「小樽市ふるさとまちづくり協働事業」事業報告書 和光荘アートプロジェクト

公開日 2020年11月19日

更新日 2021年05月12日

事業内容 

事業内容

団体名

NPO 小樽ワークス

事業名

和光荘アートプロジェクト

事業の目的及び期待する効果

 小樽市内に多く存在する未利用の貴重な歴史的建造物を利用しアートプロジェクト・建築見学会・フォーラムを行う事で光を当て、様々な形で再生活用の可能性を多くの市民の方々と共有することを目的とする。
市民や多くの方々と歴史的建造物を持つ小樽の魅力を再発見し、文化的意識が向上される事を期待する。市外の方々にも小樽固有の観光的魅力を伝えたいと思います。

実施額

事業費

588,350円

助成額

300,000円

事業内容

★印は助成対象事業

◆和光荘アートプロジェクト◆ ★

  • 会場の検討--道内きっての商都であった小樽に1922 年北の誉の社主、野口邸宅として建てられた「和光荘」を会場に選定し、オーナーに一般公開の依頼を行なうと共に内部・外部調査、全体計画について検討しました。
  • アートの製作作業を進めるとともに見学ルートや立ち入り禁止区域などについて検討しました。
  • アートプロジェクト開催を周知するため、パンフレットを作成するとともに、新聞社等各メディアへの掲載依頼、ホームページでの情報公開を行いました。
  • 通常は非公開の建築であることから、往復ハガキにて見学希望日時と人数を把握し、1回10名まで、1日6回のツアーの見学者リストを計9日分作成しました。リストに従い返信ハガキを送付し、返信はがきは当日の入場券として利用しました。
  • 「和光荘」周辺と「和光荘」内部にサインや注意書きを設け、見学ツアーに際して貴重な歴史的建造物の保護に努めつつ、当日の見学ガイド体制を整えました。
  • 見学開始当日、ガイドが1 回10 名程度の見学者を率い、和光荘内部とアート作品について解説しながら見学していただき、合わせて外部のアート作品についても見学していただきました。歴史的建造物のもつ歴史的・文化的価値をアート作品によって再び浮かび上がらせ、見学者にその魅力を感じてもらいました。
  • 「アーティスト・トーク」を開催し、過去のアートプロジェクトの紹介を行いました。アートプロジェクト全体の方向性と今回のアート作品の位置づけやポイント等を参加者に知ってもらうとともに、NPO小樽ワークスの活動についても周知しました。

事業の日程について                                          

事業日程

8/1から8/31

周知用パンフレット作成、印刷

8/20から9/07

往復はがきによる見学者の募集と見学リスト作成、見学日時通知

9/8から9/20

見学者資料、ガイド用資料、看板等の作成、会場清掃、アート作品の設置

9/21から9/29

アートプロジェクト開催(9日間)、アーティストトークの実施(9/21)

事業評価について                              

事業評価
1.事業の目的の達成度

小樽の歴史的建造物において和洋折衷の邸宅建築として非常に貴重であるとともに、通常一般には公開されていない「和光荘」が今回のアートプロジェクトで特別に一般公開されたことは、小樽の歴史や文化的背景を小樽市民をはじめ多くの方々に知っていただく上で非常に有効であったと考えます。また、アーティストの山田良氏によるアート作品は、「和光荘」と見学者とをつなぐ「接合点(Juncture)」としての作品ということで、「和光荘」の建築的、空間的魅力をより引き出すものでした。アートと建築の融合によって、小樽固有の歴史的・文化的魅力を知ってもらう有意義な機会となったと考えます。

2.参加した方々や、周辺の方々の満足度

「和光荘」近隣の方だけでなく、東京や千葉、横浜、京都など道外からも見学のために訪れてくださいました。歴史的建造物に詳しいガイドの説明を受けながら、見学者は和と洋のコントラストに感動しながら、大正時代の小樽の文化を堪能していた様子が印象的でした。NPO小樽ワークスのメンバーや学生ボランティアの方々も、普段見ることのできない「和光荘」の空間を体験でき、感動の声が上がっていました。見学を終えて集合場所に戻ってきた人々の感想やスタッフの声からは、今回のプロジェクトに対する満足度の高さがうかがえました。

3.今後の事業について

来年度も、第5回小樽アートプロジェクトを開催し、小樽の歴史的建造物の新たな魅力を広く一般の方々に知ってもらえるよう企画の検討・協議を行っていきます。
その他、小樽の歴史的建造物を活用しながら守っていく企画についても検討を進めていきます。

※この「事業報告書」は事業を実施した団体(申請団体)から市へ提出された報告書です。

お問い合わせ

生活環境部 生活安全課
住所:〒047-8660 小樽市花園2丁目12番1号
TEL:0134-32-4111内線226・295・389
FAX:0134-22-1345
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