公開日 2020年11月04日
更新日 2021年03月26日
テーマ別ワークショップ「子ども・子育て」
【開催日時】令和2年7月4日(土)10時から
【参加人数】22名
出された意見(抜粋)
- 子どもがやりたいことを自主的に選べる環境ではないのでは?
- 地域に色んな子どもがいること、子どものために色んな活動をしている大人がいることなどを、ひとりひとりが「知る」ことが大切。
- 夜型の子育てサロンがあると、共働き世帯には有難い。
- コロナ禍において、Zoomサロンなどで保護者がつながる場があると良い。
- 母子生活支援施設の役割として、育児支援や育児疲れの母子が短期入所し、母親のレスパイトができると良い。
- 保健師の個別相談などのアウトリーチ活動も、オンラインでアプローチできれば。
- 小樽市にも子育てのボランティアなど、同じことを考えて活動している人たちはたくさんいるので、「情報の周知」が重要。
- 携帯を利用する子どもも増え、便利な世の中になったが、逆に孤立や分断を生んでいるのではないか。子どもが本当に困ったときには、ちゃんと目の前にいて話を聞ける存在が不可欠である。
- 子どもに声をかけるだけで、不審者情報として流れてしまう。しかし、地域で挨拶し合うところは、自殺者が少ないとの統計もあるので、地域で子どもを見守る体制づくりが必要。
地区別ワークショップ「北西部」
【開催日時】令和2年7月8日(水)18時30分から
【参加人数】13名
出された意見(抜粋)
- 高齢の母が病院の送迎サービスを受けることができない。同じ市内で受けられるサービスに違いがあるのはおかしい。サービスを提供する働き手がもっと増えたら良いのではないか。
- 地域住民同士がもっと横のつながりを作っていくべきではないか。
- 北西部はお店も減り買い物するのも大変である。障害者の就労支援として買い物代行などができないか。
- 福祉施設等の送迎車が買い物等に行く地域の方々を乗せることができないか。
- アルバイトを希望する大学生に対して、ウーバーイーツのように欲しいものを頼んで買ってきてもらうようなことはできないか。
- 大学生のボランティア活動が街中での買い物や雪かきといった諸問題とマッチングできれば学生たちが小樽の問題を解決できる。
テーマ別ワークショップ「防災」
【開催日時】令和2年7月11日(土)10時から
【参加人数】17名
出された意見(抜粋)
- 防災教育の必要性を感じる。楽しく防災について学べることが大事。
- 日頃からのご近所付き合いが災害時の支えになる。ご近所の方とも「顔の見える関係」を構築し、お互いに助け合える環境づくりが大切。
- 日頃からの防災意識を持つ人を一人でも多くする。
- 若者はTwitter、高齢者はテレビで情報を入手することが多いが、情報を入手する手段を確保するため、エリア限定でプッシュ通知を受けられるアプリなどがあると良い。
- 東日本大震災の教訓から、ケアを必要としている人を判断できる人材確保が重要。医師会など関連団体と連携するための協定を締結したり、日頃から生の情報(体験談)などを知るための機会を創出し、避難所で核になる人の育成につなげる。
- 災害時に小樽では福祉避難所を作れるのか?マンパワーが不足しているのでは?
- 避難所を出た後の生活再建支援が重要である。
地区別ワークショップ「中部」
【開催日時】令和2年7月15日(水)18時30分から
【参加人数】14名
出された意見(抜粋)
- 町内会の存続が危うい様子。運営する方たちの高齢化が進んでおり、若い世代とのつながりがないことから、モデル町会を選定し、大学生などの若者が関わる形を少しずつ模索してはどうか?
- 高齢者を支える担い手として、若い世代がどのように地域づくりに関わるかが重要であるが、そもそも若い世代は身近な組織である町内会に関わっていない。町内会と若い世代のつながりを作るために「電子町内会」(※)の仕組みを導入してはどうか?
- 地域の結びつきが希薄であるため、地域コミュニティの拠点として廃校を利活用できると良い。コワーキングスペースや企業のテレワークにも活用してもらうのはどうか。
※「電子町内会」とは
インターネットを利用して、町内会活動をはじめ、地域情報を広く発信するとともに、会員相互で町内会の身近な出来事の情報交換を行い、
地域コミュニティの活性化や市民の情報化を進めていこうとするもの。
回覧板がウェブで閲覧でき、24時間書き込みが可能。また、どこからでもアクセスが可能である。
テーマ別ワークショップ「観光」
【開催日】令和2年7月18日(土)10時から
【参加人数】26名
出された意見(抜粋)
- 市民と観光客が交流できる「場所」があれば良い!官民それから大学も含めて、みんなで連携して「場所」を提供できれば良い。ここでは、市民と観光客が会話したり、食事したり、情報交換をしたりということができる。これらの交流を伴う観光は、将来的には移住にもつながるかも!具体的にどこで行うかについては、市場や空き家などを有効活用し、観光メインではなく、小樽の隠れた魅力が伝わるような場所が望ましい。
- 若い世代がもっと小樽の観光に関わって変えていけないか?小樽観光のオンライン化が進んでおらず、若者がサポートすると良い。具体的には、小樽商大の留学生と交流しながら、海外の方も楽しめる小樽の観光マップを作っては?マップは紙や冊子ではなく、GoogleMap等を用いてデジタルなマップを作り、SNS等で広めていきたい。
- 観光客だけではなく、市民も参加して交流できるナイトツアーを開催しては?
