保健所記者会見記録令和2年11月27日(新型コロナウイルスに関連した患者の発生)

公開日 2021年02月05日

更新日 2021年02月05日

【市内の小学校1校を臨時休業(学校閉鎖)することとしました。】

昨日、本市において9人の感染者が確認され、その内の3人が既に学級閉鎖中の市内小学校の別のクラスの児童と教職員であり、感染の拡大が同小全体に及ぶ懸念があることから、11月28日から12月11日までの2週間、この学校を閉鎖することとしました。

市からのお知らせ

動画データ:保健所記者会見令和2年11月27日(外部サイト:YouTube)

 下記のとおり、保健所から発表がありました(午後5時~)

(総務部次長)
定刻となりましたので、新型コロナウイルスに関連した患者の発生について記者会見を始めます。まず、保健所から全体の説明をした後、教育委員会から市内市立小学校の学校閉鎖について説明をします。ご質問は教育委員会の説明終了後に一括でお受けしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。では初めに保健所長からご説明します。

(保健所長)
本日は急なご連絡にもかかわらずお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。本市におきまして、昨日11月26日に本市202例目から210例目となる9人の新型コロナウイルス感染者の発生が確認されましたのでご報告します。
まず、お手元の資料に沿ってご説明します。患者の概要ですが、市内202例目(道内8170例目)から市内210例目(道内8178例目)までで、年代は10歳代3人、30歳代2人、40歳代・60歳代・80歳代がそれぞれ1人、非公表1人、国籍はいずれも日本、居住地は小樽市、職業は学生3人、会社員3人、教職員1人、無職2人、性別は女性が6人、男性が2人、非公表が1人です。症状としては、軽症・会話可が1人、無症状が8人となっています。
市内202例目(道内8170例目)の方は、年代が80歳代、性別は女性、職業は無職になります。症状は無症状で、市内196例目の濃厚接触者として検査を行い陽性が判明しました。
市内203例目(道内8171例目)の方は、年代が30歳代、性別は女性、職業は会社員となります。症状は無症状で、市内200例目の濃厚接触者として検査を行い陽性が判明しました。
市内204例目(道内8172例目)の方は、年代・性別は非公表、職業は教職員、症状は無症状で、濃厚接触者として検査を行い陽性が判明しました。
市内205例目(道内8173例目)の方は、年代が10歳代、性別は男性、職業は学生、症状は無症状で、濃厚接触者として検査を行い陽性が判明しました。稲穂小学校の児童となります。
市内206例目(道内8174例目)の方は、年代が10歳代、性別は女性、職業は学生、症状は無症状です。濃厚接触者として検査を行い陽性が判明しました。この方も稲穂小学校の児童となります。
市内207例目(道内8175例目)の方は、年代が40歳代、性別は男性、職業は会社員、症状は無症状です。市内195例目の濃厚接触者として検査を行い陽性が判明しました。
市内208例目(道内8176例目)の方は、年代が30歳代、性別は女性、職業は会社員、症状は無症状です。市内195例目の濃厚接触者として検査を行い陽性が判明しています。
市内209例目(道内8177例目)の方は、年代が10歳代、性別は女性、職業は学生、症状は無症状です。市内195例目の濃厚接触者として検査を行い陽性が判明しました。
市内210(道内8178例目)の方は、年代が60歳代、性別は女性、職業は無職、症状は軽症・会話可です。行動歴および濃厚接触者については、現在調査中です。
私からは以上です。

(総務部次長)
つづきまして、教育部長から説明があります。

(教育部長)
稲穂小学校の学校閉鎖についてご説明いたします。稲穂小学校の感染の経過としては、11月19日(木)児童1人、翌20日、児童4人と教職員1人の感染が確認されたことから、12月3日(木)まで学級閉鎖としたところです。その後、昨日26日に児童2人、教職員1人の感染が新たに確認されたため、保健所と協議し、小学校内に感染の拡大が懸念されることから、学校を閉鎖するとともに、合わせて勤労女性センターの放課後児童クラブについても休業することとしました。学校および放課後児童クラブの閉鎖の期間は、明日11月28日(土)から12月11日(金)までの2週間となり、児童の学校への登校および放課後児童クラブの利用は12月14日(月)からとなります。
説明は以上となります。

