市長記者会見記録令和3年5月13日

公開日 2021年05月13日

更新日 2021年05月19日

市からのお知らせ

■動画データ:小樽市長記者会見令和3年5月13日(外部サイト:YouTube)

■会見資料:小樽市のワクチン接種[PDF:692KB]

下記のとおり、市長から発表がありました(午後4時〜)

(総務部長)
 定刻となりましたので、市長臨時記者会見を始めさせていただきます。それでは、本日の会見項目であります、新型コロナウイルスワクチン接種の日程などについて、市長からご説明申し上げます。市長、よろしくお願いします。

(市長)
 それでは、よろしくお願いします。本日は、新型コロナウイルスワクチン接種の日程などについて、改めてお伝えするとともに、円滑な接種に向けて、市民の皆さんへの報道方を、よろしくお願いします。
 4月30日(金)に、コールセンターの開設、あるいは65歳以上の方への接種券の郵送、予約受付の日程などについて説明していましたが、予約開始前に接種券がお手元に届くように日程を見直しましたのでお知らせさせていただきます。75歳以上の方への接種券は、今週の5月15日(土)にお手元に届くように発送します。予約については、5月17日(月)午前9時から受け付けをさせていただくこととしています。一方、65歳から74歳までの方には、接種券を5月29日(土)から5月31日(月)までにはお届けできるように発送しまして、予約は5月31日(月)午前9時から受け付けをさせていただくこととしています。市内での感染が拡大傾向にある中、密を避けるための措置として、市役所には予約窓口を設置しないこととします。このため、市役所にお越しいただくことなく、資料でお示ししています三つの予約方法、水色の枠で囲ったところになりますが、一つ目は「かかりつけ医に相談して予約する方法」、それから「コールセンターへのお電話により予約する方法」、そして「インターネットで直接予約する方法」ということで、いずれかにより行っていただきたいと考えています。併せて、本人確認のため、予約には接種券が必要となりますので、接種券をお手元に置いて、コールセンターへのお電話などにより予約するようお願いします。ワクチン自体は、5月19日(水)ごろ、保健所に納入予定であり、その後、各医療機関へ配分を行い、5月24日(月)から1回目の接種が始まります。3週間後には2回目の接種を受けていただくことになりますが、2回目の接種の予約は、1回目の接種を受けた医療機関で予約をしていただくことになります。予約開始後は、コールセンターの電話がつながりにくくなることが予想されますが、時間を置くなどしてお掛け直しいただきますようお願いします。65歳以上の方のワクチン接種については、5月31日(月)からの受付開始となりますが、7月末までには十分な量のワクチン供給が見込まれています。なお、65歳未満の方の接種については、ワクチン供給の見通しが決まり次第、お知らせしますので、今しばらくお待ちいただきますようお願いします。市としましては、今後とも医療機関の協力もいただきながら、確実に接種ができる体制を整えていきます。ワクチン接種については、私からは以上です。

出席した報道機関から、下記のような質疑がありました。

(総務部長)
ご質問等ございましたら、どうぞご発言ください。

(北海道新聞)
今回、接種券の発送日をそれぞれ前倒ししたということですが、この変更に至った理由は、市民からの問い合わせがあったということでしょうか。それとも、市内部での判断でしょうか。

(市長)
市内部の判断です。当初は17日に発送する予定でしたが、17日に発送すると、一斉に対象者の方に配送されない、郵送されないということがわかりました。15日(土)に間に合わせると、同時に対象世帯のお宅に届けることができるということがわかりましたので、公平性の観点から、一斉に届くということであれば、前倒しをして、14日に発送して、15日にお届けできるという方法を、庁内で協議して、変更させていただいたという経過です。

(北海道新聞)
公平性という話がありましたが、そうすると65歳から74歳までの方は、31日(予約開始)当日に(接種券が)届く方もいると思いますが、それ以前に(30日までに)届くという対処はできないのでしょうか。

(保健所次長)
郵便局とも協議させていただいたのですが、月末にかかるということで、どうしても29日いっぱいでは配り終えないということもありましたので、若干、31日の朝までかかるという説明を受けています。できるだけ29日のうちに、とお願いはしていますが、やむを得ない部分もあると考えています。

