公開日 2020年10月02日
更新日 2021年02月05日
下記のとおり、保健所から発表がありました(午後5時00分~)
(医療業務担当部長)
お集まりいただきありがとうございます。
本日、小樽市内におきまして16例目、17例目、18例目、道内では917例目、918例目、919例目となる3名の方の新型コロナウイルスに関連した感染症の患者が確認されましたので御報告いたします。
概要でありますが、まず、市内16例目、道内917例目の方ですが、年代は非公表、性別は男性、国籍は日本、居住地は小樽市、職業は自営業の方でございます。
症状・経過でありますが、5月4日に倦怠感が現れたことから、帰国者・接触者外来を受診し検体を採取して、翌日道立衛生研究所で検査を行っております。本日陽性を確認し、市内の感染症指定医療機関に入院しております。症状は軽症で会話は可能でございます。海外渡航歴はなく行動歴及び濃厚接触者については現在調査を進めているところでございます。この方は道内918例目、919例目の患者さんの濃厚接触者でございます。
次に、市内17例目、道内918例目の方ですが、年代は非公表、性別は女性、国籍は日本、居住地は小樽市、職業は自営業の方でございます。
症状・経過でありますが、5月2日に37℃台の発熱があり、また、倦怠感、頭痛があり、翌3日に熱が38.2℃に上昇し、4日に背部痛、鼻閉感が出現しております。
陽性者との接触があるということがわかりましたので、帰国者・接触者外来を受診し検体を採取しております。6日に道立衛生研究所にて検査を行い、本日7日に陽性が判明し市内感染症指定医療機関に入院しております。症状は軽症で会話は可能でございます。海外渡航歴なく、行動歴及び濃厚接触者については現在調査中でございますが、この方は、道内849例目、895例目、896例目、897例目、そして本日の917、919例目の患者さんの濃厚接触者でございます。
続きまして、市内18例目、道内919例目の方ですが、年代は非公表、性別は女性、国籍は日本、居住地は小樽市、職業は非公表でございます。
4月28日に37.5℃の発熱があり、30日には鼻汁、咳があり市内医療機関Aを受診しております。
5月4日に陽性者との接触があるとわかりましたので、帰国者・接触者外来を受診し検体を採取しております。5月6日に道立衛生研究所で検査を行い、本日、陽性が確認され、市内感染症指定医療機関に入院しております。症状は軽症で会話は可能でございます。海外渡航歴なく行動歴及び濃厚接触者については現在調査中でありますが、この方も17例目の方と同じように道内849例目を含め4人の方々、そして市内16例目、17例目の方の濃厚接触者ということでございます。
私からは以上でございます。
報道機関から次のような質疑がありました
(北海道新聞)
市内17、18例目ですが、5月4日に陽性者との接触があり、道内849例目の方の濃厚接触者ということで検査を行ったということでいいですか。
(医療業務担当部長)
道内849例目の方は70代男性で、後志管内の方ということで5月4日に北海道から公表されており、この時点でこの方との濃厚接触者ということで検査を行いました。
(北海道新聞)
市内17、18例目の方と5月4日に公表された方の関係性についてどうですか。
(医療業務担当部長)
本日公表しました16、17、18例目の方はご家族です。道内849例目、895から897例目の方々とはご親族の関係にあると伺っております。
(北海道新聞)
市内16例目の方が後志管内の方との接触がないというのはどういうことですか。
(医療業務担当部長)
市内17、18例目の方は他の4人との接触があったと伺っていますが、16例目の方もご親族とは聞いていますが、遡っての2週間の間では接触がなかったと確認をしております。17、18例目の方とご家族の関係にあるということで、感染されたと考えております。
(北海道新聞)
今回、市内で3人いますが、家族の構成はお話しできますか。
(医療業務担当部長)
その点につきましては、ご本人たちのご希望により非公表とさせていただきます。
(STV)
確認ですが、道内849、895、896、897例目の4人が親族ということでいいですか。
(医療業務担当部長)
すでに北海道が公表した4名の方と今回の3名の方は皆さん親族の関係にあります。
(朝日新聞)
17例目で5月4日に陽性者と接触とありますが、18例目の方も同じく5月4日に陽性者と接触とあり、この陽性者というのは道内849例目の方だけということでしょうか。それとも897例目の方まで4人の方々ということになるのでしょうか。
(医療業務担当部長)
4名の方と接触があったということです。
(朝日新聞)
この陽性者というのはイコール4人の陽性者ということでいいですか。
(医療業務担当部長)
5月4日の時点では道内849例目の方の陽性が確認されており、他3名の方については5月6日に陽性が判明したと北海道から連絡をいただいております。
(UHB)
5月4日の陽性者との接触というのは、どういう場面で、どういう接触の仕方をしているのでしょうか。
(医療業務担当部長)
親族の中で比較的長い時間ご一緒されていたということで、食事などを一緒に取られていたということがあったようでございます。
(UHB)
