市長記者会見記録令和2年6月25日(新型コロナウイルスに関連した患者の発生について)

公開日 2020年06月25日

更新日 2021年02月05日

【いわゆる「昼カラ」の集団感染(クラスター)関連で、新たに6名の感染を確認しました。】

(概要)

 小樽市在住の60〜70歳代の男女5名と、年齢性別非公表の1名の計6名。うち、1名が軽症、もう1名が中等症(酸素要)、4名は症状が出ていません。現在、3名が市内指定医療機関に、3名が市内医療機関に入院中です。昨日、6月24日に公表した日中のカラオケ「昼カラ」が利用できるスナックの利用者が1名、残りの5名は、昨日公表した感染者の濃厚接触者やその家族で、そのうち2名は別の「昼カラ」ができる飲食店の関係者です。(この飲食店における集団感染(クラスター)は発生していません。)

 集団感染(クラスター)の発生している店舗名については、(1)感染経路(リンク)が追えている。(2)経営者から積極的な情報提供がなされている。ことから現時点で公表はしません。

 また、6月24日に公表した感染者のうち2名が19日に利用していた銭函市民センターを7月3日まで閉館することとしました。

 市長は、濃厚接触者の把握とPCR検査を徹底し、感染拡大の抑制に努めるとともに、今後に備え、病床確保や検査体制の充実を図っていくと表明しました。

市からのお知らせ

 

下記のとおり、市長から発表がありました(午後5時30分~)

(総務部長)

 ご案内している時間になりましたので、ただいまから緊急記者会見を開催させていただきます。市長お願いします。

 

(市長)

 それではよろしくお願いします。昨日に引き続きまして、新型コロナウイルス感染症の感染者の発生がありましたので、お知らせします。本市において、昨日、6月24日(水)に、本市29例目から34例目となる6名の新型コロナウイルス感染者の発生が確認されました。今回、感染が判明された方々は、昨日公表いたしました日中のカラオケを利用されていた濃厚接触者の検査を行った結果、陽性が確認された方々になります。現在のところ、感染の経過や行動歴、濃厚接触者などについて、調査中のものも多くなっていますが、判明している範囲で公表させていただきたいと思います。

 まずは、お手元の資料をご覧いただきたいと思います。順を追ってご説明させていただきたいと思います。6名とも国籍は「日本」、それから居住地は「小樽市」の方となっています。まず1番目、市内29例目の患者の方ですが、道内でいいますと1211例目にあたる症例で、年代は「70歳代」、性別は男性で、職業は「自営業」となっています。現在のところ症状はありません。市内21例目の患者の濃厚接触者となります。続きまして、2番目、市内30例目の患者の方ですが、道内1212例目の症例となりまして、年代は「60歳代」、性別は「女性」、職業は「自営業」となっています。6月22日に頭痛の症状があり、昨日陽性が判明しました。症状は軽症であり、会話は可能とのことです。この方も市内21例目の濃厚接触者にあたります。今説明をさせていただきました29例目、30例目のお二方につきましては、昨日公表の飲食店とは別の、市内花園で日中にカラオケを行っている飲食店の関係者となっています。次に、3番目、市内31例目の患者の方ですが、道内1213例目の症例にあたり、年代は「70歳代」、性別は「女性」で、職業は「無職」となっています。現在のところ症状はありませんが、この方も市内21例目の濃厚接触者となります。続きまして、4番目、市内の32例目の患者の方ですが、道内の1214例目の症例となりまして、年代は「70歳代」、性別は「女性」で、職業は「無職」です。現在のところ症状はございませんで、この方は、市内27例目の方の濃厚接触者となります。続きまして、5番目、市内33例目の患者の方ですが、道内1215例目の症例となりますが、年代、性別、職業につきましては「非公表」とさせていただきます。現在のところ症状はありませんが、この方も市内21例目の濃厚接触者となっています。

最後になりますが、6番目、市内34例目の患者の方ですが、道内1216例目の症例で、年代は「60歳代」、性別は「男性」で、職業は「無職」となっております。6月18日に発熱、肺炎の症状があり、検査の結果陽性が判明しました。この方も市内21例目の方の濃厚接触者となります。症状は中等症とのことでありますが、会話は可能な状態と伺っております。29例目から31例目の3名については市内の医療機関に、32例目から34例目までの3名については、市内の指定医療機関に入院中です。いずれの事例につきましても、行動歴、それから濃厚接触者については、現在調査中であります。

