保健所記者会見記録令和2年11月26日(新型コロナウイルスに関連した患者の発生)

公開日 2021年02月05日

更新日 2021年02月05日

【市内小学校における集団感染(クラスター)の発生を確認しました。】

昨日公表の教職員1人の感染確認を受け、市内小学校の児童36人と教職員21人のPCR検査を実施したところ、新たに児童5人と教職員1人(小樽市外在住)の感染が確認され、同小における一連の感染者は計7人となりました。
市からのお知らせ

動画データ:保健所記者会見令和2年11月26日(外部サイト:YouTube)

下記のとおり、保健所から発表がありました(午後5時~)

(総務部次長)
定刻となりましたので、新型コロナウイルスに関連した患者の発生について記者会見を始めます。本日は、まず保健所から全体の説明をさせていただい後、教育委員会から市内市立小学校におけるクラスターの発生について説明させていただきます。ご質問は教育委員会の説明終了後に一括で受けますので、よろしくお願いいたします。
では初めに、保健所長からご説明いたします。

(保健所長)
本日は、急なご連絡にもかかわらずお集まりいただきましてありがとうございます。本市におきまして、昨日11月25日に、本市195例目から201例目となる7人の新型コロナウイルス感染者の発生が確認されましたのでご報告させていただきます。
まずお手元の資料に沿ってご説明いたします。患者の概要ですが、市内195例目(道内7909例目)から市内201例目(道内7915例目)までで、年代は10歳代4人、20歳代1人、非公表2人、国籍はいずれも日本、居住地は小樽市、職業は学生4人、無職1人、非公表2人、性別は女性が2人、男性が3人、非公表が2人です。症状としては、軽症・会話可が4人、無症状が3人となっています。
まず市内195例目(道内7909例目)ですが、年代は10歳代、性別は男性、国籍は日本、居住地は小樽市、職業は学生になります。松ヶ枝中学校の生徒となります。症状は軽症・会話可、行動歴・濃厚接触者について調査中でありまして、所属する学級生徒などの検査は本日実施し、全て陰性を確認しています。
市内196例目(道内7910例目)の方は、年代が20歳代、性別は女性、国籍は日本、居住地は小樽市、職業は無職です。症状は軽症・会話可で、行動歴・濃厚接触者について現在調査中です。
市内197例目(道内7911例目)ですが、年代は10歳代、性別は男性、国籍は日本、居住地は小樽市、職業は学生、花園小学校の児童となります。症状は軽症・会話可です。
市内198例目(道内7912例目)ですが、年代は10歳代、性別は女性、国籍は日本、居住地は小樽市、職業は学生、花園小学校の児童となります。症状はなく、無症状です。
市内199例目(道内7913例目)の方は、年代・性別・職業が非公表、国籍は日本、居住地は小樽市、症状は軽症・会話可です。
市内200例目(道内7914例目)の方は、年代が10歳代、性別は男性、国籍は日本、居住地は小樽市、職業は学生、花園小学校の児童となります。症状はなく、無症状です。
市内201例目(道内7915例目)の方は、年代・性別・職業が非公表、国籍は日本、居住地は小樽市です。症状はなく、無症状です。
昨日11月25日公表の花園小学校の教職員の陽性判明を受け、教職員21人と児童36人の検査を実施しまして、昨日公表の1人の教職員の陽性者のほか、教員1人市外在住者と、本日公表の児童3人ほかの陽性を確認しました。花園小学校におけるクラスターと確認しています。
私からは以上であります。

(総務部次長)
続きまして、教育部長からご説明します。

(教育部長)
花園小学校のクラスターの発生と松ヶ枝中学校生徒の感染についてご説明します。
花園小学校のクラスターの経過としては、11月24日(火)、花園小の教職員1人の感染が判明したことから、同日、教職員21人のPCR検査を実施したところ、新たに教職員1人の感染が確認されましたので、11月25日(水)から12月8日(火)まで学級閉鎖するとともに、教職員が関係する学級の児童36人全員のPCR検査を実施したところ、5人の感染が確認されました。これにより、花園小学校の感染者は教職員2人、児童5人、計7人の感染となります。
次に、松ヶ枝中学校生徒1人の感染については、11月25日(水)に感染が判明したことから、生徒が在籍する学級を本日11月26日(木)から12月4日(金)まで学級閉鎖するとともに、本日、同学級の生徒30人全員と関係する教職員2人のPCR検査を実施し、全て陰性を確認しているところです。
説明は以上となります。

