公開日 2020年10月30日
更新日 2024年07月22日
国民健康保険は病気やけがの際に医療を保障する大切な制度です
国民健康保険は、病院に掛かるときの医療費の一部を加入者が保険料として出し合い、みんなで助け合おうという制度です。皆さんの住んでいる市町村が保険者となり、運営をしています。(平成30年4月からは都道府県も国民健康保険の保険者となります。)
現在あなたは、どの保険に加入されていますか?
日本では、原則として法律上すべての人が何らかの健康保険に加入することになっています。あなたが現在、どの保険に加入しているかもう一度確認してみましょう。もし、あなたがどの保険にも加入していなければ、速やかに国民健康保険の加入手続きをしましょう。(生活保護受給者などを除く)
生活習慣を見直し、健康づくりを
健康には、運動・栄養・休養のバランスが非常に大切です。現在、脳卒中、心臓病、がんなどの生活習慣病が大きな社会問題となっており、これらは自覚症状が現れないうちに進行すると言われています。御自分で日頃の生活習慣を見つめ直してみることをお勧めします。
小樽市国民健康保険では、保健師による訪問指導や、健康づくりを目指した健康セミナーなどの保健事業を行っていますので、ぜひ御利用ください。
また、受診の仕方を工夫し効率よく医療を受ければ、医療費を節約することができます。医療費が増えれば、保険料の値上げという形で私たち自身にはね返ってきます。日頃より、健康で快適な毎日を過ごすためにも、御自分や御家族の健康づくりを心掛けましょう。
後期高齢者医療制度
国民健康保険の都道府県単位化について【平成30年4月から制度改正】
国保制度の改正により平成30年4月から市町村とともに都道府県も保険者になります。都道府県は国保運営の中心的な役割を担う財政運営の責任主体となり、市町村は従来どおり加入者に身近な事業(被保険者証等の発行や保険料の賦課・徴収、給付の決定・支給、保健事業など)を引き続き行います。
都道府県単位化による主な変更点等について
【1】制度改正に伴う特別な手続などはありません。
●加入・脱退や世帯変更等の届出や給付の申請などは、今までどおり市役所での手続きとなります。
【2】保険料の算出方法が変わります。
●平成29年度までは小樽市の国保の医療費等を小樽市の国保加入者の方で負担していましたが、平成30年度からは北海道の国保の医療費等を北海道の国保加入者の方で負担します。そのため、平成30年度から加入者の方に納めていただく保険料は、小樽市から北海道に納付金として納めます。
●平成30年度からの保険料は、北海道から示される納付金及び納付金を集めるのに必要な標準保険料率を参考に小樽市が保険料率を定めて賦課することとなります。北海道に納める納付金は、各市町村における加入者の所得や医療費水準により増減する仕組みとなっており、所得や医療費が高い市町村は納付金の割り当てが多くなり、逆に所得や医療費が低い市町村は納付金の割り当てが少なくなります。このように、納付金の割り当てにより保険料が変わる制度となります。
【3】高額療養費の多数回該当は、今までは市町村単位で通算していましたが、道内の市町村の国保であれば通算できるようになります。
マイナ保険証を利用しましょう
医療機関等を受診する際は、マイナンバーカードと健康保険証を一体化した「マイナ保険証」を利用しましょう。
まだマイナ保険証をお持ちでない方は、ぜひマイナンバーカードの取得、マイナンバーカードの健康保険証利用登録をお勧めいたします。
詳細は厚生労働省のホームページ「マイナンバーカードの保険証利用について」(外部サイト)をご覧ください。
多くの医療機関等でマイナ保険証を利用できますが、利用できない場合もありますので、厚生労働省のホームページ
「マイナンバーカードの健康保険証利用対応の医療機関・薬局についてのお知らせ」(外部サイト)にてご確認ください。
また、マイナ保険証を利用できる医療機関等には下記のポスター等が掲示されています。
- ポスター
- ステッカー
マイナ保険証の利用登録方法
- パソコンまたはスマートフォンから申し込む
申込方法は下記ポスターまたは、厚生労働省のホームページ(外部サイト)をご覧ください。
- セブン銀行のATMから申し込む
お近くのセブンイレブンにあるATMで手続きが可能です。
詳しくはセブン銀行のホームページ(外部サイト)をご覧ください。
- 市役所の保険年金課(15番窓口)で申し込む
利用登録にはマイナンバーカード、4桁の暗証番号が必要となります。
国民健康保険加入の方は、15番窓口で、後期高齢者医療保険の加入の方は19番窓口で、
またマイナンバーカードを新規で作成の方は戸籍住民課窓口でご案内します。
マイナ保険証を利用するメリット
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より良い医療を受けることができる
マイナポータルでご自身に処方されたお薬の情報や特定健診の情報を確認できるようになります。
ご本人が同意すれば、医師や薬剤師があなたの過去の情報を確認できるようになるので、
治療や薬の飲み合わせなどに役立てることができます。
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手続きなしで高額医療の限度額を超える支払いを免除
医療機関等で高額な医療費が発生する場合でも、事前の手続きなく、高額療養費制度における限度額を
超える支払いが窓口で免除されます。
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確定申告の医療費控除の申請が簡単に
マイナポータルでご自身の医療費の情報を閲覧できるようになるため、確定申告の際の医療費控除の
手続きを自動入力することができます。
-
健康保険証としてずっと使える
就職や転職、引越しをしても、マイナ保険証をずっと使うことができます。ただし、加入する健康保険が
変わったときは、これまでどおり加入・脱退の手続きは必要です。
75歳に年齢到達をして後期高齢者医療保険制度に変わる方は手続きは不要です。
よくあるご質問
Q マイナ保険証がないと医療機関等の受診ができなくなりますか?
A 令和6年12月2日以降は、健康保険証が新たに発行されなくなり、お手元にある保険証の有効期限が
過ぎた後には、「資格確認証」を使ってこれまでどおり受診することができます。
病院や薬局にかかるときは、原則としてマイナ保険証での受診となりますが、マイナ保険証を
保有していない方には、「資格確認証」を交付します。こちらは、お手元にある保険証の有効期限がきて
使用できなくなる前に、申請いただくことなく交付します。
ただし、マイナ保険証を紛失した場合は、保険者に申請いただくことで交付します。
Q DV、虐待の関係でもマイナ保険証を使うのでしょうか?
A 原則として、マイナ保険証の利用登録はできませんので、「資格確認証」での受診となります。
市町村から住民票の閲覧制限等の支援措置を受けている方につきましては、第三者による
マイナポータルを利用した住所を含む資格情報の閲覧を防ぐために利用登録ができませんが、
マイナ保険証を利用したい方は保険年金課へご相談ください。
Q マイナ保険証の利用に関する詳しい内容は?
A 詳細は厚生労働省のホームページ「マイナンバーカードの保険証利用について」(外部サイト)を
ご覧ください。