思います。

(北海道新聞)
大雪になった後、川などに雪を捨てているという話を聞きますが、市から注意喚起とか呼びかけをされているのでしょうか。

(市長)
除雪対策本部では、おそらく注意喚起していると思います。

(北海道新聞)
次の市長会見は新年度の予算発表だと思います。規模感や査定の状況、今の編成状況を教えていただけますか。

(市長)
詳しくはまだこれからになりますが、基本的には現場から出てくる予算だけ積み上げますと、財政調整基金を取り崩さなければならなくなっています。これから、業務の緊急性だとか優先性を見て、先送りできるものは先送りしながら、できるだけ財政調整基金の取り崩しの額を減らしていくという査定の作業に入りますので、そこに一番力を注いでいく必要があるとは思っています。全体的としては、財政調整基金を取り崩さなければ収支均衡予算を組めないような形になっていますので、そこをどう圧縮できるかがポイントだと思っています。

(北海道新聞)
今年度の予算で足りなかった、人件費や退職手当の部分は…

(市長)
人件費だけで数億ぐらい上回る試算になっていますので、それは一定程度やむを得ないと思っていますが、特に事業面で、ということになりますと、優先性と緊急性を見ながら判断していかなきゃいけないなという状況になっています。

(読売新聞)
「アナタニサマ」という、新しいキャラクターが登場して静かなブームになっていますが、市長も個人の立場で、この企画に参加されていました。個人的な感想で結構ですが、こんなふうに育っていってほしいとか、どんなことを期待しているとか、参加して思ったことがあれば教えてください。

(市長)
基本的には読書がテーマの取り組みですから。皆それぞれいろいろな思いで、読みたい本を選んで、いろいろな感想をお持ちになっているのだろうと思いますが、私の場合は、ソ連のスターリンの時代で、国民がどういう生活をしていたのかということに非常に関心があって、「アルバート街の子供たち」という本をお勧めしましたし、一方では、サラブレッドが好きですので、寺山修司さんの「旅路の果て」という本を読んでその感想を書きました。昔は競走馬が引退するとすぐに廃用なっていましたが、今はできるだけ競走馬の余生を幸せに穏やかに過させようという機運が高まっていますので、そういう機運が高まればと思い、参加をさせていただきました。なかなか人気にはならなくても、良い本はいっぱいあるのではないかと思っています。そういった思いを広げていく取り組みというのは、私はとても良いことだと思っています。読書は、市や教育委員会からも子どもたちに勧めていますので、そういったものにも将来つながっていけばいいと思いながら参加をさせていただきましたし、「アナタニサマ」の取り組みは応援していきたいと思っています。

(読売新聞)
キャラクターそのものに何か印象がありますか。

(市長)
まだまだスタートし始めたばかりの取り組みだと思いますが、大きな広がりになっていけば良いと思いますし、楽しみにしています。

(NHK)
新小樽駅のデザイン案ですが、市民の皆さんからアンケートの結果が出たと思います。3月中に市としての選考作業を行うそうですが、3月のいつくらいですか。

(市長)
いつかは聞いてないですが、3月には、選考会議を開くという話です。改めてお知らせします。

(NHK)
市民の皆さんからのアンケート結果が出たところですが、どういったところを重視して選んでいきますか。

(市長)
選んでいくとなると、やはりアンケート結果は大きな判断材料になると思っています。どれも良いデザインだと思っていますが、アンケートの結果を重視していくという形になると思っています。

(総務部長)
他になければ、次回の定例記者会見は、令和6年2月20日(火)午後4時からを予定していますので、よろしくお願いします。以上をもちまして本日の市長定例記者会見を終了させていただきます。ありがとうございました。

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