保健所記者会見記録令和2年7月2日(新型コロナウイルスに関連した患者の発生)

公開日 2020年10月02日

更新日 2021年02月05日

【日中にカラオケのできるスナックにおけるクラスター(集団感染)関連で、新たに2名の感染者を確認しました。】

 

 7月1日に、いわゆる「昼カラ」のクラスターに関連した感染者2名を確認しました。

 2名とも小樽市在住、日本国籍の男性で症状は軽症です。年代等は、1名は80歳代の無職の方で、現在、感染症指定医療機関に入院中、スナックB店を利用していました。もう1名は、60歳代の職業、非公表の方で、現在、市内医療機関に入院中、スナックC店(「カレン」)を利用していました。

 これで、今回のクラスターに関係する一連の感染者は39名となりましたが、全て、感染経路ははっきりしていて、現状で市中感染は発生していないと認識しています。

市からのお知らせ

下記のとおり、保健所から発表がありました(午後3時30分~)

(保健所次長)

 それでは、ただいまから新型コロナウイルスに関連した患者の発生について報告させていただきます。本日は、保健所医療業務担当部長、田中よりご報告いたします。

 

(保健所医療業務担当部長)

 本日は、急遽、お集まりいただきまして、ありがとうございます。それでは、私から新型コロナウイルスに関連した患者の発生についてご説明をさせていただきます。

 昨日、7月1日になりますが、市内において57例目、道内では1268例目、また市内58例目、道内では1269例目となりますが、新型コロナウイルスに関連した感染症の患者が確認されました。

 概要ですが、まず市内57例目の方ですが、80歳代の男性です。居住地は小樽市、職業は無職の方です。発症日は6月27日、主な症状は倦怠感です。陽性が確定したのが、昨日7月1日で、感染症指定医療機関に現在入院されています。症状は軽症で、会話は可能です。行動歴・濃厚接触者については現在調査中ということですが、市内飲食店Bにおいてカラオケを利用されています。

 続きまして、市内58例目の方ですが、60歳代の男性、居住地は小樽市で職業は非公表です。発症日は6月27日、主症状は頭痛、関節痛、発熱で、陽性の確定が7月1日で、現在は市内の医療機関に入院されています。軽症で会話は可能です。行動歴・濃厚接触者については現在調査中ですが、市内の飲食店Cにおいてカラオケを利用されています。

 私からの説明は以上です。

報道機関から次のような質疑がありました

(保健所次長)

ご質問等ございましたら、どうぞご発言ください。

 

(HTB)

57例目、58例目、ともに利用客ということでよろしかったでしょうか。

 

(保健所医療業務担当部長)

はい、お客さんで結構です。

 

(STV)

今回のお二人のそれぞれのお店を最後に利用ないしは利用した日と、昼のカラオケで間違いないか確認させてください。

 

(保健所医療業務担当部長)

まず、57例目の方は6月に入って13日と19日にこの店を利用されていまして、この方は昼の利用です。それから、58例目の方は、6月22日にC店を利用されていて、この方は夜訪れています。

 

(STV)

昨日発表のあった方もC店の夜っていう、同じ日に利用されていたということになりますか。

 

(保健所医療業務担当部長)

昨日の56例目の方は6月18日に行かれています。

 

(STV)

日付は違いますか。

 

(保健所医療業務担当部長)

違いますね。

 

(STV)

現在、夜のカラオケを利用されていた方というのは、元から検査をするリストというか、範囲の中には入っていた方ですか。

 

(保健所医療業務担当部長)

C店については夜も対象にしています。

 

(STV)

今回の方も店名の公表後に連絡をしてくれた方で間違いないですか。

 

(保健所医療業務担当部長)

58例目の方は保健所でこの店を利用されていたということで把握をしておりまして、その後、こちらからご連絡をしていたのですが、6月27日にこの方症状出ていますが、6月30日に保健所に症状が出現してからそのまま経過しているということでご相談があって、6月30日同日に市内の接触者外来の方に受診をしていただきまして、そこでそのまま検体採取を行ったということです。そして翌日に結果が判明したということです。

 

(STV)

