公開日 2020年10月16日
更新日 2025年07月25日
C型肝炎検査について
健康診査における肝炎ウイルス検査については、小樽市ホームページ「肝炎ウイルス検査・エキノコックス症検査」を御覧ください。
また、HIV抗体検査及び性感染症検査(梅毒・クラミジア)、肝炎検査(B型・C型)を無料で行っています。
※ただし、こちらはHIV抗体検査を主体とした検査のため、性感染症検査のみ、肝炎検査のみでは受け付けておりません。
HIV検査の詳細については下記アイコンまたはQRコードから御確認ください。
(参考リンク)全国のHIV/性感染症の検査・相談窓口:HIV検査相談マップ(外部サイト)
C型肝炎とは
C型肝炎は血液を介してC型肝炎ウイルスに感染し、肝炎を引き起こします。C型肝炎に感染すると、約70%が持続感染となり、慢性肝炎、肝硬変、肝がんと進行する場合があります。
感染経路と予防法
【感染経路】水平感染(刺青・針刺し事故・性交渉等による感染)、母子感染
【予防法】C型肝炎ウイルス(HCV)に感染することを避けるためには、感染している人の血液になるべく触れないことが大切です。
- 歯ブラシ、カミソリなど他人の血液が付いている可能性のあるものを共用しない。
- 他の人の血液に触るときは、ゴム手袋を着ける。
- 注射器や注射針を共用しない。
- 入れ墨やピアスをするときは、清潔な器具であることを必ず確かめる。
- よく知らない相手との性行為にはコンドームを使用する。
症状と治療
【症状】ほとんどの人(80%)が、感染してしばらく(急性期の間)無症状です。症状がある場合には、食欲不振、腹痛、倦怠感、色の濃い尿などが見られます。感染した人の8割程度が慢性肝炎となり、倦怠感などの自覚症状が長く続きます。その後、およそ20年程度の長い年月をかけて約30-40%の人が肝硬変となり、そのうち年率約7%の方が肝がんへと進行します。わが国の肝がん患者の70%はC型肝炎ウイルス感染者であり、年間3万人の方が肝がんにより亡くなっています。
【治療】通常、急性のC型肝炎に対して治療は行いません。慢性化した場合には、抗ウイルス剤やインターフェロンによる治療が行われます。
関連リンク
医療機関の皆様へ
C型肝炎は、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)において5類に分類されています。C型ウイルス性肝炎患者及びその劇症肝炎患者(ただし、慢性肝疾患、無症候性キャリア及びこれらの急性増悪例は届出基準に該当しません。)を診察した場合は、7日以内に「感染症サーベイランスシステム」より届出をお願いします。届出基準及び届出票については、下記を御覧ください。