 本市においては、昨日に引き続きまして、複数の患者の発生となりました。保健所において、調査を進めておりますが、濃厚接触者の範囲が広くなり、今後も新たな感染者の発生が予想されると危惧をしているところです。市としましては追跡調査を徹底しまして、まずは感染拡大の防止に全力をあげて取り組んでまいりたいと考えているところです。

 また、昨日公表しました患者の方2名が、6月19日(金)、先週の金曜日になりますが、市内の銭函市民センターを利用していたことが判明しました。同時に利用されていた方などの接触者は確認できており、全員検査を行っているところです。銭函市民センターについては、こうしたことから、7月3日まで閉館としまして、館内の消毒を行うとともに、職員の健康観察を行ってまいりたいと考えています。

 今後の情報の収集等につきましては、個人情報の保護等のため、本人・ご家族等が特定されることのないように、特段のご配慮をお願い申し上げたいと思います。

 私からは以上でございます。

 

 

報道機関から、下記のような質疑がありました。

(総務部長)

ご質問等ございましたら、どうぞご発言ください。

 

(NHK)

まず、今回、21例目の方の濃厚接触者が6人のうちの5人ということで、21例目の方との関係性はどうなりますか。

 

(市長)

お客さん同士です。

 

(NHK)

皆さん、今回は、利用者ということですね。

 

(市長)

先ほど飲食店関係者の方が別にいらっしゃるというご説明をさせていただきましたが、その方も利用者でしたか。

 

(保健所長)

別な店の利用者です。

 

(NHK)

であれば、21例目の方が、昨日公表された時の、昼カラの場所というところと、他の場所も利用されていて、そこの店舗での濃厚接触者という認識ですか、この3番目の31例目とあります…

 

(保健所長)

1番目と2番目ですね。

 

(NHK)

1番目と2番目。この二人が別の場所。27例目の方と、濃厚接触者だということで、この27例目の方と市内32例目の方、この関係性は…

 

(保健所医療業務担当部長)

そこはまだ関係性については、公表はさせていただかないということです。

 

(NHK)

濃厚接触者ということだけですね。昨日発表された方の、いわゆる昼カラの場所の利用者の方というのは、陽性が確認された方は何人になるんですかね。昨日の数も含め、昨日は7名で…、利用者が何名かということです。

 

(保健所長)

利用者というのはサークルでの利用者ということですか?それとも…

 

(NHK)

この関係するということで。

 

(副市長)

昨日が7人で、今日がお一人です。お店の中での利用者です。

 

(保健所長)

それは、カラオケサークルの利用ということであればお答えできるのですが。

 

(NHK)

ではなくて、昨日発表された昼カラの…関係する感染者という意味です。

 

(保健所医療業務担当部長)

昨日は経営者が一人いて、利用者が7名ということだったんですが、今日さらにそこに1名の利用者が加わったということで、経営者も含めると、全体で9名、利用者はこれで8名ということです。

 

(NHK)

この1名は何例目になるんですか。

 

(保健所医療業務担当部長)

今日加わった1名はですね、31例目の方です。

 

(NHK)

市内29例目と30例目に関しては、市内の別の場所で、この21例目の濃厚接触ということで、昼カラの利用者ということですか。

 

(保険所長)

はい。

 

(NHK)

市内29例目、30例目は自営業と書いていましたが、職業は何になりますか。

 

(市長)

29と30例目ですよね。先ほどご説明させていただきましたが、昨日のお店とは別の、市内花園で日中にカラオケを行っている飲食店の関係者ということで伺っております。

 

(NHK)

お二人ともいわゆる経営者になるんですか。

 

(市長)

経営者です。

 

(NHK)

それは同じ場所ですか。

 

(市長)

そうですね、同じ場所です。

 

(NHK)

家族でいらっしゃいますか。夫婦なのか…

 

(保健所長)

そこまでの公表は望んでいらっしゃらないので。

 

(NHK)

今回は1名ということで、サークルというふうに含めると、昨日7名で、今日の1名の方はそのサークルには所属していなかったということですか。

 

(保健所医療業務担当部長)

今日の1名の方はサークルには参加していない方。ただ、お店は利用されていた方です。

 

(HTB)

