保健所記者会見記録令和2年4月25日(新型コロナウイルスに関連した患者の発生)

公開日 2020年10月02日

更新日 2021年02月05日

下記のとおり、保健所から発表がありました(午後3時00分~)

(医療業務担当部長)

 お集まりいただきありがとうございます。

 小樽市内におきまして、本日9例目から12例目となります4例の新型コロナウイルスに関連いたしました感染症の患者が確認されましたので御報告いたします。

 患者さんの概要でありますが、まず市内9例目、道内では563例目となりますが、この方は年代は非公表、性別は女性、国籍は日本、居住地は小樽市、職業は非公表の方でございます。4月17日から発熱の症状が出まして19日から嗅覚障害、味覚障害が出現し、20日から頭痛が出現しております。同日、保健所の帰国者・接触者相談センターに相談がありまして、他市における陽性者との接触の可能性があるということで、帰国者・接触者外来を受診されております。24日に倶知安保健所にて検査を行い、市内の感染症指定医療機関にその日のうちに入院しております。本日25日に陽性が判明しております。軽症であり、会話は可能です。海外渡航歴はありません。行動歴及び濃厚接触者については現在調査中でございます。

 続きまして、市内10例目、道内564例目の方でございますが、年代は非公表、性別は女性、国籍は日本、居住地は小樽市、職業は非公表でございます。4月14日に咳症状が出現し、16日に市内医療機関Aを受診しております。翌17日に発熱が出現し、咳も持続、翌日18日に嗅覚障害も出現しております。20日になって37℃の発熱が残っていて、鼻汁、倦怠感等の症状があり、同日保健所の帰国者・接触者相談センターに相談がありました。この方は市内9例目の濃厚接触者であることもあり、帰国者・接触者外来を受診しております。4月24日に倶知安保健所にて検査を行いまして、同日、市内感染症指定医療機関に入院、本日陽性が判明しております。軽症で会話は可能であります。海外渡航歴はなく、行動歴及び濃厚接触者については現在調査中であります。

 続きまして、市内11例目でありますが、道内565例目となりますが、この方は年代非公表、性別は男性で国籍は日本、居住地は小樽市、職業は非公表でございます。4月11日から12日にかけて39℃の発熱があり、その後、熱は38℃に下がりましたが3~4日間、味覚障害が続いていました。23日に保健所の帰国者・接触者相談センターに相談があり、この方も他市における陽性者との接触の可能性があるということで検体採取を行っております。翌24日に倶知安保健所にて検査を行いまして、本日陽性が判明しております。市内の感染症指定医療機関に入院しており、軽症で会話は可能です。海外渡航歴はなく行動歴及び濃厚接触者については現在調査中でございます。

 次に市内12例目の方ですが、道内566例目となりますが、年代は非公表、性別は男性、国籍は日本、居住地は小樽市、職業は非公表であります。4月11日から12日にかけて37.5℃の発熱があり、鼻汁、嗅覚障害も見られております。23日に保健所の帰国者・接触者相談センターに相談があり、この方も他市の陽性者との接触の可能性があるということで検体を採取しております。24日に倶知安保健所で検査を行い本日陽性が判明したということで、市内の指定医療機関に入院しております。この方も軽症で会話は可能でございます。海外渡航歴なく、行動歴及び濃厚接触者につきましては現在調査中でございます。

 本日は以上4例でございますが、この中で、市内9例目、11例目と12例目の方につきましては、昨日の8例目の公表の際にも説明させていただきましたが、一昨日に札幌市で陽性確認を発表した道内533例目となる50代男性の方が主宰するスポーツ教室に通っていた方でございます。いずれも新型コロナウイルスの感染を疑う症状が出現していたということで行政検査の対象となったということでございます。また、10例目の方は、9例目の方の濃厚接触者ということでございます。

 私のほうからは以上でご説明を終わります。

報道機関から次のような質疑がありました

(FMおたる)

9例目、11例目、12例目の3名の方が札幌の533例目の男性の方と濃厚接触があったと認識してよいでしょうか。

 

(医療業務担当部長)

