市長記者会見記録令和2年3月28日(新型コロナウイルスに関連した患者の発生)

公開日 2020年03月28日

更新日 2021年02月05日

下記のとおり、市長から発表がありました(午後4時00分~)

(総務部長)

 それではこれより緊急記者会見を開催します。それでは、市長よりよろしくお願いいたします。

 

(市長)

 本日は、急なご連絡にもかかわらずお集まりをいただきまして、ありがとうございます。

 本市におきまして、昨日の3月27日に本市5例目となります、新型コロナウイルス感染者の発生が確認されましたので、ご報告させていただきます。患者の概要でありますが、道内171例目の症例で、年代は70歳代、性別は男性で、国籍は日本人、居住地は小樽市、職業は会社員、海外への渡航歴は無しということです。この患者については、3月24日火曜日に感染が確認された4例目の方の濃厚接触者として、健康観察中に症状が確認されたことから、行政検査を実施するに至ったということであります。

 その経過については、お手元にお配りの資料をご覧いただきたいと思いますが、聞き取りをした内容によりますと、3月19日木曜日、37度台の発熱と、悪寒の症状を自覚しました。3月21日土曜日、まだ発熱が続くため、医療機関Aを受診されました。医療機関Aには、3月23日月曜日にも受診をされたとのことであります。そして24日火曜日、4例目の方の陽性が判明した後、濃厚接触者として健康観察の対象となっておりましたが、26日木曜日に、発熱に加えて咳の症状が現れたため、三度、医療機関Aを受診し、胸部レントゲンおよびCTによる検査で陰影が確認されたため、帰国者・接触者外来を受診、検体採取となり、同日、市内の指定医療機関に入院をされています。その後、昨日27日金曜日に小樽市保健所において、新型コロナウイルスの検査を実施したところ、陽性と判明したものであります。

 なお、患者本人の病状としては、現在、発熱や咳の症状は無く、会話も可能であるとのことです。行動履歴や濃厚接触者等、詳細については、現在、調査中でありますが、感染拡大の防止に向け、必要な情報について、患者の人権や個人情報の保護に留意しつつ、判明次第、お知らせしていきます。また、今後の情報の収集等につきましては、個人情報の保護等のため、本人・ご家族等が特定されることの無いよう特段のご配慮を重ねてお願いいたします。

 質問をお受けする前にあらかじめお話しさせていただきたいことがあるんですが、今日の方は、4例目の方との濃厚接触者ということでございます。4例目のときにもお話しさせていただいたんですが、本件については、患者ご本人の希望もありまして、お知らせできる内容が限られている旨を前回もお話しさせていただいたところですが、今回もできるだけ皆さんの質問には答えたいと思っていますが、今回の件については、いくつかの情報を組み合わせることによって、ご本人ですとか、ご家族が特定される可能性が高いと我々は判断をしています。本人のご意向だけではなく、そういった部分も判断しながら答えたいと思いますので、お答えできない質問もあろうかと思いますが、あらかじめお許しいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 私からは以上です。

 

報道機関から次のような質疑がありました

 

(総務部長)
ご質問等ございましたら、どうぞご発言ください。

(北海道新聞)
4例目の濃厚接触者ということなんですが、関係性としては同僚、親族などいろいろあると思いますが、どういった方なんでしょうか。

(市長)
大変申し訳ありませんが、冒頭に話した通り、ご本人の意向もありますし、ご家族、ご本人の特定につながる可能性もありますので、お答えすることができませんのでお許しいただきたいと思います。

(読売新聞)
そうすると、例えば同じ会社の人ということは言えるのでしょうか。

(市長)
4例目と5例目、これは別の会社です。同じ会社ではないです。

(北海道新聞)
現在、濃厚接触者調査中ということですが、この男性の方、同居の方はどういった形でしょうか。二人暮らしですとか、ご家族、親族、同居の方はいらっしゃるのでしょうか。