1214例目から1216例目の方がどこかの昼カラの店を利用されていたというのはないのでしょうか。

 

(保健所医療業務担当部長)

それはないです。

 

(HTB)

この方々は昨日のお店の、昨日発表されたお店の濃厚接触者ということですね。今日の1211例目、1212例目の新たなお店の関係者ではなくて、昨日のお店の関係者。

 

(保健所医療業務担当部長)

これは、書かれていますとおり、21例目の方の濃厚接触者ということで、お店のほうは利用されていない方です。

 

(HTB)

家族という意味ですか。関係性としては。

 

(保健所医療業務担当部長)

関係性については、公表は控えさせていただきたいと思っています。

 

(HBC)

先ほど銭函の市民センターを利用していたという話ですけども、何の目的で利用していたのでしょうか。

 

(副市長)

英語教室を開いていまして、そこを、このお二人の方が、その生徒として参加をしていた。

 

(HBC)

英語教室の生徒。その生徒間は、濃厚接触者は何人くらいいらっしゃった。

 

(副市長)

先生がお一人と、一緒にいた生徒さんお一人。ただ、まだ、検査中です。

 

(STV)

昨日クラスターの発生が発表されたお店に関しては、該当する客や濃厚接触者について、全て検査は終了したということでよろしいでしょうか。

 

(保健所長)

いえ、まだです。

 

(STV)

これからまだ出てくる可能性があるということですね。

 

(市長)

ありますね。お昼だけではありませんから、夜のお客さんもいらっしゃいますので、引き続き追跡調査はやっていかなければいけないと思っています。

 

(STV)

今回、新たに市内21例目の方の濃厚接触者ということで、29例目、30例目の方は別のお店の関係者として出てきたんですが、この21例目の方は、29例目、30例目が経営しているお店にお客様として行っていたという解釈でよろしいですか。

 

(保健所長)

はい。

 

(STV)

周辺のお店の方からお話を伺う中で、昨日クラスターとして発表されたお店のお客さんの中で、札幌の昼カラオケのお店を利用していた方がいたという話が上がっているんですが、そういった事実は確認されていますか。

 

(保健所次長)

札幌の昼カラを利用されたお客さんが、クラスターの中に含まれているということは、今までの聞き取りの中では出ていないです。

 

(北海道新聞)

昨日の質問でお一人、はしごされた方がいるという話でしたが、それはこの21例目の方という解釈でよろしいでしょうか。

 

(保健所長)

はい。

 

(北海道新聞)

3番に関しては、昨日のA店舗のクラスターがさらに一人増えたと。4番、5番、6番に関しては、店舗を利用していない濃厚接触者、昼カラの利用客ではないということですよね。そうすると、小樽市内でのクラスターは昨日の昼カラの店舗のみということですか。今日の部分については別物なので、6人一度に出ていますが、これはクラスターではないということですか。

 

(保健所長)

クラスターの定義はいろいろあるのですが、そういう考えではその施設の中にはいないので、違うということになっています。

 

(北海道新聞)

そうすると、1番2番が経営されているお店、Bの店舗でのクラスターの発生も懸念されると思うんですが、昨日の店舗ですと昼カラの名簿があって、夜の利用者は、追跡中という形でしたが、こちらの1,2番目の店舗の方ではそういった名簿の管理状況はどうなっていますか。

 

(保健所長)

いただいています。

 

(北海道新聞)

昼カラに関しては名簿があって、追跡ができそうな状況ですか。

 

(保健所長)

はい。今日も3名くらい検査しています。

 

(北海道新聞)

1、2番の店舗に関しては、お店の休業状況はいつからというのはわかりますか。

 

(保健所長)

現在二人とも入院されていますので、休業されています。

 

(北海道新聞)

それは陽性が検査された昨日から休業ということでよろしいでしょうか。

 

(保健所長)

はい。昨日からです。

 

(朝日新聞)

1,2番の方なんですが、こちらは花園の飲食店の経営者ということでよろしいですか。もっと言うとスナックと言ってもよろしいでしょうか。

 

(保健所長)

いわゆるスナックです。そこでカラオケを行っています。

 

(朝日新聞)

5,6番の方なんですが、このお二人は昨日クラスターが認定されたスナックには行かれていないということでよいですか。

 

(保健所長)

はい。

 

(朝日新聞)

