公開日 2020年12月03日
更新日 2022年04月28日
全国的に人口減少と少子高齢化が進展している中、地方自治体の財政も厳しい状況が続き、現在保有する多くの公共施設等の老朽化対策が課題となっております。
本市においても同様の課題を抱えており、その解決のためには、公共施設等の計画的な維持管理や長寿命化を図るとともに、施設の複合化等を行い、将来負担の軽減を図ることが必要となります。
このため、本市では、公共施設等の総合的かつ計画的な管理等に関する基本的な考え方を示す「公共施設等総合管理計画」を策定しました。
今後は、「公共施設等総合管理計画」を踏まえ、施設ごとの将来のあり方を示す「個別施設計画」の策定を進めてまいります。
公共施設等総合管理計画について
個別施設計画（再編計画および長寿命化計画）について
「公共施設等総合管理計画」を踏まえ、施設ごとの将来のあり方を示す「個別施設計画」の策定作業を平成２９年度から進め、令和２年度までに取りまとめを行いました。
「個別施設計画」は、「再編計画」と「長寿命化計画」の２つの計画で構成されています。
・「再編計画」・・・将来に向けて整備・維持していくべき施設（再編対象施設）の方向性を定めるものです。
・「長寿命化計画」・・・「再編計画」に基づき、再編施設や単独で残す施設の改修内容及び改修時期、予防保全型の維持管理方針などを定めるものです。
平成２９年度における取組
平成２９年度は、施設ごとの将来のあり方を検討するため、耐震性の不足や老朽化が顕著な施設など、施設の更新に際して再編の可能性が高い施設において、市民の皆様との意見交換会や、施設利用者との意見交換を行いました。
平成２９年度に開催した市民意見交換会等での主な意見や、その施設の利用実態などを踏まえた将来のあり方の検討方針をまとめました。
・「個別施設計画」の策定に向けた市民意見交換会と検討方針のまとめ（PDF211KB）
平成３０年度における取組
「個別施設計画（再編計画および長寿命化計画）」の策定について、資料１のとおり、計画の位置付けと策定スケジュールの概要を改めてまとめ、また、資料２のとおり、３９施設を再編対象施設として選定し、さらに再編方針と再編手法を資料３のとおり、まとめました。
・資料１「個別施設計画の位置付け及びスケジュール」(PDF215KB)
・資料２「対象施設の選定方法、選定結果」(FDF256KB)
検討方針に基づき、「個別施設計画」の前半部分となる「再編計画」を令和元年度（平成３１年度）末までに策定する予定としていたことから、平成３０年度はそれに向けた「複数の再編素案」の検討を行いました。
令和元年度（平成３１年度）における取組
再編対象施設として選定した３９施設にかかる「公共施設再編素案」を令和元年８月にまとめました。
・「公共施設再編素案Ａ４版（横）資料」(PDF3,447KB)＜P1〜P22、P24〜P25、P27、P29、P31〜P37＞
・「公共施設再編素案Ａ３版（縦）資料」(PDF553KB)＜P23、P26、P28、P30＞
令和元年１０月に市内７か所（計８回）で「公共施設再編にかかる市民意見交換会」を開催し、さまざまなご意見やご要望をいただきました。
主な内容につきましてお知らせいたします。
令和２年度における取組
令和元年１０月に行った「市民意見交換会」などの意見を踏まえて検討を重ね、令和２年５月に「個別施設計画」の前半部分となる「小樽市公共施設再編計画」を策定しました。
「長寿命化計画（案）」に対するパブリックコメントを踏まえ、令和３年２月に「個別施設計画」の後半部分となる「小樽市公共施設長寿命化計画」を策定しました。
・「小樽市公共施設再編計画（概要版）」[PDF：1.46MB]
「再編計画」を策定後、再編施設の整備時期および単独で残す施設の改修内容と改修時期等について、整備コストの平準化を勘案し、令和２年1１月に「個別施設計画」の後半部分となる「長寿命化計画（案）」をお示ししました。
「長寿命化計画（案）」に対するパブリックコメントを踏まえ、令和３年２月に「個別施設計画」の後半部分となる「小樽市公共施設長寿命化計画」を策定しました。
・「小樽市公共施設長寿命化計画（概要版）」[PDF：1.84MB]
なお、「本庁舎別館（保健所庁舎・水道局本庁舎などを含む）」及び「総合体育館」の長寿命化計画については、令和３年度末までにそれぞれ単独の計画として策定する予定です。
令和３年度における取組
令和４年２月に「本庁舎」及び「総合体育館」の長寿命化計画を策定しました。両施設の整備方針や整備時期等をまとめましたのでお知らせします。