報道機関から次のような質疑がありました

(総務部次長)
ご質問等ございましたら、どうぞご発言ください。

(朝日新聞)
松ヶ枝中学校ですが、学級閉鎖となった学級は1学級だけですか。

(教育部長)
はい、そうです。

(読売新聞)
花園小で確認したいのですが、昨日以前に発表されているのは教職員1人ですか。

(教育部長)
そうです。

(読売新聞)
今回新たに6人が出たと。

(教育部長)
はい。

(読売新聞)
教職員1人というのは、職業非公表の方に含まれるのですか。

(教育部長)
職員1人は市外になります。

(保健所長)
資料には載っていません。

(読売新聞)
載っていないのですね。市外というのはちなみにどこですか。

(教育部長)
市外ということでお願いします。

(読売新聞)
どこから発表というのは言えますか。

(保健所長)
札幌市からです。

(読売新聞)
何例目というデータはありますか。

(保健所長)
それは把握していません。

(読売新聞)
この教職員の方は今日札幌市が発表の予定と理解してよいですか。

(保健所長)
そのように伺っています。

(北海道新聞)
今日発表された中に花園小の方が6人含まれるということですか。

(教育部長)
花園小の児童です。

(北海道新聞)
児童が5人と教職員1人が今日発表の7人の中に含まれるのですか。

(教育部長)
教職員1人は札幌からということで、児童5人が含まれるということです。

(北海道新聞)
松ヶ枝中の児童も1人含まれて、残る1人というのは、これは…

(保健所長)
それは全く関係ない方です。

(北海道新聞)
関係がない。そしてリンクもないですか。

(保健所長)
はい。

(北海道新聞)
それが196例目の方ということですか。

(保健所長)
はい。196例目です。

(北海道新聞)
その方は、自分で症状があるから病院に行って分かったという理解でよいですか。

(保健所長)
はい。

(北海道新聞)
花園小に関しては、濃厚接触者として調べているのは全員で、既に検査したのが何人でこれから検査するのが何人というのを改めて教えてください。

(保健所主幹)
花園小は教職員の方21人です。それから児童の方は36人を検査しています。

(北海道新聞)
花園小の教職員の方21人と、児童36人。それ以外に、いろいろな学校以外での濃厚接触者として検査しているというのは…

(保健所主幹)
検査していないです。

(北海道新聞)
ご家族とかは…

(保健所主幹)
そういう方は検査しています。

(北海道新聞)
規模としては大きくないということですか。

(保健所主幹)
今のところはすみません、最終的にまだ聞き取りもできていないので。

(北海道新聞)
この21人と36人は既に検査して陰性だったのですか。

(保健所主幹)
検査は済んでいます。

(北海道新聞)
連日感染している方が出ている状況で、小樽市としては、現在、市中感染についてはどういうふうに受け止めていますか。広がっていると…

(保健所長)
それはもう、かなり広がっていると思っています。もう200例を超えましたし、かなり人口比にしてもかなり大きな数になっています。まだこれからさらに増えると予想していますので、予断を許さないと思っています。

(北海道新聞)
改めて市民へのメッセージ、呼びかけをいただいてもよいですか。

(保健所長)
まずは新北海道スタイルを、道から出していますがそれをきちんと守っていただくということに尽きると思います。

(NHK)
児童36人、教職員21人を全員検査して陰性とおっしゃっていましたが、これは全員陰性ということではなくて、その結果、陽性が判明したのが今日の6人ということですか。

