水銀を含有する魚介類等の摂食に関する注意事項について

公開日 2020年10月10日

更新日 2021年03月18日

※この注意事項は、胎児の健康を保護するためにお知らせしています。子供や一般の方々には、通常食べる魚介類に含まれる水銀によって健康が害される心配はありません。 

厚生労働省医薬食品局から、妊娠している方又は妊娠の可能性のある方を対象として、水銀を含有する魚介類等の摂食に関する注意事項が下記のとおり通知されています。

 

  • 日本国内における食品を通じた平均の水銀摂取量は、食品安全委員会が公表した妊婦を対象とした耐容量の6割ほどで、一般に胎児への影響が懸念されるような状況ではありません。
  • 魚介類は、他の食品に比べ良質なたんぱく質などを多く含み、健やかな妊娠と出産に重要なバランスのよい食事に欠かせない食材ですが、一部の魚介類では、自然界にある水銀を食物連鎖の中で体内に蓄積し、他の魚介類に比較して水銀濃度が高いものもあります。水銀濃度が高い魚介類は摂取しないということではなく、偏って多量に食べることは避け、水銀摂取量を減らすことで魚食のメリットを生かしましょう。
  • 次の表に掲げた魚介類を摂取するときは、それぞれ目安量をご参照ください。

 

魚介類摂取の目安
魚介類 摂食量(筋肉)の目安
バンドウイルカ

1回80gとして妊婦は2ヶ月に1回まで

(1週間当たり10g程度)

コビレゴンドウ

1回80gとして妊婦は2週間に1回まで

(1週間当たり40g程度)

キンメダイ

メカジキ

クロマグロ

メバチ(メバチマグロ)

エッチュウバイガイ

ツチクジラ

マッコウクジラ

1回80gとして妊婦は週に1回まで

(1週間当たり80g程度)

キダイ

マカジキ

ユメカサゴ

ミナミマグロ

ヨシキリザメ

イシイルカ

クロムツ

1回80gとして妊婦は週に2回まで

(1週間当たり160g程度)

 

<参考>魚介類の消費形態ごとの一般的な重量

寿司

刺身

一貫又は一切れ当たり

15g

刺身

一人前当たり

80g

切り身

一切れ当たり

80g

 

※マグロの中でも、キハダ、ビンナガ、メジマグロ(クロマグロの幼魚)、ツナ缶は通常の摂食で差し支えありません。

  • 表中の魚介類のうち、複数の魚種を一度に食べる場合はそれぞれの量を減らしたり、ある週に食べ過ぎた場合は次の週に量を減らしたりして、摂取量を工夫しましょう。

 

参考リンク

お問い合わせ

保健所 生活衛生課
住所:〒047-0033 小樽市富岡1丁目5番12号
TEL:0134-22-3118
FAX:0134-22-1469
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