公開日 2020年10月10日
更新日 2024年05月15日
市内複数箇所でドクガの幼虫の発生を確認しました。
イタドリなどの草刈りをおこなう際には御注意ください。
ドクガの幼虫について
体色は黒く、背面にオレンジ色の筋模様が入っています。体長は終齢幼虫で3.5から4.0cmです。
市内でよく見かけるハマナスやイタドリなどの雑草を食害します。
小さいうちは集団で行動しますが6月頃になると分散しはじめ、上記以外の植物も食害します。
被害について
幼虫の体には、長さが0.1mm程度の目に見えないほど小さい毒針毛(どくしんもう)を持っており、毒針毛が皮膚に触れると、赤く腫れあがりかぶれてしまいます。
かゆみは1週間前後続きます。毒針毛は風で飛ばされることで幼虫に直接触れなくても、被害を受けることもあります。
毒針毛がついたときは
皮膚の表面についた毒針毛は、こすったり、ひっかくたびに皮膚に深く刺さり、症状がひどくなるので、最初にテープなどで取り除き、流水で洗い落とすようにしてください。
症状がひどいときは、皮膚科を受診して医師の治療を受けてください。
駆除方法について
駆除を行う効果的な時期は、集団行動している5月中旬頃が適当です。
なお、雑草が繁茂する前に草刈をすると幼虫の発生を抑えることができます。
※駆除を行う際は、レインコートなどの身体に毒針毛がつかないような服装で行ってください。
※幼虫の死がいにも毒針毛は残っており、風により毒針毛が散布される可能性があるため、死がいは放置せずに処理してください。
直接取り除く場合
枝ごと切り落としたり、幼虫を箸などでつまんで取り除いてください。
切り落とした枝や取り除いた幼虫は袋に入れ、ごみとして処理するか、土に埋めてください。
薬剤を使用する場合
園芸店や薬局で市販されている「毛虫用」の殺虫剤を使用して駆除してください。
体質的に薬剤に弱い方が市内にはたくさんおりますので、薬剤散布に際しては、事前に近隣に知らせるよう努めてください。なるべく風の弱い日の近隣に影響が少ない時間帯を選び、散布者自身に薬剤がかからないよう、風上から散布するようにしてください。