(保健所主幹)
そのとおりです。36人と21人が全員陰性ということではないです。

(NHK)
この検査というのは、教職員1人が陽性確認されたから検査した方々という認識でよいですか。

(保健所主幹)
そのとおりです。

(NHK)
花園小学校の学級閉鎖の期間をもう一度教えてください。

(教育部長)
11月25日から12月8日までです。

(NHK)
これも1学級ですか。

(教育部長)
そうです。

(NHK)
児童というのは全員同じクラスですか。

(教育部長)
そうです。

(NHK)
10歳代ということですので、高学年という認識で大丈夫ですか。

(教育部長)
学年は公表していないので、ご理解ください。

 

(NHK)
今日発表の市内199例目と201例目の非公表の二人というのは、必然的に花園小の生徒ということでいいですか。

(教育部長)
その理解でよろしいかと思います。

(STV)
花園小学校で児童7人ということですが、これは全てリンクがとれているということでよいですか。

(保健所長)
はい。7人でなくて5人です。

(STV)
昨日の発表は何人ですか。

(保健所長)
教職員の方1人です。

(STV)
ということは、今日の教職員と児童5人で、全部で7人ですね。それぞれ全てリンクがとれているということですか。

(保健所長)
はい。

(北海道新聞)
松ヶ枝中学校の生徒さんと花園小学校の生徒さんは、例えば兄弟であったり、何か関係があるのでしょうか。

(教育部長)
関係はありません。

(北海道新聞)
松ヶ枝中の方も自分で、のどの痛みで病院へ行って判明したという理解でよいですか。

(保健所主幹)
そうです。

(朝日新聞)
小学生が例えばコロナに感染した場合、今回の場合、年代性別が非公表なんですが、これは保護者の方がこのような形で公表してほしいということで、そのようになるのでしょうか。

(保健所長)
はい、保護者の方のご希望です。

(朝日新聞)
昨日発表になった花園小学校の教職員の方は、小樽に在住の先生でしょうか。

(保健所長)
そうです。

(小樽ジャーナル)
195例目の松ヶ枝中学校の方ですが、こちらは感染経路が不明ということですが、教員の検査数が2人というのは少ないと思うのですが。

(教育部長)
関係する職員です。花園小学校と比べると、花園小は先生が陽性になって、先生全体をPCR検査したのですが、松ヶ枝中は生徒が陽性になっているので、生徒に関係する先生が2人ということで、まず2人のPCR検査を実施するということです。

(小樽ジャーナル)
今後、検査数は増えていくのですか。

(保健所長)
今のところ松ヶ枝中に関しては、予定はありません。

(北海道新聞)
花園小の感染が確認された教員2人は担任の先生ということですか。

(教育部長)
そこは公表していません。

(北海道新聞)
教員ということでよいですか。

(教育部長)
教職員です。

(北海道新聞)
事務の方も含まれるということですか。

(教育部長)
教職員で統一しています。

(北海道新聞)
一般的に市内の小学校での感染対策は、これまでどのように行ってきたのか教えてください。

(教育部長)
基本的には国の衛生管理マニュアルに従いまして、各学校大変な努力をしているところです。当然、基本的には、例えばマスク、三密回避、消毒、特にこの時期は換気なども注意しながら、感染防止に努めているという状況です。

(北海道新聞)
授業中もマスクを着けているのですか。

(教育部長)
もちろんマスクはしていますし、30分に一度の換気も徹底しています。

 

(北海道新聞)
給食の時間のおしゃべりはしているのですか。

(教育部長)
もしかしたらそこは一番の問題なのかもしれませんが、当然、食べるときにはマスクをはずす中で、会話もしないで子どもたちが給食をとっている状況です。

(北海道新聞)
体育の時間はどうしているのですか。

(教育部学校教育支援室長)
基本的にはマスクをして、苦しい時には少しはずしたりしています。

(北海道新聞)
どういった場面で感染が広がってしまったと考えていますか。

(保健所長)
それはこれから調査をしていきます。

(北海道新聞)
両方の中学校・小学校ともに今後のその濃厚接触者の検査の広がりというのは、無いという判断ですか。

(保健所長)
今のところは全て拾い上げてやっていると思います。

(北海道新聞)
全員が入院先調整中となっていますが、今後のこの展開としてはどのようになる予定でしょうか。

(保健所長)
なかなかお子さんだけ宿泊療養もしくは入院ということにはなりませんので、そうなると親御さんと一緒ということになりますので、なかなか入院もしくは宿泊療養の選択は難しいかなと思っています。