 報道機関から次のような質疑がありました

(総務部長)
ご質問等ございましたら、どうぞご発言ください。

(北海道新聞)
稲穂小の学校閉鎖に関わることで、新たに3人出ていますが、これはクラスターには含まれるのですか。

(保健所長)
これをクラスターに含むかどうかは、今のところ学校内ではないということで、含まない方向で考えています。ただ、全体として最終的にどうするか、その辺の判断はまた変わるかもしれません。

(北海道新聞)
学校内ではないというのはどういうことでしょうか。

(保健所長)
まだその辺については調査中です。

(北海道新聞)
クラスターに含まれるかどうかは調査中ということですか。

(保健所長)
はい。

(北海道新聞)
同じ学校で、少し時間は置いていますが、同じ学校の児童と教職員で出ていると。これがクラスターではないということですか。

(保健所長)
同じ発生源かと言うと、それは調査中です。

(北海道新聞)
少しタイムラグを置いて検査していますが、これはどういうことでしょうか。

(保健所長)
感染経路が別だからです。

(北海道新聞)
そうすると、先週出た児童のクラスと今回出てきた児童、これは別だという認識でよいでしょうか。

(教育部長)
そのような形でよいです。

(北海道新聞)
1人教職員の方出ていますが、この方は今日の204例目という理解でよいでしょうか。

(教育部長)
そうです。

(読売新聞)
稲穂小の児童2人、教職員1人は別の感染者の濃厚接触者として検査をして出てきたという理解でよいですか。

(保健所長)
はい、そうです。

(読売新聞)
それぞれ、この3人が関わって感染しているかどうかはわからないということですか。

(保健所長)
それは今、調査中です。

(NHK)
11月26日の検査者数についてですが、そもそも検査をした理由というのはどういったことからだったのですか。検査は児童34人と教職員1人にした結果、陽性3人、陰性32人だと思うのですが、そもそもなぜこれを検査したのですか。教職員1人の感染が確認されたからとか、生徒一人の感染が確認されたからとか…

(教育部長)
教職員です。

(NHK)
その結果出たのが、11月26日に陽性判定となった児童2人、教職員1人ということですか。

(教育部長)
そうです。

(NHK)
11月26日に検査をした教職員1人というのは、集団で検査した中には含まれないということですか。

(教育部長)
この教職員は、陽性になった教職員ではなくて、関係する職員の教職員です。

(NHK)
11月26日に陽性判定となった教職員1人は20日確認の1人ということですか。

(教育部長)
市内204例目の方が11月26日に陽性判定となった教職員です。

(NHK)
学校閉鎖にした理由ですが、前回学級閉鎖はクラス内での感染ということで学級閉鎖だったと思うのですが、今回、学校にしたというのは、この児童2人はそれぞれ別の学級ということですか。

(教育部長)
2人の児童は一緒の学級です。

(NHK)
すでに学級閉鎖になっているクラスとは違うのですか。

(教育部長)
そうです。

(NHK)
教職員に関しては、その担任とかは言えないですか。

(教育部長)
はい。

(朝日新聞)
10歳代の人が今日の発表で3人出ています。そのうち2人は稲穂小の児童ということで、残る市内209例目の10歳代の方はどういった方でしょうか。

(教育部長)
市内の小学校の児童ですが、学校名は公表しません。

(朝日新聞)
そうすると、昨日発表した花園小でもないし、稲穂小でもない別の小学校の児童という認識でよいですか。

(教育部長)
はい。

 

(読売新聞)
新たに稲穂小で3人が出た経緯について、最初に教職員が出たと説明されましたが、順を追ってもう一度ご説明願えますか。経緯がよく分からないのですが。

(教育部長)
最初にクラスターになる経緯から説明しますと、まず11月19日に児童1人が感染して、昨日26日に児童2人と教職員1人の感染が確認されました。

(読売新聞)
それは別々の経路としてですよね。それと共に、11月26日の検査者数というのは何を意味するのですか。この3人の陽性判明を受けて検査したということですか。

(教育部長)
いえ、26日の検査については、事前に教職員1人が感染したのが確認されたので検査しています。

(読売新聞)
その確認された教職員は11月20日に感染確認された教職員1人ということですか。

(教育部長)
今言われているのは11月26日に陽性判定となった教職員1人のお話ですよね。11月20日に感染確認された教職員1人と、11月26日に陽性判定となった教職員1人は全く別の教職員です。