その感染は21例目の女性の方の濃厚接触者であったということで、特にお店には行っていなかったと。4番目の方をもう一度詳しく説明していただきたいんですが、27例目と言いますと、昨日の資料では70代無職の男性、この方もサークル仲間の一人だったと思うんですが、その方との濃厚接触者で、4番の方も特にお店への出入りはなかったと理解してよろしいですか。

 

(保健所長)

はい。

 

(読売新聞)

確認ですが、この4,5,6番の方は昨日出てきた方々の家族ですか。どのような言い方でしょうか。

 

(保健所医療業務担当部長)

関係性についてはまだ何もお話ししていません。あくまでも濃厚接触者です

 

(読売新聞)

何か言い方はないですか。

 

(保健所医療業務担当部長)

ご本人との関係性は非公表にしてくださいと言われていますので、そのようにの取り扱わさせていただきたいと思います。

 

(小樽ジャーナル)

1番と2番のお店で、昨日感染が分かった21例目の他の6名もそのお店に行っていたということはあるのでしょうか。

 

(保健所次長)

聞き取りの中では確認されていません。

 

(HBC)

昨日発表されたお店なんですが、しっかりと感染予防はされていたということでしたが、例えばチークダンスなどの行動は無かったのでしょうか。

 

(保健所次長)

カラオケグループ内でのクラスターですので、ただカラオケを利用していただけで、そういった、他の事をしていたという話は聞いていません。

 

(朝日新聞)

昨日クラスターが認定された飲食店なんですが、そこでは感染者の方はお酒を嗜んでいたのでしょうか。

 

(保健所次長)

お酒類の提供もあったと聞いています。

 

(HTB)

1202例目の方は、1211例目の経営しているお店の利用者という、昨日のお店も利用していて、今日発表になったお店も利用しているという認識でよろしいですか。

 

(保健所医療業務担当部長)

そうです。

 

(北海道新聞)

市内21例目の方の今日の1番、2番の店舗を利用した日付は何日ごろに利用されているかというのは把握されていますか。

 

(保健所次長)

15日です。

 

(北海道新聞)

1,8,15日に利用されていたのでその後にこちらのお店に行かれているということですよね。あわせて3番の方なんですが、この方も昨日の発表のお客ということでご説明があったと思うんですが、サークルに参加していないということではあったんですが、21例目の方と利用されていると思うのですが、この方はお店を利用したのはいつになりますか。

 

(保健所医療業務担当部長)

4日と11日にこのお店を利用しています。

 

(北海道新聞)

4日と11日はこの21例目の方と共に利用されたという認識でよろしいですか。

 

(保健所医療業務担当部長)

この方と接触があったことは確認しているんですが、どちらの日かははっきりと分かりません。

 

(読売新聞)

6月4日、11日というのは昼の時間に一緒だったということですか。

 

(保健所医療業務担当部長)

はい、昼の時間に一緒だったということです。

 

(読売新聞)

サークルのメンバーではないけど、昼間に一緒になったということですね。

 

(保健所医療業務担当部長)

はい。そのメンバーで集まる日にちが6月1日、8日、15日で、4日と11日ではありませんので。

 

(保健所長)

サークルは月曜日ですので。

 

(読売新聞)

これも昼カラということになるのでしょうか。

 

(保健所長)

はい。クラスターになったサークルの部分は全部追い切れていると思うのですが、それ以外の曜日については、これから調査が残っていますので。ただ、そんなにはないと思います。だいたい聞き取りはしています。

 

(読売新聞)

昨日出てきたA店と、今日はB店が出てきて、それぞれ昼カラの名簿が出されているというお話でしたが、それぞれ何人ぐらい名簿が出ているのでしょうか。

 

(保健所次長)

今、資料を手元に持って来ていませんでした。すみません。

 

(保健所長)

B店の方は100名くらい出ているという話を聞いています。

 

(読売新聞)

そこは後で知らせていただけないですか。

 

(保健所長)

わかりました。

 

(北海道新聞)

昨日の会見だと、サークルの利用が1時から5時ということで、4時間ほどというお話だったと思いますが、その後に行かれたということは、ほぼ夕方というか夜の時間帯になると思います。営業の形態としては昼カラということでよいのでしょうか。それとも通常のスナックの営業時間帯といった位置付けになるのでしょうか。昼カラに含めてよいのかどうか、実質的な定義がないのであいまいな部分が当然出てくると思うのですが。

