小樽雪あかりの路28

小樽港防波堤施設

公開日 2026年02月10日

更新日 2026年02月10日

  • 区分:国指定重要文化財
  • 所在地:小樽市手宮1丁目地先ほか
  • 指定日:令和8年1月15日
  • 問合せ先:国土交通省 北海道開発局 小樽開発建設部 小樽港湾事務所(0134-22-6131)

小樽港防波堤施設は、明治30年から大正10年にかけて建設されたもので、手宮方面から伸びる「北防波堤」、平磯(築港)方面から伸びる「南防波堤」、そしてそれらの中間にある「島防波堤」で構成されます。

明治30年から明治41年にかけて行われた第一期工事では、北防波堤の建設が、そして明治41年から大正10年にかけて行われた第二期工事では、南防波堤、島防波堤の建設、北防波堤の延伸が行われました。

防波堤の建設にあたっては、廣井勇、伊藤長右衛門といった日本人技術者の実学的な設計や先進的なアイデアが活かされています。

特に、第一期工事の建設を統括した廣井勇が、堤体に「スローピング・ブロック・システム(斜塊積み)」を採用するなどして防波堤の安定性を高めたこと、また、当時充分解明されていなかったコンクリートについて強度や経年劣化を調査したことなどは、近代土木工学において全国的にも注目されるものです。

また、第二期工事を統括した伊藤長右衛門は、堤体に使用した「ケーソン」と呼ばれる巨大なコンクリート製の函(はこ)を、斜路を使って海中に滑り落とす方法を考案しました。この画期的な方法は、のちに各港の建設で用いられました。

小樽港防波堤施設は、明治前期まで外国人技師が統括していた港湾整備において、日本人技術者が、調査から、計画、設計、製作、施工までの全てを統括し建設した、記念碑とも言える施設です。

当時の最高水準の技術で築かれた防波堤は、竣工から100年以上経った現在もなお小樽港の安全を守り続けています。

北海道開発局 小樽開発建設部 小樽港湾事務所内にある「みなとの資料コーナー」では、小樽港建設の歴史を紹介しています。詳しくは、北海道開発局 小樽開発建設部 小樽港湾事務所のホームページをご覧ください。

防波堤は越波等により危険なため立入禁止です。

 南防波堤の遠景 北防波堤の側面 

お問い合わせ

教育委員会教育部 生涯学習課
住所:〒047-0034 小樽市緑3丁目4番1号
TEL:0134-32-4111内線7531・7532
FAX:0134-33-6608
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