(読売新聞)
そうすると11月26日に児童2人、教職員1人の陽性が判明したと。それを受けてまた周辺を検査されたということですか。

(学校教育支援室長)
11月26日に検査をした児童34人、教職員1人というのは別の経路で検査が必要だということで検査をして、その結果が、陽性判定3人、陰性判定32人となったということです。

(読売新聞)
別の経路というのは具体的にどういう経路ですか。

(学校教育支援室長)
なぜ必要かということについては、今はお答えできないところです。

(読売新聞)
そこが分からないと説明がしづらいかなと思いますがいかがですか。

(教育部長)
稲穂小の最初のクラスターとは関係ない経路から陽性者が出たものですから、その関係で…

(読売新聞)
いわゆる学校と関係ないところから濃厚接触者が出てきて、それに付随して35人を26日に検査したという理解でいいですか。

(教育部長)
そうです。

(読売新聞)
その結果、3人が陽性になったということですか。

(教育部長)
そうです。

(読売新聞)
その検査が必要になった経緯というのはご説明いただけないですか。

(保健所長)
この辺が、なかなか説明が難しいといいますか。

(読売新聞)
具体的な名前とかを求めているわけではなくて、何処何処の感染者を追ったらこうなって、こうなって、というのを簡単に言えないですか。

(保健所長)
お話するとかなりご本人が特定される可能性があるということと、この中で公表をご希望されていない方がいるということですから。

(読売新聞)
さっきのやりとりの中で「教職員1人が」、と言われていましたが、その方が濃厚接触者であるという理解でいいですか。

(保健所長)
はい。

(読売新聞)
別の何らかのルートからその教職員が濃厚接触者で、ただ11月26日に陽性判定となった教職員1人は、11月26日に検査をした教職員1人と一緒ということでいいですか。

(保健所)
同じです。

(読売新聞)
くどいようですが、11月26日に児童34人と教職員1人を検査したら、その中から児童2人と教職員1人の陽性者が出てきたとそのような理解でいいですか。

(保健所長)
そうです。34人プラス1人を検査したら、これだけ出てきたということです。

(HTB)
経過としては、11月20日までに感染確認された児童計5人と教職員1人の6人はクラスターとして確認されていると。これは学級閉鎖ということで1クラスの中で起きていると。

(教育部長)
そうです。

(HTB)
先程、この11月20日確認の教職員1人の感染を受けて、11月26日に計35人の検査をされたと聞こえたのですが。合っていますか。

(教育部長)
違います。

(HTB)
11月26日に検査をした35人というのは、11月20日までに感染確認された6人のクラスターとは全く関係のない…

(教育部長)
そうです。

(HTB)
でも、この35人に限っているということは、一定の何か接触範囲を認めてこの35人を検査されているのですよね。

(教育部長)
それは教職員の感染が確認されたので。

(HTB)
その教職員とは11月26日に検査をした教職員ですか。

(教育部長)
はい。

(HTB)
その児童34人はその教職員1人と濃厚接触の可能性があると。それはクラス単位ですか。

(教育部長)
はい。

(HTB)
ということは11月26日に陽性判定となった児童2人、教職員1人というのが、一つのクラス内の3人ということですね。

(保健所長)
そうです。

(HTB)
そのクラスは11月20日に感染確認された6人のクラスとまた別のクラスですか。

(保健所長)
そうです。

(HTB)
学校内での感染の恐れもあるので学校閉鎖、休校の措置を取られたと。

(保健所長)
そうです。

(小樽ジャーナル)
市内195例目の方の濃厚接触者の方は何人ぐらいいますか。市内207例目・208例目・209例目は市内195例目の同居家族ということですか。

(教育部長)
そうです。

(小樽ジャーナル)
市内195例目の方は松ヶ枝中学校の生徒さんでしたよね。

(教育部長)
そのように公表しています。

(小樽ジャーナル)
学校での感染は見られなかったが、家族の中で感染者がいたということですね。

(保健所長)
はい。

(小樽ジャーナル)
入院先を調整中ということで、宿泊療養施設調整中の方が20人いらっしゃいますが、この中でだいたい一番長い方で何日くらい自宅待機していなければいけない状況でしょうか。

