ガソリンや灯油、軽油の取り扱いについて

公開日 2020年10月12日

更新日 2023年11月29日

ガソリンや灯油、軽油は、消防法上の「危険物」に該当し、その貯蔵や取り扱いについて様々な規制がなされています。

これらは、普段から私たちの生活に必要不可欠で、何げなく取り扱っているものですが、貯蔵や取り扱いの方法を誤れば、火災や爆発など甚大な被害を及ぼす可能性があります。

事故を防ぐ第一歩は、ガソリンなどが持つ特性を理解し、安全な取り扱い方法を身に付けることです。

そして、いざというときに慌てず、冷静に対処できるよう備えておくことが大切になります。

 

ガソリンや灯油、軽油の特性について

それぞれの性質、危険性、火災予防の方法、保管方法にあっては、次のとおりです。

 

ガソリンの特性

性質

  1. 引火点はマイナス40℃以下
  2. 自動車用ガソリンはオレンジ色に着色されている。

危険性

  1. 極めて引火しやすい。
  2. 揮発しやすく、蒸気は空気より重いため、低いところに滞留しやすい。
  3. 布などの繊維製品にしみ込んだ状態では、空気との接触面積が大きくなるので危険(衣類や体に付着してしまった場合は、直ちに衣類を脱ぎ、大量の水と石けんで洗浄してください。)
  4. ガソリンが入っている容器を激しく動かすことで発生する静電気を蓄積しやすい。

火災予防の方法

  1. 火気を近づけない。
  2. 火花を発する器具の近くで使用しない。

保管方法

  1. 保管している場所の風通し、換気をよくする。
  2. ガソリン用として性能試験に合格している金属製の容器または携行缶で保管する。(ポリ容器で保管することはできません。)
  3. 直射日光の当たらない冷暗所に保管する。
  4. 容器は密栓する。(ノズルやポンプを取り付けたまま蓋をしないで保管することは危険です。)

 

灯油と軽油の特性
性質
  1. 引火点は40℃以上(軽油は引火点45℃以上)
  2. 無色
危険性
  1. 液温が引火点以上になると、引火する危険性はガソリンとほぼ同じ。(夏の暑い時期に風通しの悪い物置等、熱のこもる場所に保管することは危険です。)
  2. 布などの繊維製品にしみ込んだ状態では、空気との接触面積が大きくなるので危険(衣類や体に付着してしまった場合は、直ちに衣類を脱ぎ、大量の水と石けんで洗浄してください。)
  3. 揮発しやすく、蒸気は空気より重いので、低いところに滞留しやすい。
  4. 軽油や灯油が入ってる容器を激しく動かすことで発生する静電気を蓄積しやすい。
火災予防の方法
  1. 火気を近づけない。
  2. 火花を発する器具の近くで使用しない。
保管方法
  1. 保管している場所の風通し、換気をよくする。
  2. 灯油は灯油用として性能試験で合格しているポリ容器で保管する。
  3. 軽油は軽油用として性能試験に合格しているポリ容器で保管するか、ガソリン用の容器や携行缶に「軽油」と表示したもので保管する。
  4. 直射日光の当たらない冷暗所に保管する。
  5. 容器は密栓する。(ノズルやポンプを取り付けたまま蓋をしないで保管することは危険です。)

お問い合わせ

小樽市消防本部予防課保安指導係

電話0134-22-9181

ファクス0134-22-9182

メールyobo-hoan@city.otaru.lg.jp

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