(保健所長)
5例目の方、今回発表した方については奥様がいらっしゃいます。

(北海道新聞)
妻と二人暮らしですね。

(保健所長)
付け加えますと、奥様の検査もしていますが陰性です。

(北海道新聞)
4例目の方は、たしかJRの駅に来てその後、すぐ病院に向かったということだったのですが、どの段階での接触ということになるのでしょうか。

(保健所長)
駅に着いて、それから緊密な関係のある方がお迎えに来ています。その車で病院まで行っています。

(北海道新聞)
その車に一緒にいたということでしょうか。その4例目の方と5例目の方、濃厚接触ということでしたので…

(保健所長)
4例目の方と5例目の方が車で病院まで行っています。

(読売新聞)
4例目の方は23日に小樽に来たんですよね。5例目の方はその前から症状があるようなんですが、その辺はどういう兼ね合いなんでしょうか。見方・考え方があると思いますが。

(保健所長)
4例目の方が出たときに聞き取っていたんですが、本人が自分のこれからの仕事のこともあって、あまり積極的に話していただける状況ではありませんでした。今回、濃厚接触者の方の陽性が確認されたものですから、さらに本人から詳しく聞き取りをしました。そうしましたら3月11日から15日の間で、接触をしているということが判明しました。

(読売新聞)
それはちなみに小樽でですか。

(保健所長)
小樽でです。

(読売新聞)
言い換えると、4例目の方がその期間も小樽に来ていたということですか。

(保健所長)
はい。後ほどの調査でその辺が明らかになりました。23日の接触しか無いわけですから、そこで感染するとは考えられないので、それ以前の接触が無いか、本人に詳しく調査をしました。

(NHK)
小樽に来て、JRから病院までは一緒に乗ったということでそこも接触だと思うんですけれども、感染した可能性がある期間でいうと、4例目の方が小樽に来た3月11日から15日の間に感染した可能性の方が高いということでしょうか。

(保健所長)
そう考えられます。どちらがどちらに、というのは分かりませんが。

(読売新聞)
5例目の方の勤務の事業所というのは、消毒とか閉鎖とかどういう状況になるのでしょうか。

(市長)
勤務先は消毒を行うと伺っています。

(読売新聞)
営業は停止されていますか。

(市長)
そこまでは確認できていません。

(北海道新聞)
5例目の方について、勤務はいつごろまでされていたのでしょうか。

(副市長)
症状が出てからは3月19日、23日の2日間働いていたと聞いています。

(読売新聞)
入院が先で、陽性判明が後になるというのはよくあるのでしょうか。疑い例の段階で入院をしているのでしょうか。

(保健所長)
ケースバイケースですけれども、例えば疑い例で検査をすると、その時点で入院となります。陰性が確定されるまでです。症状が無かったときですね。

(読売新聞)
病床の状況というのは、治療中の方が5人ということになると、今小樽は埋まっている状況ですか。

(副市長)
小樽の病床は、今までは感染病床2床と結核病床の内の2床を使って、今は埋まっている状況です。ただ、小樽の医療機関では病棟を一つ、今回のコロナ対策専門にするということで、今日現在(3月28日)は8床を確保しています。

(読売新聞)
これは新たに8床ということですか。

(副市長)
いえ、今日現在8床ということです。

(読売新聞)
トータルでということですね。

(副市長)
はい。その後陰圧の工事なども行いまして、近いうちに14床まで確保しようということで、今調整している最中です。

(NHK)
5例目の方の職業はどういったカテゴリーか、業種を教えていただけますか。

(市長)
職種については、ご勘弁いただきたいと思います。

(NHK)
この方の海外渡航歴ではなく国内の動きで、例えば小樽市を離れていたとか、11日以降で、何か特異的にどこかの場所に行っていたという現状はあるのでしょうか。

(市長)
5例目の方の市外での動きについては確認していません。

(読売新聞)
これで市内5例目になりましたが、発表段階ではみなさん軽症というお話で説明はありましたが、その後症状の変化、亡くなった方とか含めて、何か状況が変わったところは無いですか。

(保健所長)
はい。特に症状が悪化している方はいません。みなさん軽症です。

(読売新聞)
5例目の方でいうと、今日時点では、平熱になって咳もないということで、症状無しという状態ですか。あるいはただ肺炎の陰影があるのでしょうか。

(保健所長)
肺炎の所見はあるが、症状は今無いということです。

(北海道新聞)
陰影というのは、肺炎とほぼイコールですか。

(保健所長)
肺炎の影ですね。

(総務部長)
他はございますか。ないようであれば、以上を持ちまして本日の記者会見を終了いたします。ありがとうございました。

 

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