(保健所主幹)
大体通常、順調に経過しますと10日間くらいになるのですが、入院期間は本当に症状が無い方で途中で症状が出現しないとかであれば、大体10日間くらいが一つの入院の期間の目安になっていますので、だいたい10日間くらいです。ただ途中で症状が出ますと、それが軽減してから3日間くらい更に様子を見なければいけませんので、場合によっては更に日にちが延びる場合もあります。ですので、何日間とははっきりとはないのですが、だいたい基本10日を目安として、あと症状が出ても軽減してから3日間経過しないと、いわゆる退院できる基準と同じで自宅で療養していてもこの条件は同じなりますので、そのような考え方になります。

(保健所長)
実際に自宅療養とは言っていないのですが、一番長い方がどのくらいになっているかというのが手元に資料が無いのですが、先程担当が言いましたように原則10日間。ただ症状が出た場合にはそれが回復してから3日間くらい開けることになりますので、それがずっと続けば、自宅療養ではなくて別な方法を考えなければなりませんので、そういう方は今のところいらっしゃらないです。

 

(朝日新聞)
11月20日までに感染確認された6人について、このときはクラスターと認定されて1クラスだけが学級閉鎖となりました。今回は学校閉鎖ということで、クラスだけでなくて学校全体がお休みということになるのですか。

(教育部長)
そうです。

(朝日新聞)
先ほどのお話ですと、11月26日に計35人の児童・教職員の方が検査を受けていますが、これは1クラスの中だとお話していましたが、1クラスであるにもかかわらず、学校全体を休ませる理由は何なのでしょうか。

(教育部長)
教育委員会としては学校閉鎖の判断は保健所と協議して判断したところです。

(保健所長)
判断の理由は、全容を申し上げられないところもあるのですが、感染がずいぶん広がっていて、検査をするとその先々で陽性者が出くるということがあります。この中に出てこない学校もないわけではないですので、そういう面では広がってきているということ、そして感染が学校の中だけに収まっていないのではないかという心配もあります。当然、児童ですから、お家に帰ればご両親はいますし、兄弟もいます。その兄弟から他の学校にうつる、そういうケースも今回は何回か見られています。そして家族の中から広がっている。今回発表した市内202例目の方は高齢者です。そこまで広がってきているということで、保健所としては、学校を中心として市民の中に感染が広がるのではないかという心配をしています。そういう面では少し対策としては強すぎるのではないかという懸念もあると思いますが、ここは早めに一時、対策をたてた方が良いのではないかということで、ご提案申し上げました。

(朝日新聞)
そうすると、1クラスでは収まらず、感染がもっと広がる可能性があるから学校閉鎖ということですか。

(保健所長)
はい。

(朝日新聞)
稲穂小学校は1学年、それぞれ何クラスずつあるのか、参考までに教えていただけないでしょうか。

(教育部長)
1年から5年までが2学級、6年が3学級です。

(読売新聞)
児童数はどのくらいになるのですか。

(教育部長)
10月1日現在で393人です。

(読売新聞)
本来は北海道に聞くべきかもしれませんが、確か稲穂小学校のクラスターは小学校では道内初であると聞いていますが、小学校の学校閉鎖も道内初になりますか。

(教育部学校教育支援室長)
全道的な情報というのはまだ把握していません。

(NHK)
全国的に感染が広がる中で、保健師さんを確保するなどの動きもあると思いますが、小樽市保健所としては今の保健師さんの体制は、例えば何人規模で、どれぐらい切迫しているとか余裕があるとか、どういうふうな状況で捉えていますか。

(保健所長)
切迫しているのは常時です。ただ庁内の他の部局からの応援も場合によってはいただかなければならないというふうに考えています。通常業務もなんとかやっていますので、他の部局から通常業務をやめてきていただくということもなりませんので、その辺はこれから判断していきたいと思っています。大変、職員の体制にとっては厳しいです。これは昨日今日始まったことではありませんが。

(NHK)
職員の体制が厳しいというのは、保健師さんがというよりも、全体としてということですか。

(保健所長)
全体としてですね。もう全庁体制でやっていますので。

(NHK)
その中で、これまでも市立病院のクラスターですとか、昼カラのクラスターですとか、ピークというところもあったと思いますが、それと比べて今の状況というのはどうですか。

