市民ギャラリー 小樽~重なる時と色~山岸靖司展

公開日 2025年11月21日

更新日 2025年11月21日

市民ギャラリー・多目的ギャラリー(市立小樽美術館1階)

 

山岸靖司展チラシおもてミニ山岸靖司展チラシうらミニ

山岸靖司展のチラシ(表面)は、こちらをご覧ください。[PDF:447KB]
山岸靖司展のチラシ(裏面)は、こちらをご覧ください。[PDF:987KB]

趣旨

 山岸靖司は、1961年深川に生まれ、10代の頃から写真を始め、長く現像所で手焼きプリントの業務を行い1989年にフォトグラファーとして独立しました。
 1998年に初個展を開催して以来、道内各地で多数の個展を開催し続け、2024年その集大成ともいえる「世界と私のおいかけっこ、私はあなた、あなたは私かもしれない」(札幌ギャラリー門馬)、続いて写真の町宣言の東川町で「東川風色」(せんとぴゅあ)を開催しました。
 山岸は「意識、物質や色や音、すべては周波数であり、エネルギーを持っている」という考えのもと、人の感覚や認識ではとらえきれない、それらの成り立ちや関係性を探りながら、写真などを用いた制作を続けています。

 山岸は「写真も美術家にとっての絵具や描画材料と同じである」という考えを抱き、モノクロの印画紙に直接感光したり、現像液をそのまま撒き散らしたりするような実験的行為を行ってきました。
 さらに、デジタルに移行してからは、カメラのファインダーを覗かずに、ランダムにシャッターを押し、撮影した写真を組み合わせたインスタレーションに新境地を開きました。
 また、山岸は多くの現代美術家たちの展覧会場の空間構成を担い、展示技術並びに造作に信頼を獲得してきました。現代美術家たちとの交流や数々の会場設営の経験から、山岸は、「ハルカヤマ藝術要塞」展にも出品し、小樽の写真家・アーティストらとの交流も生まれ、小樽市の民家を入手し、現在自身のスタジオ・ギャラリーづくりを始めています。

 本展は、めざましい活躍を続ける北海道を代表するフォトグラファー山岸靖司の、小樽での拠点づくりを記念して、これまで見たこともない、その独自な写真表現を展覧するものです。(観覧無料)

 

会期 

令和7年12月17日(水)〜12月28日(日) 9時30分~17時(最終日は15時まで)

休館日:月曜日

 

関連事業

山岸靖司 アーティストトーク
作品のテーマ・技法について山岸自ら語ります。
 日時:12月27日(土) 午後2時~午後3時
 会場:美術館1階 多目的ギャラリー
 出演:山岸靖司氏(写真家)
 料金:無料
 申込:電話受付(0134-34-0035)に電話してください。

お問い合わせ

教育委員会教育部 市立小樽美術館
住所:〒047-0031 小樽市色内1丁目9番5号
TEL:0134-34-0035
FAX:0134-32-2388
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