公開日 2024年01月11日
更新日 2024年07月09日
中村善策記念ホール(市立小樽美術館1階)
古来から画家たちは平面の絵画に絵の具を使って様々な工夫を盛り込みます。例えば、絵の具の色使いで遠近感を表現したり、絵画上での対象の固有の色だけでなく、空気感や時間までも色によって表現しようと試みてきました。時には人間の視覚のトリックを用いることもあります。絵画作品を近くでよくみてみると、驚くような色使いをしていることもあります。
中村善策の風景画は、明るく鮮やかな色使いが特徴です。遠近感を色使いではなく、ダイナミックな構図で表現しています。善策が執筆した絵画の指導書を読むと、大胆に見える筆致も、画家としての綿密な計算に基づいていることがわかります。
色使いによって季節感を表現することを、善策は大切にしていました。
本展では、中村善策の作品の色使いに注目し、善策の鮮やかな色使いで描かれた四季折々の魅力に迫ります。
会期
令和6年1月12日(金)〜8月12日(月・祝) ※ご好評につき9月23日(月・祝)まで会期延長
お問い合わせ
教育委員会教育部 市立小樽美術館
住所:〒047-0031 小樽市色内1丁目9番5号
TEL:0134-34-0035
FAX:0134-32-2388
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