(保健所長)
昼カラとか市立病院のクラスターの時には、北海道や国から応援をもらいました。ところが今はご存じのとおり北海道中で発生していますので、北海道からはなかなか人を出してもらえる状況ではありませんし、また、重症になっても道庁の方で入院の調整を簡単にしていただける状況でもない。大変厳しい状況だと思っています。

(NHK)
なおさらこれ以上広がると厳しいので、より市民の皆さんには対策を…

(保健所長)
今は軽症のお子さんの間だけですが、これが高齢者に広がって入院治療が必要になると、今までのように札幌や道庁を頼って入院調整をしていただくということが期待できないという大変厳しい状況にあります。どこの地域もぎりぎりでやっていますので。たまたま小樽市は今入院が2名ほどしかいませんが、この状況がずっと続くとはとても考えられませんので。

(NHK)
改めて、北海道や国への応援要請というのもされて…

(保健所長)
今のところはしていません。こういう状況ですから、なかなかそういうお願いをしづらいというのもありますし。今日も宿泊療養している人が重症になったのですが、その方の入院についても、一旦小樽に戻して、また重症になって対応できなくなって札幌に戻すということならば、最初から札幌の重症患者を診ていただくところで診ていただきたいと要請はしたのですが、やはり状況が厳しくて、一旦小樽の方で診てくれというふうに言われています。

(読売新聞)
今、重症者は何人いらっしゃいますか。

(保健所長)
市内には重症者はいません。今日の1人はまだ中等症ぐらいと思いますが、札幌の宿泊療養から帰ってくる方が1人いらっしゃいますが。

(読売新聞)
その方は重症ではないのですか。

(保健所長)
重症まではまだないと思います。重症であればとても市立病院では対応できませんので。

(読売新聞)
現時点では重症者なしと言っていいでしょうか。

(保健所長)
はい。

(HTB)
稲穂小学校のクラスターになっているクラスと今回陽性判明した3人のクラスというのは、学年とか近いクラスなのでしょうか。

(保健所長)
学年は同じです。

(HTB)
では、教室としては隣りあわせですよね。それでもクラスターとしては、今のところ同じとは言い切れないのでしょうか。

(保健所長)
今のところは感染経路が違うものですから。

(HTB)
感染経路が違うというのは、経路をたどると明確に言える状態なのでしょうか。

(保健所長)
今のところ調査中ということで勘弁していただきたいです。

(北海道新聞)
11月26日に検査をした教職員について、先ほど「事前にお一人教職員の陽性が確認された」と説明されていましたが、この方については以前に小樽市で発表されていますか。

(保健所主幹)
以前に公表されている方ではないです。

(北海道新聞)
今日よりも以前に陽性になっているのですよね。

(保健所主幹)
違います。濃厚接触者となって検査をしたところ陽性と判明したということです。

 

(北海道新聞)
今回35人検査するに至った理由として誰かいて、その誰かが教職員ということではないのですか。

(保健所主幹)
その「誰か」は教職員ではないです。この方が濃厚接触になった方です。

(北海道新聞)
この方というのは、11月26日に検査をした教職員のことですか。

(保健所主幹)
そうです。

(北海道新聞)
この方が濃厚接触者となって、児童も同じ11月26日に検査をしたということですか。

(保健所主幹)
そうです。そのことがあったので検査をしたということです。

(北海道新聞)
同じ日に検査をしているけれど順番としては、その教職員の方が先に濃厚接触者として判明したということですね。

(保健所主幹)
はい。

(北海道新聞)
市内203例目の方は、市内200例目の方の同居家族という認識でよいですか。

(保健所主幹)
そのとおりです。

(北海道新聞)
市内210例目の方は新規ですか。

(保健所主幹)
市内210例目の方は、新規と言いますか、詳細は調査中ですが医療機関からの連絡により陽性がわかったものです。

(北海道新聞)
特に児童に関しては自宅に待機せざるを得ないという状況だったと思いますが、昨日と今日の判明分も含めて、児童に関しては、表現としては「待機中」というような形は変わらないですか。

(保健所長)
変わりません。

(北海道新聞)
家庭内感染の可能性が当然高まると思いますが、ここへの防止策というか注意喚起というか、具体的にどういうことに気をつければいいのか、どういうところに危険性があるのかということを少しアナウンスしていただけますか。