現段階でC店カレンの利用客の中でまだ連絡がつかない方は何人ほどいらっしゃいますか。

 

(保健所医療業務担当部長)

直近の数で申し上げます。一人減って、一人わからなかった方がわかりまして、昨日申し上げた5人くらいと申し上げたと思いますが、そこから一人減っている状況です。

 

(HTB)

具体的に何人ですか。

 

(保健所医療業務担当部長)

すみません、昨日5人くらいと申し上げましたが、重複とかの確認をしておりましたので、今日だいたい確かな数がはっきりわかりまして、6人だったのが今日時点で5人になったということで確認しています。

 

(STV)

5人ほどでなく、5人と言ってしまって大丈夫ですか。

 

(保健所医療業務担当部長)

今の段階では5人です。

 

(NHK)

昨日の方、カラオケを利用していたかどうかわからないということで、今回、資料にもあるようにカラオケを利用という形で、58例目の夜の方もカラオケを利用していたということはもう把握されているのでしょうか。

 

(保健所医療業務担当部長)

はい。この方はカラオケを利用されています。

 

(NHK)

昼カラに関連する感染者の方、連絡取れないのが5人と、少しずつ少なくはなってきているが、まだ感染者は出ているという状況で、保健所ではどのように現状を把握しているのか、現実をどのように見ていますか。

 

(保健所医療業務担当部長)

C店につきましては、可能な限り伝票等を起こして、何人の方が来ていたのか、というところから入って、公表もさせていただいて、かなり全体像が見えてきた状況だと思っています。しかしながら、あと5人把握ができていない方がいらっしゃるので、心当たりの方というか、6月に入ってから、特に後半にこの「カレン」というお店を利用された方には、ぜひ保健所にご連絡をいただきたいです。ご本人が気がつかない場合もあるかもしれませんので、お知り合い等で「ひょっとしたらあそこのお店に行ったのではないか」という方も、保健所にご連絡をいただければと思います。

 

(NHK)

今現在出ているのは基本的には昼カラ関連で、市中感染であったり、小樽市内での感染の状況はどのように考えていますか。

 

(保健所医療業務担当部長)

この一連の感染量としては全部で39名になるかと思いますが、全てつながりがはっきり見えている方々ですので、市中感染が起こっている状況ではないと考えています。しかしながら、これだけの数の方がいろいろな社会活動・経済活動を行っていますので、いろいろな接触者の方がいらっしゃると思いますので、まだまだ油断はできない状況だと思っています。

 

(HTB)

昼カラ関連で、結局合計では何人が陽性になったのでしょうか。

 

(保健所医療業務担当部長)

お店を利用されていた方、A店B店C店を利用されていた方から33名、そしてそれらお店を利用されていた方の濃厚接触者として6名の合計39名の方がこの関連では確認されているという状況です。

 

(HBC)

今日出た患者の57例目と58例目は再陽性でしたか。

 

(保健所医療業務担当部長)

二人とも再陽性ではありません。

 

(北海道新聞)

57例目、58例目それぞれお一人で行かれているのでしょうか。それともこれまで発表のあったお客さんとのつながりは何か見えているものはあるのでしょうか。

 

(保健所医療業務担当部長)

57例目の方はお一人でお店に行かれています。58例目の方はグループで行かれています。6人ほどのグループで行かれていますが、陽性が確認されたのはこの方お一人です。

 

(北海道新聞)

残る5人の方は検査の結果で陰性が出たのでしょうか。それともまだ経過を観察中ですか。

 

(保健所医療業務担当部長)

他の方は陰性を確認しています。

 

(小樽ジャーナル)

昨日20件の検査があるとお聞きしていましたが、そのうちの2件がこの発表だと、残りの18件は陰性でしょうか。

 

(保健所医療業務担当部長)

はい。18件は陰性です。

 

(小樽ジャーナル)

今日入院されている方なのですが、軽症で、お一人は感染指定医療機関、もう一人は市内医療機関に入院しているというのは何か理由があるのですか。

 

(保健所医療業務担当部長)

58例目の方は市内で感染症指定医療機関ではない医療機関の方に入院をされているという意味です。

 