 

(保健所長)

昼カラとは言えないですよね。

 

(保健所次長)

この21例目の方が、最初、カラオケグループに行かずに、昼、こちらの今日出てきたお店に行っていたということです。

 

(北海道新聞)

今日出てきたB店に来て、その後に昨日発表された店舗に行っていたということですか。

 

(保健所次長)

その日は行っていないと思います。その日に限っては行っていないです。

 

(北海道新聞)

6月1日、8日、15日というのは、あくまでサークルの利用なので、昨日のお客の7名の方が全てその日に行っているかどうかというのは、また別ということですね。あくまでサークルの利用ということですね。

 

(保健所次長)

はい。

 

(北海道新聞)

銭函市民センターのことですが、お二方というのは何例目の方でしょうか。また、センターの閉館が7月3日までということでしたが、閉館は今日からということでよいでしょうか。

 

(市長)

銭函市民センターは本日の夜間の部から7月3日まで閉館させていただく予定です。

 

(副市長)

昨日の24例目と26例目の方です。

 

(STV)

今日の新規の患者さんの中で21例目の方の濃厚接触者というのが圧倒的に多いのですが、この21例目の方が昨日発表されたカラオケのサークル以外に、別のサークルに所属していたという事実はあるのでしょうか。

 

(保健所長)

カラオケサークルとしてはないと思います。

 

(STV)

カラオケ以外のサークルではあるということですか。

 

(保健所医療業務担当部長)

この方は、もう一つの今日新たに発表したお店にも行かれていますが、サークルとして行かれていたのではなくて、お一人で行っていたということまでは確認しています。

 

(STV)

お店の利用者ではない方とも接触していますよね。濃厚接触者として挙がっていると思うのですが、その方たちはカラオケ以外のところでの接触ということになると思うのですが、これも含めて・・・

 

(保健所長)

中身は言えないのですが、確かにそういう類のものでの接触です。

 

(STV)

カラオケと別のサークルにも所属していたという認識でいいのですね。

 

(保健所医療業務担当部長)

具体的な中身は申し上げられませんので、カラオケでないということまでも申し上げられないのですが、いわゆるそういった趣味の活動として接触していた方が33例目の方と34例目の方ということです。

 

(STV)

それは昨日のカラオケのサークル以外の活動でということでしょうか。

 

(保健所医療業務担当部長)

そうです。

 

(読売新聞)

昨日出たお店の店名の公表については、現時点でどう判断したとか、どのような理由なのでしょうか。

 

(市長)

社会的に大変大きな問題だと十分に認識していますが、今のところこのお店の利用者の感染経路が把握されているということと、もう一点は、経営者の方から積極的に情報提供いただけるという上で、私どもとしては、今の時点では、公表を差し控えさせていただきたいと考えています。ただ、この後、昨日もお話させていただきましたが、感染経路の追えない方がたくさんいらっしゃるとか、さらに感染が拡大する恐れがある、そういったケースに遭遇した場合については公表させていただくつもりでいます。

 

(読売新聞)

そこの判断は難しいと思うのですが、現時点では感染経路は把握されているという認識でよいのでしょうか。

 

(市長)

今は名簿も出されていますので、足りない部分については、経営者の方からは積極的な情報提供をいただけるというふうに言われていますので、ある程度、感染経路は追えていくのだろうなと思っています。

 

(読売新聞)

名簿が出された以外に夜の利用者がいらっしゃるわけですよね。その把握はどれぐらい進んでいるのでしょうか。

 

(保健所長)

今、鋭意やっているところです。まだ2日も経っていないので。可能な限り追っていきたいと思います。

 

(読売新聞)

現時点で店名がわからないので、どこから接触が広まってしまう恐れも懸念されるのかなと。公益との比較・検討があると思うのですが、そういう懸念はないのでしょうか。

 

(市長)

私どもとしては、そのことは十分よく認識していますので、その社会的な重要性とお店が公表してくれるな、ということの重さというのは十分よく理解しているが、店主からは積極的な情報提供をいただけるということと、ある程度感染経路が追えているという状況の中では、繰り返しになりますが公表については差し控えさせていただきたいと思っています。

 

(読売新聞)

その判断は随時、状況に応じて行うということでしょうか。

 

(市長)

そういうことになると思います。公表を絶対しないということでは決してありません。

 