道内849例目の方は5月4日に判明しているが、判明した日に皆さん食事をしていたのですか。
(医療業務担当部長)
その数日前に、皆さんご一緒になっていて、そこで接触があったようでございます。
(UHB)
数日前に接触していて、5月4日に判明ということですか。5月4日には会っていないということですか。
(医療業務担当部長)
5月4日には会っていません。
(北海道新聞)
配布資料では5月4日に接触ありと見えるが、この日には会っていないということですか。接触があったことが判明したということでいいですか。
(医療業務担当部長)
この日に接触があったということではなく、接触があったことがわかったので検査をしたということになります。
表現が分かりづらく申し訳ありません。
(北海道新聞)
濃厚接触者として挙げられた6名以外に、同席した方や濃厚接触者はいるのでしょうか。
(医療業務担当部長)
何人かいらっしゃいますが、小樽市内に居住している方につきまして、本日は3名の方について発表させていただきました。他に接触のあるご家族もいましたが、これらの方々の全員の陰性は確認しております。
(北海道新聞)
何名いるのか教えていただけますか。
(医療業務担当部長)
具体的な人数については公表を控えさせていただきます。
(朝日新聞)
陰性を確認した方たちについては家族、親族のどちらの表現が適切といえるのでしょうか
(医療業務担当部長)
同居するご家族の中で今回の3名の方の陽性が確認され、残りの方の陰性が確認されています。
(UHB)
公表された3名については市内に同居しているということでいいですか。
(医療業務担当部長)
市内で同居されております。
(STV)
何かの集まりがあって接触しているのか、具体的にどのような場であったのか教えてもらえますか。
(医療業務担当部長)
このご親族だけで集まったということで、一緒に食事をする中で、比較的長い時間の接触になったということです。
(読売新聞)
例えば花見とか、なんらかの言い方ができる集まりではなかったのですか。
(医療業務担当部長)
ご親族が集まって、一緒にご飯を食べたということのようです。特別な行事のようなものではないということです。
(読売新聞)
市内16例目の方の濃厚接触者との接触というのは、17、18例目の方との接触ということでいいですか。
(医療業務担当部長)
そのとおりです。
(STV)
会食していた場所は自宅なのか、どこかの店なのか言えますか。
(医療業務担当部長)
店ではないようです。ご親族の方の家に集まっていたと伺っております。
(UHB)
食事の場所は3密にあったと推測されますか。
(医療業務担当部長)
詳しい確認はできていませんが、おそらく濃厚な接触があったのではないかと推察をしています。
(UHB)
何人くらい集まっていたのでしょうか。
(医療業務担当部長)
確認はできていません。
(読売新聞)
後志の関係の道内849、895、896、897例目の方たちは家族ではないのでしょうか。
(医療業務担当部長)
関係性については非公表ということです。
(NHK)
市内16、17例目は自営業の方ということですが、18例目の方はこの方たちの娘さんということは言えますか。
(医療業務担当部長)
関係性については非公表とさせていただきます。
(読売新聞)
見方としては、後志管内の親族の方からうつったと考えられますが、その後志の方はどこからうつったのかということは分かっているのですか。
(医療業務担当部長)
その情報については私どもでは持ち合わせておりません。北海道からも伺っておりません。
(読売新聞)
これから聞かれるのですか。
(医療業務担当部長)
北海道のほうで調査を進めていくことになると思います。
(読売新聞)
今日は3人の陽性者が出ましたが、これをもって、小樽市内で感染の可能性のある方が増えてくるようなことはあるのでしょうか。
(医療業務担当部長)
小樽市は札幌市に隣接している位置にあるということもあり、どこで感染者が出るかわからない状況にあるわけですが、今回の事例に関して言えば繋がりが分かっていますので、わからないところからの陽性者の発生ではないと考えています。
(UHB)
自営業ということですが、いつまで仕事をしていて不特定多数の方と会うようなことはなかったのですか。
(医療業務担当部長)
不特定多数の方と接触するような仕事ではないようで、詳しい状況は確認中ですが、症状が出た2日前までは仕事をされており、その後は仕事をしていないと聞いております。
(UHB)
市内16、17例目の方は同じ職場ということでいいですか。
(医療業務担当部長)
お二人は同じ職場になります。
(北海道新聞)
道内849例目の方の発症日が4月28日ということですが、この方たちがあっていたのはこれより以前ということになりますか。時期でいうと4月の中旬、下旬どちらになりますか。
(医療業務担当部長)
4月28日以前になります。下旬ということになるかと思います。
(STV)
確認ですが、市内16例目の方は一緒に食事はしていないということでいいですか。
(医療業務担当部長)
そのとおりです。
(UHB)
会食をされていた方たちで、他の方たちは全員陰性ということですか。
(医療業務担当部長)
少なくとも小樽市に居住されている方たちに関しては、全て陰性を確認しております。
(UHB)