(小樽ジャーナル)

特に分けた理由はありますか。

 

(保健所次長)

入院先の調整を行った結果、別々の病院に入るということになりました。

 

(読売新聞)

39人で、このうち重症の方は現時点で何人ですか。

 

(保健所医療業務担当部長)

現在2名の方が重症です。

 

(読売新聞)

それはどの方でしょうか。

 

(保健所医療業務担当部長)

35例目の方と、36例目の方お二人が重症です。

 

(STV)

今日に限った話ではないのですが、これまでの昼カラオケの関連の感染者の中で、例えばカラオケ以外での接点の他、そこから外に広がりそうな別の要因というのは現段階で見いだせていますか。それともカラオケの中だけでの感染と考えていますか。

 

(保健所医療業務担当部長)

これだけの数の方がいらっしゃいますので、それぞれご家族との接触もありますし、普段のこれ以外の活動での接触もあったわけですが、昨日公表させていただいた趣味のつながりの方、そういった方にも一部感染は広がっていましたが、全体としてはこのカラオケ店の中、カラオケ店の利用者とその親しい方、そこに感染は集中していまして、それ以外の方はほぼいらっしゃらないという状況です。

 

(STV)

それぞれの感染された方のつながりがカラオケと見て間違いないということですか。

 

(保健所医療業務担当部長)

ほとんどの方がカラオケでのつながり、カラオケ店を通して、と言えるかと思います。

 

(北海道新聞)

それぞれ何人で行ったかというお話がありましたが、それ以外、同行者以外に店に居合わせた人という意味では何人ぐらいいらっしゃったか、どういう人だったか、わかりますか。

 

(保健所医療業務担当部長)

57例目の方が現在すでに入院されていますが、詳細な行動歴等、なかなか聞き取りが難しい状態にありまして、会話は可能となっていますが、意思の疎通がなかなかうまく図れていない状況があります。そこの時点でのそのお店の状況がまだ把握が十分できていないところで、これからさらに調べていきたいと思っています。それから58例目の方、6人のグループでと申し上げましたが、ほぼそのグループだけの利用だったということを確認しています。

 

(北海道新聞)

つまり後はそのお店の経営者の方ということですか。

 

(保健所医療業務担当部長)

そうですね。

 

(北海道新聞)

お一人ですか。

 

(保健所医療業務担当部長)

そういうことになります。

 

(北海道新聞)

明日結果が出るのは、結果待ちの検体はいくつですか。

 

(保健所医療業務担当部長)

この後、判明するのが13名予定されていて、明日検体を採取する予定の人が15名ぐらいいらっしゃいます。これは増えるかもしれませんが、そういう状況です。

 

(北海道新聞)

さらに検体を採取すべき人は何人くらいいますか。

 

(保健所医療業務担当部長)

だいぶその数は減ってきていまして、ちょっとその数までアップデートできていないのですが、だいたい追えていない人は15人ぐらいいるかという話もしてきましたが、そこの数はだいぶ減ってきていると考えています。ちょっと今正確な数は申し上げる状況ではないですが、だいぶ減ってきているとご理解いただければと思います。

 

(STV)

カレンの夜の利用の方の感染も確認されていますが、この夜の方というのは、一般的な考え方としては、昼どこかのお店から来たお客さんにマスターがかかって、そこから夜のお客さんにかかったと考えるのが自然なのか、それとも別の、人を介さないというか、店という場所での感染というか、どう考えれば自然なのでしょうか。

 

(保健所医療業務担当部長)

C店について申し上げますと、C店の経営者の方が陽性だったことが確認されていますので、店で広がったという理解よりは、現在はそのマスターとの、経営者との濃厚接触によって感染された方がだんだんポツポツ出てきているのかなというふうに押さえているところです。

 

(STV)

今回、夜に感染した方は、夜では別のお店に行ったということは確認していますか。

 

(保健所医療業務担当部長)

そこはまだ確認できていないです。

 

(保健所次長)

他にありませんでしょうか。無いようであれば、以上をもちまして記者会見を終了させていただきます。ありがとうございました。

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