(HTB)

最後の34例目の方は中等症ということですが、どの程度の症状になりますか。

 

(保健所長)

酸素吸入が必要だということです。

 

(HTB)

症状としては少し重いというか、軽症ではないということですか。

 

(保健所長)

軽症ではないです。中等症ということです。自由に動ける、普通に会話ができるという状態ではないということです。

 

(HTB)

寝たきりということですか。

 

(保健所長)

そこまでは行ってないと思いますけども。

 

(北海道新聞)

小樽市内で初感染が確認されてから3か月ほど経ちますが、3カ月間で18名、19例、今回2日間で15人ということで、ほぼこの3カ月と同じくらいの数がこの2日間に発生している状況ということで、かなり危機感のある状況だと思いますが、改めてこの状況を踏まえて、市民の皆さんへの呼びかけ、事業者含めて、どのように対策を行っていこうと考えていますか。

 

(市長)

先ほども申し上げましたが、まずは感染の拡大の防止に努めていかなければいけませんので、濃厚接触者、これを徹底的に調査していくということになると思います。もう一つは、感染の拡大が想定されます。その上で、しっかりと病床の確保、検査体制の確保、保健所、他の医療機関の協力もいただきながら、しっかりと確保、要するに検査体制なり病床の確保には努めていきたいと思っています。市民の皆さんに対しては、国から「新しい生活様式」というのが示されていますので、改めて申し上げるまでもありませんし、市民の皆さんには引き続き、十分手洗いや消毒、社会的な距離を保つ、こういったことは心掛けていらっしゃるでしょうけれど、改めて、この部分について「新たな生活様式」に対するご理解とご協力をお願いしたいと思っています。これは市民の皆さんや経営者の皆さんにもそうです。

 

(北海道新聞)

病床の確保という話がされている中で、今回、市内の感染症指定医療機関ではない病院に入院されている方と、昨日の9名の方でも、管内の別の医療機関に入院されている方ということで、21床確保されている中でも、他に入院されている方もいらっしゃるというのは、今後の拡大を想定されているというイメージでよいでしょうか。

 

(保健所長)

できるだけ市立病院の重症患者が発生すると、さらに負担が大きくなるので、そういう面では軽症患者については他の医療機関で見ていただけるものは見ていただきたいと思っています。さらに、これからまだ増える可能性もありますので。札幌圏の医療機関にも北海道を通じてお願いしようと思っています。

 

(北海道新聞)

昨日の9名は、その後症状の変化というのはありますか。

 

(保健所医療業務担当部長)

現時点では症状に変化のあった方はいらっしゃいません。

 

(読売新聞)

カラオケばかりが悪いわけではないとは思うのですが、こういうふうに出てしまって今、感染者が拡大している状況で、市や保健所として何か当面の対策、呼び掛けかもしれませんが、何か特段の対策のお考えはありますか。

 

(市長)

特段の対策はありませんが、昨日、記者会見が終わった夕方に庁内の対策会議を開きました。その中で担当職員に言ったのは、市民に対して、それから接客を伴う、今のカラオケだけではないですが、接客を伴う事業者の皆さんに対して改めて注意喚起を呼び掛けていただきたいということで指示を出しました。これは事後の対策にはなるのだろうと思いますが、北海道のコロナ通知システムですとか、厚労省の接触確認アプリ、これはちょっと今不具合が生じているという情報もありますが、そんなものの積極的な活用も併せて呼び掛けていきたいと思っています。

 

(保健所長)

当初、まさかカラオケでこういうことになるとは想定していなくて、逆に医療機関や高齢者施設でのクラスターを想定していました。そういう意味では、明日、高齢者施設の方にお集まりいただいて、研修会を実施する予定でおりまして、今回こういうことになって、延期することも考えたのですが、今後のことを考えてやったほうがいいということで、今後、何回か高齢者施設の方にお集まりいただいて、研修会をやるということで、これは直接今回のカラオケのクラスターとは違いますが、そこで(クラスターが)起こればもっと大変なことになるということで、そちらの方の対策も立てる予定です。

 

(市長)

その講習会は公開ですか。

 

(保健所長)

公開です。

 

(総務部長)

他にご質問はございませんか。無いようであれば、終了させていただきたいと思いますが、よろしいですか。それでは以上をもちまして、本日の緊急記者会見を終了させていただきます。

 

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