(北海道新聞)
細かな点ですが、何人分のワクチンの予約の枠を設ける予定ですか。

(保健所次長)
具体的な数字はまだ固まっていません。今、医療機関に調査をしているところですので、今日明日の間に数字が固まる予定にはなっています。今の時点では、まだ正確な数字は固まっていません。

(北海道新聞)
他の自治体だと、予約の際に、ネットや電話にそれぞれ予約の枠を設けるなどして、混乱を招かないように、分散させるような方法をとっている自治体もありますが、小樽市としてはその辺の対処法というのは、どのように考えていますか。

(保健所次長)
基本的には、まずはかかりつけ医の方で、かかりつけ患者さんに対する予約を、すでにかなりの数を受けていただいていると聞いています。その他に、医療機関によっては、一般枠という枠をとっていただいて、かかりつけ医のいない高齢者の方々の予約を受け付けるといった枠も併せて設定しているという状況になっています。

(北海道新聞)
4月30日の記者会見の時にも確認をしたのですが、国の方から出ている7月末までの接種完了というところの見通しに関しては、市の方ではどのように現在捉えられていますか。

(市長)
国からの照会がありましたが、私どもとしては、要請どおり、7月中には65歳以上の方の接種を完了できるという予定で、回答はさせていただいています。

(北海道新聞)
先ほど、電話がつながりにくくなることが予想されるというお話もありましたが、かなり全国各地、やはり初日等々で殺到して、電話を50回とか100回かけてもつながらないといった、混乱を招いているような状況があると思いますが、改めて市の対策ですとか、市民の皆さんに対しての呼び掛けがありましたらお願いします。

(市長)
全国的なケースを見ても、予約受け付け当初は、相当混乱されるということを、私どもも報道で伺っていますので、そうした混乱が起きないようにということもありまして、あえて今日、緊急の記者会見を開いたという経緯もあります。電話がつながりにくいケースも想定されますが、しばらくお待ちいただいたうえで、おかけ直しをいただくようお願いをさせていただければと思います。

(小樽ジャーナル)
ワクチンの数は今日か明日に決まるということですが、75歳以上の方に、明日どのくらいの人数分を送るのでしょうか。

(保健所次長)
75歳以上は総数で2万6000人ほどになると思います。ただ、そのうち施設ですでに打ち終わっている方もいますので、若干それよりも数は減ると思います。

(小樽ジャーナル)
明日発送する分に、施設の入所者さんとかが含まれているということですか。

(保健所次長)
含まれていません。既に接種済みなので、総数としては2万6000人ほどになりますが、そのうち75歳以上の施設入所者についてはすでに接種が終わっています。

(NHK)
今日報道でも出ていますが、道の対策本部会議の中で、小樽もまん延防止等重点措置の地域の中に含めることも検討されるという話がありました。これについて、小樽の感染状況を踏まえて、市長としての受け止めというのをお願いします。

(市長)
飲食店に対する、時短要請を石狩管内全部に要請するという報道に触れまして、私どもとしましては、やはり小樽と札幌を含む石狩圏というのは隣接をしていますので、振興局を通じて、石狩管内プラス小樽に、時短なり、まん延防止等重点措置を講じていただきたいというお願いをしていました。これにつきましては、北海道では市町村の意見を聞いて決定されると伺っていますが、そのことを踏まえて、本日、振興局を通じて、「石狩プラス小樽でまん延防止等重点措置を講じたいが、いかがですか」という確認がございまして、私どももあらかじめ要望していたことですので、「それでお願いします」とお答えをさせていただいたところです。これについては、北海道で検討いただけるということで、小樽市の状況をご理解していただいているということで、感謝を申し上げたいと思っています。併せて、北海道にそういった措置を講じていただくだけではなくて、小樽市としてもできる措置があれば、併せて講じていきたいなと思っています。その上で、感染を最大限、防いでいきたいと思っているところです。

(NHK)
直近の小樽の感染状況というのは、市長としてはどう受け止めていますか。

(市長)
5月8日以降になりますが、急激に感染者数が増えているということですので、そういった背景もありまして、今回北海道にはお願いをさせていただいたというところですし、市としても、引き続き緊張感をもって、取れる限りのさまざまな対策を講じていきながら、感染拡大の防止に努めていきたいと思っています。

