公開日 2020年10月21日
更新日 2021年04月14日
■ 開催日時
- 平成15年11月14日(金) 午後1時30分〜午後3時30分
- 登別市クリンクルセンター視察
■ 視察概要
- 登別市クリンクルセンター(焼却処理施設及びリサイクルプラザ)を見学した。
- 家庭ごみの有料化(平成12年4月から実施)に至った経過、内容、ごみの減量効果などについて説明を受けた。
- クリンクルセンターは、平成12年4月から供用開始した。
クリンクルセンターには焼却処理施設とリサイクルプラザがあり、リサイクルプラザには破砕処理施設、資源化施設、高速堆肥化施設、市民ギャラリー及び再生展示施設がある。 - クリンクルセンターと最終処分場の建設費は両施設合計で約90億円であり、平成14年度の運営費は両施設合同で約5億円である。
- クリンクルセンターの供用開始に併せて、家庭ごみの処理経費を有料化した。
- 家庭ごみの有料化は、指定ごみ袋による従量制(使用する指定ごみ袋の大きさにより額が異なる。)とし、燃やせるごみ、燃やせないごみともに、袋1枚の価格を10リットル袋20円、20リットル袋40円、30リットル袋60円、40リットル袋80円とした。
粗大ごみの処理券(シール)は1枚160円としている。
資源ごみ(缶、びん、ペットボトル及び紙パック)については無料で収集している。 - ごみの分別は、それまでの燃やせるごみ、燃やせないごみ及び有害ごみに、新たに粗大ごみと資源ごみを加えた。
- 有料化に伴い不法投棄が増加することを予想して清掃指導員を増員したが、不法投棄はそれほど増えなかったので、その後、清掃指導員を減らした。
- ごみの有料化により、平成11年度には1万7,620トンあった家庭ごみ(資源物を含む。)が、平成12年度には1万1,176トンになり、36.6%の減量になった。
- 有料化に併せて市民サービスの向上施策として、家庭ごみの収集時間を1時間早めて午前8時からとしたほか、土曜日と祝日の収集も開始した。
■ 質疑等
- 有料化について市民に対してはどのように周知したのか。
(登別市:平成11年11月から12月にかけて、5班編成で延べ284回の説明会を実施し、周知した。) - 新聞、雑誌、ダンボールの収集はどうしているのか。
(登別市:市では資源ごみとして収集せず、町会などの団体による集団資源回収で収集している。町会の約9割が集団資源回収を行っている。) - 家庭から排出される生ごみはどのように処理しているのか。
(登別市:市で行う堆肥化処理は事業所(主に、温泉街のホテルや旅館と給食センター)から排出される生ごみだけで、家庭から排出される生ごみは焼却処理としているが、各家庭には、コンポストやダンボール箱を利用した減量化を呼びかけている。)
お問い合わせ
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