(保健所長)
これについては、保健所からそれぞれのご家庭に自宅療養する場合の注意をパンフレットで示していますが、入浴する場合、食事をする場合、それぞれの注意点についての留意事項をお知らせしています。

(北海道新聞)
一般市民向けにもお願いします。

(保健所長)
症状があった場合にはまずは接触を避けていただき、家庭内でもマスクをしていただきたい。症状があれば医療機関を受診していただいて必要に応じて検査を受けてください。まずそこが一番だと思います。

(北海道新聞)
今回のように、感染者が出てしまったが宿泊療養ができずに家庭で親御さんが診るということになると、感染者と感染者でない人が同じ空間にいる期間が、恐らく一定程度長くなると思います。その場合の対応策などはありますか。

(保健所長)
完璧な対応策というのはなかなか難しいと思います。お住まいの住環境にもよりますし、トイレとか食事とか食堂とか、入浴などの共有の部分もあると思いますから、それぞれの事例に合わせてご指導させていただくということになると思います。

(北海道新聞)
稲穂小学校では学校閉鎖に、花園小学校では学級閉鎖になってしまいました。市教委としては対策をきちんとしている上でのことだということで、感染者が発生するのは仕方がないことだとは思いますが、市教委としてのこういうことになってしまったことへの責任はどういうふうに感じていますか。

(教育部長)
子どもたちの学習保証という面では、学級閉鎖、学校閉鎖をすることによって、かなり遅れが懸念されますので、市教委としても閉鎖している間にウェブ方式での授業ができないか、もしくは学級閉鎖の場合は隣のクラスの授業の様子をそのまま流すことはできないかなども研究しながら、子どもたちの学習の保証に努めることで、学習の維持というか、低下させないような努力はしていきたいと思っています。責任と言われるとなかなか難しい部分がありますが、できる限りのことで子どもたちの学習面のサポート、支援をしていきたいと考えています。

(北海道新聞)
感染が出てしまったことへの捉えはいかがですか。

(教育部長)
それぞれ学校に対して衛生管理マニュアルに基づいて感染防止を徹底してくださいという形では言っていますし、もちろん換気も含めて、これからの季節の対応は十分に周知しているつもりですが、結果としてこのように感染者が出てしまったということは重く受け止める中で、今後、これ以上の感染を拡大させないために、保健所と協議してこういう結果を出していますので、ここの部分も教育委員会としては校長会を通じてさらなる周知に努めるしかないのかと思っています。

(北海道新聞)
11月26日に検査をした35人と11月26日に陽性判定となった児童2人と教職員1人は、11月20日までに確認されたクラスターとは別だということはわかりました。先ほど最初に濃厚接触者だとわかったのが教職員というお話でしたが、この方(市内204例目)には「濃厚接触者あり」とあります。この濃厚接触者というのは、小樽市が発表している方なのか道が発表している方なのか、どういった方ですか。

(保健所主幹)
そこの関係性についてはご意向があり、お伝えできない状況です。

(北海道新聞)
この教職員の方が濃厚接触者だとわかったのでクラス全体の児童の検査を行ったということであれば、市内205例目と市内206例目の「濃厚接触者あり」というのは市内204例目の方になると思うのですが、そうではないのですか。

(保健所主幹)
この教職員の方は、ある方の濃厚接触者になり検査をし、陽性となりました。また、このことによって、生徒さん34人を検査し、その中で2人が陽性となったということです。

(北海道新聞)
つまり、市内205例目と市内206例目の児童2人の「濃厚接触者あり」というのは、市内204例目の濃厚接触者と同じだということですか。

(保健所主幹)
違います。別です。

(北海道新聞)
市内205例目と市内206例目の方は、市内204例目の濃厚接触者ではないのですか。

(保健所主幹)
市内204例目の方の濃厚接触者となって検査したということです。

(北海道新聞)
つまり、教職員の方の濃厚接触者としてクラス全体の児童を同じ日に検査することになったということですか。

(保健所主幹)
そうです。

(朝日新聞)
市内205例目と市内206例目の方の濃厚接触者は市内204例目の方の濃厚接触者という言い方もできるということですか。

(保健所主幹)
そういうことになります。

(総務部次長)
他にご質問がなければ本日の記者会見はこれで終了いたします。

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