- SNS等を使い観光客の目を引くような情報発信をして、小樽商大を思い切って観光地に。学内に小樽観光に来た方を、イベントに巻き込むサークルなどを作り活動してはどうか?また、大学で観光に関わった方々から体験談など聞く機会を設けると、学生として関わりやすいのでは?
- 市民にとって観光客が来たことによる恩恵を感じにくいので、わかりやすい目標値と結果が必要なのでは?目標達成のためのアプローチは市民全体で考えることにより、皆が参加するという機運を高めることが重要で、市民それぞれが独自のフィールドで観光情報の発信者になれると良い。
- 多くの市民が気軽に観光に関わることができるためには、SNS等での「発信」が重要。発信できる人は我が街をどんどん自慢すれば良いし、そこまでできない人は、「いいね」を押したり共有するだけでも、参加していることになる。あくまでもそれぞれのフィールドで、できることから始めていく。
地区別ワークショップ「南部」
【開催日】令和2年7月29日(水)18時30分から
【参加人数】13名
出された意見(抜粋)
- 若い世代は町内会との関わりが薄い。町内会がどんな活動をしているのかが伝わりにくいので、若い人に広報づくりを手伝ってもらったり、SNSで発信するなど広報に力を入れるべき。
- 町内会館のDIYに参加する人を募集して、カフェスペース、本が読めるスペース、Wi−Fi完備、日曜日無料開放など若者からアイディアを募ってはどうか?会館の利用をきっかけに、町内会活動に興味を持つ人を増やしていくと、今後の町内会運営の担い手の確保にもつながるのでは?
- 公園が雪捨て場で立入禁止のため、子どもにとって冬場の遊び場の確保が課題である。雪捨て場としては小さい公園で遊べるように開放できると良いが、安全面から管理する人材が必要。高校生・大学生など楽しく遊べるアイディアを持った若者のボランティアに担っていただけると良い。
- 高齢者の住宅の除雪は、降雪量によっては福祉除雪サービスのボランティア等では対応しきれないことがある。例えば、隣近所の家を1回500円で除雪するなど除雪機を持っている方に有償ボランティアをお願いできると良い。また、ボランティア参加者のメリットとして、ポイント制、チケット制などが導入できないか。
- 町内会に若者がどう関わるかが課題ではあるが、町内会という枠組みを取っ払って、若者が集まってイベントを行った方が良いのではないか?むしろ新しい組織を作って、若者たちがやって良かったと思えることをする方が良い。そういった活動についてバックアップの役割を担う市民活動センターの周知が足りてないので、イベント等を開催して様々な市民が関わりながら、周知を進めていくと良い。
テーマ別ワークショップ「相談窓口」
【開催日】令和2年8月1日(土)10時から
【参加人数】29名
出された意見(抜粋)
- 市民側も、もっと情報を得るための動きが必要な反面、まだまだどんな相談窓口があるかは知られていない。周知が足りていないので、紙媒体以外でも多様な方法で、もっとわかりやすく周知を図っていくべきである。
- たらいまわしにせず、ワンストップで相談を受け止める総合相談窓口には、ソーシャルワークを理解し、幅広い知識や人脈などを生かし、様々な機関につなげていけるようなコーディネートができる人材を配置すべき。
- 相談は、本人も含めてひとつのチームを作り上げていくことが大事。チーム全員が連携の意味をきちんと把握するべき。役割分担をして引き継いで終わりではなく、最後までチームとして、終わりを一緒に見届ける体制を作れると良い。
- 相談しやすさを考えると「窓口」という形で体制を整えれば整えるほど、市民からは、相談しにくいもの。ハードルが上がるのでは?
- 「ここに行ったら何とかなるよ」という窓口に加え、地域住民のボランティアや学生などによる自然な見守り、居場所づくりも必要。
- 放課後児童クラブ等の学齢期の子どもが相談しやすいところに人を配置し、自ら子どもたちの課題を見つけに行くことができると良い。また、スクールソーシャルワーカーの配置が広がると学齢期のうちから困ったときに相談できるということを学ぶことができる。
- 相談窓口は立地も大切。今の「たるさぽ」は正直入りづらく、人が集いやすいウイングベイや長崎屋などに設置できると良い。「相談窓口」となるとハードルが高いのでカフェのような雰囲気で井戸端会議の中から課題を見つけられるようなスタイルが大事。
- 相談しやすい窓口が存在することで、相談の声が上げられない方も周囲の方からつなげてもらうことも可能。窓口のあり方として夜間、休日も対応可能で、SNSやメール等でも相談できる体制だと良い。
- 相談者の情報を可能な範囲で関係機関と共有できると、相談者の負担が軽減されたり円滑な支援につながるのではないか?