533例目の方との接触の状況については、今後調べていかなければなりませんが、その方が主宰しているスポーツ教室に3名が参加をしていたと確認をしております。

 

(NHK)

9例目と10例目の方の関係性ですが、ご家族ということですか。

 

(医療業務担当部長)

この二方については濃厚接触者ということで、ご本人のご希望がございまして公表はここまでに止めさせていただきます。

 

(小樽ジャーナル)

昨日発表した男性の方の濃厚接触者はこの中でどの方になりますか。

 

(医療業務担当部長)

昨日の8例目の方は9例目の濃厚接触者ということになります。

 

(北海道新聞)

確認なんですが、533例目の男性の主宰するスポーツ教室の利用者のどなたかと少なくとも接触したと見られるということですか。主宰者本人と接触したかどうかはわからないけれども、教室に通っていた感染者と接触していただろうと見られるということでいいですか。

 

(医療業務担当部長)

そういうことになるかと思います。

 

(小樽ジャーナル)

3名の皆さんはスポーツ教室の主宰者との濃厚接触者になるのか。

 

(医療業務担当部長)

そこはまだはっきりわからないのですが、その教室に通っており、少なくとも主宰者の感染は確認されておりましたので、症状が出ているということもあって検査対象とし、調べてみたら陽性であったということです。

 

(北海道新聞)

そのスポーツ教室いうのは札幌に所在するわけですよね。どこが判断するのかわかりませんが、いわゆるクラスターと認められるのでしょうか。

 

(医療業務担当部長)

まず、スポーツ教室がどこにあるのかということも私どもで押さえておりますけれども、あくまで主宰されている方が札幌市在住ということでありまして、私どもとしてはそこに通っていた方の居住地が小樽市であったということで、このような形で発表しておりますが、全容につきましては、今後、札幌市と連携しながら調査を進めて明らかにしていきたいと考えております。現時点でクラスターといえるような状況かどうかはわからないと考えております。

 

(北海道新聞)

クラスターではないというのは、どういう点が欠けているのでしょうか。

 

(医療業務担当部長)

私たちのほうでは、その施設を直接調べられる立場にはないということもございますので、全体像が見えてきてからそのような判断に至るのかどうかということになるかと思います。私どもとしてはクラスターであるかどうか判断する立場にはないと考えております。

 

(小樽ジャーナル)

昨日再検査していて自宅待機をしていた5名の方のうち4名が陽性ということで、家族への感染はどう考えますか。

 

(医療業務担当部長)

昨日、5名の方が再々検査となっていると申し上げましたが、その中で、陽性となった方は2名です。外の3名は陰性を確認しております。

 

(北海道新聞)

確認です。スポーツ教室が札幌市にあるとは言えないのですね。

 

(医療業務担当部長)

昨日も説明しましたが、スポーツ教室の主宰者が札幌市の方ということで、その施設が札幌市にあるかどうかについては、私どもの所管ではないので、公表は差し控えさせていただきます。

 

(北海道新聞)

倶知安保健所での検査とありますが、倶知安保健所でも検査ができるのですね。

 

(医療業務担当部長)

倶知安保健所でも昨日からPCR検査ができるようになりました。

 

(北海道新聞)

今後も恒常的に倶知安保健所での検査となるのですか。

 

(医療業務担当部長)

基本として小樽市分については、小樽市保健所で行うことになりますが、昨日ご説明いたしましたが、現在検査の不具合が生じておりますので、原因を究明して対策を講じて、きちんと検査ができることを確認したうえで再開をしたい、それまでは道にご相談をして北海道立衛生研究所や道立保健所のほうで検査をするということが、体制が整うまで続くと考えています。

 

(北海道新聞)

あくまで臨時的にやっているとうことでよいか。

 

(医療業務担当部長)

ずっとということではありません。

 

(小樽ジャーナル)

この後、明日検査の結果がわかる人は何人となっていますか。

 

(医療業務担当部長)

後ほど確認してお知らせいたします。

 

(保健所次長)

質問がなければこれで会見を終了いたします。ありがとうございました。

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