(北海道新聞)
そうすると自宅に・・・

(保健所長)
入院調整ということで自宅にいていただくことになるかと思います。

(北海道新聞)
市中感染の可能性ですが、今この状態の広がり方というのは、無症状の方も含めてですが、どういう広がり方の可能性が高いなというふうに保健所としては捉えていらっしゃいますか。

(保健所長)
まずもともとコロナは潜伏期が長い、2週間くらいある、かつ若い人は症状が無いということは、その間、自由にいろんなところを移動して行っているわけですから、どうしても感知が遅れてしまう、その間にいろいろ接触を広くしてしまって感染が知らず知らずのうちに広がっている、そういうかたちで今回このような大きなクラスターになっているのだろうと思います。

(読売新聞)
市内のクラスターはこれで4件目となり、3件目が稲穂小、今回が花園小と。稲穂小、花園小と続いて出ていることで何か想定されることはあるのでしょうか。背景とか要因というのでしょうか。

(保健所長)
今のところ関連付ける要因は無いと考えています。

(読売新聞)
今日の内のリンク無しの人は資料の1番と2番だけでよいですか。

(保健所長)
はい。

(STV)
花園小学校の児童は資料でいうと3番、4番、6番、この他にありますか。

(教育部長)
今のに加えて、5番と7番です。

(STV)
これは児童ということでよろしいですか。

(教育部長)
はい。

(北海道新聞)
11月に入ってから相当増えてきていますが、年代の特徴はどのように捉えて、パーセンテージも含めて保健所としてどのように把握していらっしゃいますか。

(保健所長)
パーセンテージそのものの計算はしていませんが、ほとんど未成年です。学校中心のクラスターでしたので若い方ばかりです。

(北海道新聞)
その中で当初、高齢者が多かったところから大分変わってきたということについて、全国的にそうですが、小樽での特徴と対策をもう一度お願いします。

(保健所長)
今回はたまたま小学校でクラスターが起きましたので、若い人に集中していますが、これがこのまま続くというよりも、一番心配しているのは高齢者、重症化しやすい高齢者です。今のところ医療入院者も少なく、非常にその辺の状況についてはまだ余裕がありますが、これから高齢者、それから病院関係のクラスターが起こるということも可能性も十分にありますので、その辺については一番気を遣って、慎重に対応していかなければならないと思っています。ただ、今若い人が多いというのは、たまたま小学校にクラスターが発生したということによるもので、これが小樽の特徴ということにはならないと思っています。

(北海道新聞)
感染症の病床の今の利用率はどういうかたちになっていますか。

(保健所長)
今は1人もしくは2人ぐらいの入院しかないと把握しています。

(北海道新聞)
そうすると利用率はどれくらいになりますか。

(保健所長)
利用率は今15床空けていますから1割以下ですね。

(北海道新聞)
今のところは余裕があると…

(保健所長)
今のところは余裕があります。ただその状況がいつどうなるか全く予断は許さないと思っています。

(朝日新聞)
クラスターの件数ですが、先ほど3件目が稲穂小、4件目が今回の花園小。1件目と2件目の学校名を教えていただけますか。

(保健所主幹)
市内でのクラスターにつきましては6月だったと思いますが、昼間のカラオケにおいてのクラスターが最初でした。それから8月に入りまして小樽市立病院でのクラスターとなります。

(朝日新聞)
それでは学校は二つ目ですね。

(保健所主幹)
はい。

(総務部次長)
他にご質問がなければ本日の記者会見はこれで終了いたします。

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