- 相談窓口について、高齢者への情報発信と若い世代への情報発信の仕方を変えても良いのでは?若い世代に対しては、インターネットにおいて、フローチャートなどを活用して相談したい内容によって、ある程度どこに相談へ行くべきか調べられる仕組みを構築すべき。
- 相談支援体制の充実に当たっては、相談窓口を増設するよりも違う分野でもつながっていける仕組みを検討すべき。相談窓口のネットワークづくりは、お互いの守備範囲をまず知るということが大事。
地区別ワークショップ「東南部」
【開催日】令和2年8月5日(水)18時30分から
【参加人数】16名
出された意見(抜粋)
- 地域づくりにあたっては、その地域に住んでいる人に加えて、この地域に関わりたいと思う人、ファンを増やすことが大切。そのために誰でも参加できる地域のイベント等の取組が必要。
- 地域の方が繋がるための居場所が必要。空き家などの民家を安く借りることができないか。居場所づくりについては、地域の人が繋がるためのコーディネートは社会福祉協議会が担い、行政からは居場所開設にあたっての一部資金援助が得られると良い。
- 町内会を継続していくのは難しいのでは?若い世代は町内会費を払うメリットがわからず、町内会単位とは別にみんなが参加できる場を設けてはどうか?高齢者、若者それぞれの得意分野をお互いに伝え合うような、世代を超えて繋がる場を設けて、緩く長く続けていくことが大事。
- 地域住民同士の支え合いや交流をどう進めるかが課題。ぷらっと立ち寄れて、世間話ができるような居酒屋のような拠点が地域にあると良い。その中で色々な人たちが交流を通して、関わりを持つことで支え合いが進むのではないか?
- 多世代で畑などをやってみては?若い世代を引き込むには、SNSなどを活用して楽しさを伝えることが必要。若者の目に届くような情報発信を!
ワークショップ総集編
【開催日時】令和3年1月23日
【参加人数】23名
出された意見(抜粋)
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鳥取県で長期滞在し、便利屋(高齢者のお手伝い)をした経験から、旅が好きな学生が地域で交流しながら、地域の課題を解決できる仕組みを考えたい。ゲームにおけるギルドを現実化し、様々な人々と交流できる拠点を設け、ゲーム感覚での課題解決を目指したいが、共感してくれる方がいれば繋がりたい。
- 所属法人で社会福祉事業に関わる人たちの学習及び実践の場を運営し、様々な立場の方が参加してくれている。学び方は多様であるということについて、市民への周知を進め、多様な学び方ができる場の整備が大切である。福祉と教育の連携を進めることが重要であり、一人の子どもをみんなで理解し支援するための情報共有ツールやシステムを確立すべき。また、障がいがあってもなくても、自分に合った仕事を見つけるためのジョブマッチング事業に取り組んではどうか?
- 知人が小樽駅近くに学校へ通えない子どもたちの居場所づくりに取り組んでいる。自分としては小樽商科大学に地域交流サークル「たるっぽ」を作り、大学生が地域との交流を図ることができるよう取り組んでいる。
- 地域福祉計画に位置付けた取組を進めるに当たっては、地域ごとに資源や課題も違うことからモデル地区を決めて実施していく方法もあるのでは?
- ガラス細工など小樽ならではの仕事に着目し、子どもの職業体験の場をもっと設けては?親も一緒に小樽を学ぶことができる。
- 障がい者を支援している社会福祉法人が観光客を受け入れ、障がい者と観光客が一緒にガラス細工の体験をしているが、観光客にとっては制作体験で作る過程だけではなく作り方を教えてくれる人との交流も楽しみの一つだと思う。こういう交流できる場面を創出していくことが大事である。
- 地域福祉計画の実践に当たっては、地区別の特性を細かく把握した上で、施策は組み合わせて実行していくことが重要であると感じる。
- 大学生も除雪等に協力できたらと思う。市役所や民間団体など様々な機関がつながることによって新しいことにも取り組んでいけると感じる。
- 子どもたちは他人とリアルで関わる機会が少ないので、障がい者との交流場面を設けるなど掛け算の施策実施が必要である。
- 生活上の課題を抱えた母子家庭などが入所し、自立を支援する「母子生活支援施設」が老朽化しており、今後の当該施設のあり方等について色々な人と一緒に考えていきたい。
- 教育と福祉の連携が重要であるが、両分野は価値観と共通言語の違いが大きいのではないか。地域福祉計画を実現させていくために、教育と福祉が共に学び合う場を設けていただきたい。
- 小樽市で除雪が困難な方がどのくらいいるかを把握してサポート体制を構築した上で、そのことを地域住民に知ってもらうためにチラシを配るなどして周知をすることが必要である。
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