(NHK)
今どういった対策をとりたいと考えていますか。

(市長)
北海道の対策本部会議が明日開かれると伺っていますので、それをみて判断させていただこうと思っています。考えられる小樽市独自の対策としては、例えば公共施設を休館にするとか、あるいは職員の時差出勤とか、あとは教育委員会の方では、5月には運動会などもありますので、そういったものの延期も検討されているということです。明日の北海道の対策本部会議の決定を待って、小樽市としての独自対策も決定していきたいと思っています。

(NHK)
最後に、5月8日以降ということでしたが、これはやはりゴールデンウイークで人の流れが増えたのかなとか、どういうふうな分析というか、感触をお持ちでしょうか。

(市長)
詳しい根拠というのは分かりませんし、今示すことはできませんけども、やはりゴールデンウイークという期間を通じて、人の往来があったということに要因があるのではないのかなというふうには考えています。

(北海道新聞)
まん延防止の関連で、札幌市では酒類の提供を停止してもらうというふうに自粛要請がかかっていますが、全国的なまん延防止だけだと、これはかかってないということで、この辺の要望なりというのは、同じ圏域ということで、普通に考えると同等の措置があった方が人の流れを抑えるという意味ではいい気がしますが、この辺の捉え、あるいは、道に対してどういうふうに要望したのでしょうか。

(市長)
振興局からは、今朝、小樽市に対して意向確認があって、午前中のうちに回答していますが、そのときには、私の方からも札幌と同等の措置を講じていただきたい、つまり酒類の提供もやめていただきたいということで、検討できないかとお話ししました。この背景には、実際、市内の飲食店の皆さんの声をお聞きすると、やはり、札幌からの予約がもう入っていたりするお店もあって、飲食店経営者の皆さんも、この取り扱いについて心配なり、困惑をされているということも耳にしていましたので、そういった背景も踏まえて、今朝、振興局には札幌と同等の措置をとっていただけないか、ということの検討を併せてお願いしたところです。

(北海道新聞)
同じような感染の状況で言うと、1月末のクラスターが頻発した時期に匹敵するくらいの規模ですが、あのときは小樽市としては独自の休業要請を行いました。今回はですね、道に時短を要請して、今まん延防止の検討をされていると。小樽市として当時との対策・要請の違いというのは、どういうことなのかというのをお伺いできますか。

(市長)
休業要請のときには、現に歓楽街から感染者が実際出ていて、クラスターも発生していて、そこの感染をとにかく抑えないといけない、ということで休業要請をさせていただきましたが、今回は市内の飲食店の経営者の皆さんには、非常に感染対策にご協力をいただいていて、市内の歓楽街からの感染者は確認されていないというふうに認識しています。ですから休業要請ではなくて、あくまでも人の流れ、あるいは接触を抑えるという意味から、今回、時短を含めたまん延防止等重点措置を講じていただくようお願いしましたので、その違いはあるのではないかと判断しています。

(北海道新聞)
まん延防止に関してですが、より強い措置になるということで、学校行事や時短営業もそうですし、20万円以下の過料も発生すると。緊急事態宣言に次ぐ強い措置で、市民の方々も、いろいろ制約されることが出てくるかと思いますが、それでも今必要だという、改めて、市長としてのまん延防止に対する見解と、小樽の今の状況を踏まえて、お願いします。

(市長)
これは、北海道に対する要請の背景と一致すると思うのですが、ご存知のように、1週間での人口10万人当たりの新規感染者数がここにきて急増しているということと、数字は日々変わっていますので、今ここで具体的な数字は申し上げられませんが、病床の使用率、あるいは家庭内感染を通じた市中感染というのが広がっていますので、市内における感染拡大の防止をするためには、早いうちに手を打っておく必要があるのではないかと思っています。限られた5月31日までの2週間という期間ですが、市民の皆さんにはご辛抱いただくことになります。なんとか辛抱いただきながら、感染の抑制に努めていきたいと思っています。

(北海道新聞)
今のところ想定として、期間というのはどのように捉えていますか。

(市長)
終期としては、今の北海道の考え方と同じですので、5月31日までということになると思いますが、始まる時期については、まん延防止等重点措置になると、国との協議が必要になってくると思います。それに数日間要すると思われますので、始期については、明日北海道の対策本部会議で議論されると伺っていますが、直ちに措置が講じられるかどうかについては、私からお答えすることができません。

(総務部長)
他に無ければ、以上をもちまして、本日の記者会見を終了させていただきます。ありがとうございました。
 

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