市長記者会見記録令和2年4月17日(新型コロナウイルスに関連した患者の発生)

公開日 2020年04月17日

更新日 2021年02月05日

下記のとおり、市長から発表がありました(午後3時00分~)

(市長)

 本日は、急なご連絡にもかかわらずお集まりをいただきましてありがとうございます。
本市におきまして、昨日4月16日(木)に、本市では6例目、7例目となる新型コロナウイルスの感染者の発生が確認されましたので、ご報告をさせていただきます。お手元の説明資料に基づきまして、私からご説明をさせていただきます。
まず、6例目となる患者の概要ですが、この方は道内336例目の症例で、年代は80歳代、性別は女性で、国籍は日本、居住地は小樽市で、職業は無職、海外への渡航歴はなしということです。当該患者の症状・経過につきましては、資料にありますとおり、2月10日(月)から、札幌市にあります「北海道がんセンター」に入院をしていました患者です。4月の初め頃から、咳の症状が出てきたとのことです。4月9日(木)に38度台の発熱があり、4月15日(水)にCT検査で肺炎像は見受けられなかったものの、微熱が続いていたことから、「北海道がんセンター」で検体を採取し、同日、札幌市の衛生研究所で病原体検査を実施、4月16日(木)に陽性と判明したとのことです。患者本人の病状としては、会話ができる程度の軽症ということです。行動履歴や濃厚接触者については、現在調査中です。
続きまして本市7例目の患者の概要ですが、道内では337例目の症例で、年代は、ご本人の希望により公表できません。性別は男性で、国籍は日本、居住地についてもご本人の希望により公表できません。職業は会社員、海外への渡航歴はなしということです。当該患者の症状・経過につきましては、資料にありますとおり、3月24日(火)に小樽市保健所において新型コロナウイルスの病原体検査で陽性となり、後志管内の感染症指定医療機関に入院しておりましたが、その後、3月26日(木)に1回目の検査を行い、陰性を確認、さらに、3月27日(金)に2回目の検査を行ったところ、再度、陰性を確認、厚生労働省が示している「退院の基準」に基づき、3月28日(土)に後志管内の指定医療機関を退院しました。退院後の経過をみるため、4月2日(木)に後志管内の指定医療機関を受診しましたが、この時は、咳の症状はあるものの、胸部X線撮影による肺炎等の所見はありませんでした。その後、4月15日(水)に、長時間の会話後や就寝時の咳が続いている旨、ご本人から、小樽市保健所の「帰国者・接触者相談センター」に相談があり、4月16日(木)に小樽市立病院の「帰国者・接触者外来」を受診され、検体を採取、同日、小樽市保健所で新型コロナウイルスの病原体検査を実施したところ、再度、陽性が判明しました。現在、市内の感染症指定医療機関に入院しております。患者本人の病状としては、会話ができる程度の軽症ということであります。なお、この患者は3月25日(水)に公表した、本市における4例目、道内164例目の方と同一人物です。行動履歴や濃厚接触者については、現在調査中です。
6例目、7例目のいずれにおきましても、行動履歴や濃厚接触者等、感染拡大の防止に向け、必要な情報については、患者の人権や個人情報の保護に留意しつつ、判明次第、お知らせしていきます。皆様にお願いですが、今後の情報の収集等につきましては、個人情報の保護等のため、本人・ご家族等が特定されることのないよう特段のご配慮をお願いいたします。
私からの報告は以上です。

 

報道機関から次のような質疑がありました

 

(総務部長)
ご質問等ございましたら、どうぞご発言ください。


(北海道新聞)
まず6例目の方ですが、この方は現在も(北海道)がんセンターに入院しているということですか。昨日の札幌市の発表によると看護師3名も新型コロナウイルスが陽性ということで、院内感染の可能性もあると見ているということですか。

