国指定重要文化財 旧日本郵船株式会社小樽支店

公開日 2025年04月29日

更新日 2025年04月29日

旧日本郵船株式会社小樽支店ホームページ(指定管理者 株式会社日比谷花壇)

https://kyu-nippon-yusen-otaru.jp/(外部サイト)

 

建物のみどころ

建物の外観  

営業室

▲営業室

貴賓室

▲貴賓室

会議室

▲会議室

本建物は明治39(1906)年に竣工した近世ヨーロッパの建築様式を取り入れた石造2階建の建物です。外観の重厚さだけではなく、1階営業室の飴色に輝く木材を用いた柱や梁の意匠の美しさや2階貴賓室及び会議室の明治期の高い技術がうかがえる「金唐革紙」を壁紙に使用した豪華なおもてなしの空間などが見どころです。また、本建物は日本遺産「北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽」の主要な構成要素です。
設計者は工部大学校の第一期生であり辰野金吾(日本銀行旧小樽支店等を設計)らの同期生でもあった佐立七次郎です。彼が設計した建物は他に、重要文化財 日本水準原点標庫(東京)があります。
室内の家具は竣工当初の写真をもとに復元しています。建物に足を踏み入れれば、明治の技術や小樽の歴史を体感できるでしょう。

 

保存修理工事について

旧日本郵船株式会社小樽支店は建物の老朽化により、令和2年から令和7年まで保存修理工事を行っておりました。本建物は「近世ヨーロッパ復興様式」を取り入れており、明治期の西洋の技術や意匠を取り入れた建築の発展を知るうえで重要な建物です。今回の保存修理工事を経て、耐震性を向上させ、かつ外壁や内装共に補修を行いました。保存修理工事については、重要文化財旧日本郵船株式会社小樽支店の保存修理工事についてでより詳細に紹介しています。

お問い合わせ

教育委員会教育部 小樽市総合博物館
住所:〒047-0041 小樽市手宮1丁目3番6号
TEL:0134-33-2523
FAX:0134-33-2678
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