公開日 2020年10月16日
更新日 2021年03月05日
皆様は、レジオネラ症をご存知でしょうか。
免疫力のない方を中心に感染し、深刻化すると 死に至ることもある恐ろしい感染症です。
そこで、このページではレジオネラ症の基礎知識と予防方法について解説 します。
レジオネラ症とは?
レジオネラ症とは、「レジオネラ属菌」という細菌によって起こる感染症です。
この菌がヒトの肺胞に到達すると、そこで増殖を繰り返し、肺炎などの症状を引き起こします。
この感染症の中でも、特に注意が必要な症状は「レジオネラ肺炎」です。
高熱や呼吸困難、吐き気、意識障害などを呈し、重篤化すると死亡するおそれもあります。
どのような方が感染しやすいの?
抵抗力の低い方が感染しやすいといわれています。
幼児や高齢者、ほかの病気にかかっている方は特に注意が必要です。
どのような場所が感染源になるの?
感染源になりやすいのは、次の3点の特徴がある場所です。
1.菌にとって快適な温度が保たれている
2.菌の住処となるヌメリ(生物膜)が形成されやすい
3.目に見えない細かな水滴(エアロゾル)を発する
これら3点を満たす循環式浴槽(24時間風呂)や加湿器のタンク内は注意が必要といえます。
感染を防ぐためにはどうすればよいの?
ここでは、レジオネラ症の感染を防ぐための方法を「循環式浴槽」と「加湿器」の2つの原因別に分けて紹介します。
1.循環式浴槽をお使いの方へ
循環式浴槽を管理するときは、製品の取扱説明書に従って使ってください。
特に、次の3点については製品の種類に関わらず継続を心がけましょう。
2.加湿器をお使いの方へ
加湿器の水タンク内にヌメリが一度できてしまうと、殺菌自体が難しくなります。
そこで、ヌメリが形成されないように次の3点の衛生管理を継続しましょう。
参考
お問い合わせ
保健所 生活衛生課
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