(保健所長)
詳細については十分把握していませんが、院内感染の疑いがあるということで考えています。なお、その方は現在も北海道がんセンターに入院されています。

(読売新聞)
6例目の女性については、今のところご家族など濃厚接触者の特定はできていますか。

(保健所長)
家族の方が札幌にいらっしゃるということで、聞き取りをしています。小樽市内にもご主人がいらっしゃるということで、健康調査をしています。

(読売新聞)
結果は出ていますか。健康調査なんですね。

(保健所長)
はい。PCR検査が必要かどうかについては、今のところそこまでの必要性はないという判断です。

(読売新聞)
7例目の方は道内164例目と同一人物ということで、その時点では、居住地や年代が公表されていますが、この方ということですよね。その後そういうものを出さないでほしいと希望があったのですか。

(保健所長)
はい。これは本人も一度出していますので、強く説得したのですが、今回は是非出さないでほしいということで、今回は示していません。ただ、前の報告を見ればお分かりになることかと思います。

(読売新聞)
この方は退院後もこの近辺に待機されていたのでしょうか。

(保健所長)
はい。

(読売新聞)
それは保健所側からのご指導ですか。

(保健所長)
いえ、そういうことではありません。

(副市長)
この方は、退院後、小樽市保健所が追跡調査されていた方ではないということでしょうか。

(保健所長)
これはなにしろ、三つの保健所にまたがる…まずは本籍地と言いますか、現住所地の保健所。たまたま発見されたのが、最寄りの保健所に訪れることとなっていますから、そういうことで、小樽市の保健所に届け出があった。さらに入院されたところは後志管内の倶知安保健所管内の病院ということ。このあたり、どこをどのように担当するかは、多少明確な権限がなく、その都度、対応させていただく形で考えていました。

(小樽ジャーナル)
これまで確認された方たちは、現在はどうなっているのでしょうか。ホームページを見ると、現在患者数が2、陰性確認済みが4となっていましたが…

(保健所長)
これまで7例ですが、この7例目の方が出るまでに、5例中5名が退院されています。今回新たな1名の方、6例目が札幌市内、7例目の方が再度入院と聞いています。退院した方は、みなさん元気ということです。この方(4例目の方)を除いては。

(北海道新聞)
先ほど近辺というお話がありましたが、4例目のときの発表の状況だと、県外の在住者ということだったのですが、どちらに滞在をしていたのですか。例えばホテルとか知人宅とか、どういったところに滞在をしていらっしゃったのでしょうか。

(保健所長)
申し訳ありませんが、その辺につきましては本人が発表することを望んでいらっしゃいませんので、控えさせていただきたいと思います。

(北海道新聞)
一般的な話ですが、今回再び陽性ということで、昨日までに道内で4例確認されています。この場合も体内に残っていたウイルスが増殖してまた陽性反応が出たというような認識でよろしいですか。

(保健所長)
でなければ新たに感染したということですよね。まだどちらとも言えないですが、可能性とすれば、残っていたのが発症したのだろうと思います。

(読売新聞)
市内の施設の関係などは別途、資料なり説明があるのでしょうか。

(市長)
はい、今これ(感染者の発生に関する発表)が終わった後に、私からお話しようと思っています。まずは、感染者の発生についてまずお話させていただきたいと思っています。

(総務部長)
他になければ一旦終了させていただきます。

(市長)
それでは、感染者の発生とは別の件ですが、2点ほどお話をさせていただきたいと思います。
本日午前中に第7回目になります「新型コロナウイルス対策本部会議」を開催しました。昨日の緊急事態宣言を受けて、市内の小中学校、社会教育施設等についての今後の方針について決定しました。資料については後程配布させていただきます。
もう一点ですが、今後の新型コロナウイルス感染症の患者の発生に関する記者会見については、基本的には小樽市保健所の方で担当をさせていただきたいと考えていますのでよろしくお願いします。
市長が会見をしなければならない必要性がある場合はもちろん私の方から会見をさせていただきたいと思っていますのでよろしくお願いします。
私からは以上2点です。

(総務部長)
以上で終わらせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。(質問なし)

(市長)
ありがとうございました。

 

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