公開日 2025年03月09日
更新日 2025年03月09日
市民ギャラリー・多目的ギャラリー(市立小樽美術館1階)
没後10年 今なお、光を放つ 白江正夫を偲んでのチラシは、こちらをご覧ください。[PDF:609KB]
趣旨
白江正夫(1927-2014)は、小樽市民の目線で失われていくものへの哀惜を込め、小樽運河や古い民家、商店の佇まいなどを描きました。その画業は、小樽の街の変遷とともにあり、取り壊しが決まった建物、巨大商業施設と民家の並置、高層建築や陸橋などの人工的な造形を構成し、新境地を切り開きました。
円熟期には厳しい冬の風景と人間との関わりをテーマに代表作が生み出されました。
北の風土性を求める日本海沿岸の旅で、漁夫たちの姿と廃屋を題材にした「北の季節シリーズ」で高い評価を受け、なかでも「さいはて」(1993年)は、日本水彩展で内閣総理大臣賞を受賞しています。水彩画壇でリーダーシップを発揮する一方、地元では「白水会」「彩の会」が彼のもとに誕生し、2014年白江が世を去った後も、師の教えを胸に各自研鑽を重ねました。
本展は、水彩画家・白江正夫の没後10年の節目にその業績を偲び、同時に「白水会」から有志七名の作品をご紹介するものです。
(観覧無料)
~白水会について~
・白水会は白い画用紙の「白」と水彩画の「水」毎週水曜日に白江正夫の指導を受けたことから名付けられました。
当初、活動場所は勤労女性センター、続いて生涯学習プラザに場を移し、白江の力強い言葉を胸に制作に励み、年に一度展覧会を市民ギャラリーで開催してきました。そして、2024年の展覧会を最後に幕を閉じました。
会期
2025年4月2日(水)~4月13日(日)10時から17時(最終入館は16時まで)
休館日:月曜日(4/7)
お問い合わせ
教育委員会教育部 市立小樽美術館
住所:〒047-0031 小樽市色内1丁目9番5号
TEL:0134-34-0035
FAX:0134-32-2388
E-Mail:bungaku-kan@city.otaru.lg.jp