道内のほかの地域からも集まっていたということですか。市外の方から感染が広がる可能性はあるのでしょうか。
(医療業務担当部長)
小樽市以外の方については、5月4日、6日に後志管内ということで公表されています。小樽市以外の部分については、北海道で把握されていると思います。
(HTB)
この親族の方々の会食は、5月4日の前ということですが、具体的に何日かと言えますか。
(医療業務担当部長)
日付や人数を具体的に言いますと、この親族が特定される恐れがありますし、ご本人たちのご希望もあり非公表とさせていただきます。
(HTB)
何人集まっていたかというのは明らかにされていませんが、保健所では把握されているのですか。
(医療業務担当部長)
小樽市に居住されている方が何人いたかについては把握しておりますが、全体の数については把握しておらず、確認できる立場にもないと考えています。
(HTB)
年代も非公表となっている理由はなんですか。
(医療業務担当部長)
ご家族の方が、年代についても非公表との希望があったためです。
(HTB)
小樽居住以外の方たちが、どこに居住されているのか把握されていますか。
(医療業務担当部長)
情報としては北海道からある程度はいただいていますが、本市で把握しているのは、小樽市に居住されている方についてであり、詳細については知りえる立場にないものと考えています。
(読売新聞)
小樽市のPCR検査の今後の見通しについてはどう考えていますか。
(医療業務担当部長)
小樽市でのPCR検査の再開につきましては、この連休中も検査の再開に向けて原因の究明を行ってまいりましたが、まだ、いつから再開できるか申し上げられる状況には至っておりませんが、できるだけ早急に再開できるよう全力で進めております。
(読売新聞)
小樽市でPCR検査ができないことによって、なにか滞っているような状況はありませんか。
(医療業務担当部長)
検査の依頼があった分については、北海道の協力のもと全て検査を行えております。ただし、検査結果の判明まで1日多く要してしまいます。この1日のタイムラグを解消すべく検査体制を取り戻していきたいと考えております。
(UHB)
道内849例目の方が症状が出始めたのは何日になりますか。食事会が行われたのはこの日の前ですか後ですか。
(医療業務担当部長)
北海道の公表資料によりますと、4月28日が発症日となっています。食事会はこの日より前になります。4月下旬ということになります。
(北海道新聞)
食事会の場所は市内ですか。
(医療業務担当部長)
市内ではなく後志管内になります。
(STV)
確認ですが、陽性となった方以外にも数名いて、その方たちは陰性ということでいいですか。
(医療業務担当部長)
小樽市内に居住されるご家族については、3名の方以外の方は陰性を確認しております。
(読売新聞)
会食の日時ですが、4月28日以前に後志地方在住の方々のところで開かれたということでいいですか。
(医療業務担当部長)
後志管内に居住される方の家に集まって、そこで交流があったということを伺っております。
(HTB)
このご親族の方々が、会食の日以降に外部の方々と接触されていたことはあるのでしょうか。
(医療業務担当部長)
現在調査中です。
(HTB)
各地でクラスターが発生している状況で、会食の場所がわからないというのは危険であると感じるがいかがお考えですか。
(医療業務担当部長)
今回は、ご親族の集まりの中で陽性者が発生した例であり、接触された方についてはほぼ特定されております。広がる恐れがある場合にはさらに情報提供を行うこともありますが、ご家族からもプライバシーを守っていただきたいという要望もありましたのでこのような公表とさせていただきました。
(HTB)
小樽市として今後広がる恐れはないと考えているのですか。
(医療業務担当部長)
不特定多数の方との接触がある恐れはほとんどない状況であると考えていますが、現時点で明言はできません。
(HTB)
自営業ということですが、多くのお客様と接する仕事ではないということでいいですか。家族でやっておられる小さな会社という意味ですか。それとも何人か従業員がいるような会社でしょうか。
(医療業務担当部長)
市内16例目の方は大勢の方との接触がある仕事には就いていないと確認しております。
大きな会社ではないようですが、数名程度の従業員がいる会社であると聞いております。
(読売新聞)
要望になりますが、やむを得ない部分もあると思いますが、年代くらいは公表しないと報道しても受け手はよくわからず、年代を出しても個人の特定は不可能と考える。保健所側としても年代程度は公表するようお願いしてもいいと思いますがどうですか。
(医療業務担当部長)
ご意見は伺っておきたいと思います。個人情報の保護という部分と公衆衛生上の必要な部分を比較しながらその都度行っており、今回については、接触の範囲が特定できているということもあり、ご本人たちのご希望を尊重して非公表とさせていただきました。
(HTB)
今回の発生状況は、小樽市保健所としてクラスターという認識はありますか。
(医療業務担当部長)
この事例については、私どもが全体を見る立場にありませんので、クラスターと言えるかどうかについて判断できる状況にはないと思っています。
(保健所次長)
他に質問がなければ以上で会見を終了いたします。ありがとうございました。