令和5年度 コミュニティリーダー養成研修会を開催しました(令和6年2月21日)

公開日 2024年03月05日

更新日 2024年03月05日

小樽市と小樽市総連合町会では、年に1回、町会の会長や役員を対象に、「コミュニティリーダー養成研修会」を開催しています。

町会は、地域社会活動の中心となる存在ですが、近年、役員の高齢化や成り手不足、町会加入率の低下など、様々な課題に直面しています。

すぐに課題を解決する方法を見つけることはなかなか難しいですが、こういった課題に直面しながらも工夫をして活動をしている町会の事例を共有することで、課題解決の一助となればと、今年度は4つの町会からの活動実践事例の発表の形で実施しました。

アンカーあかいわ文庫「BOOKBOOK(ぶくぶく)」の取り組み(赤岩町会)

 

赤岩町会・発表資料[PDF:1.53MB]

 

町内会館の有効利用について模索していた時に、市立図書館の「おたるまちなか図書館」の取り組みを知って町会に提案したところ、子育て世代の女性会員が手を挙げてくれて令和5年7月にスタート。

ボランティア4名で運営しており、なるべく負担のかからないスタイルで行っている。子どもたちが本に親しめるきっかけづくりとして、季節ごとに子どもたち向けのイベント(七夕やハロウィン)も開催している。

あかいわ文庫写真1 あかいわ文庫写真2

発表後、同じ時期に「まちなか図書館」の取り組みを始めた町会から、活動内容についての質問があり、お互い情報交換をしながら頑張りましょうと声を掛け合っていました。  

アンカースマホを活用して人の輪を広げよう!(新潮町会)

 

新潮町会・発表資料[PDF:1.85MB]

 

総連合町会から、学生が講師となって教えてくれるスマホ教室があることを聞き、令和4年に第1回スマホ教室を開催。学生が繰り返し丁寧に教えてくれることで、高齢者も少しずつスマホを使えるようになってきた。

中でも良かったことは、スマホ教室を通じてLINEグループができ、町会内の役員同士の連絡をスムーズにできるようになったり、他の町会の人とも繋がって町会活動に参加してもらったりと、人の輪が広がったこと。
その結果、会館で健康教室を開催したり、スマホ教室が他の町会にも広がったりと、活動も広がっている。

スマホ教室写真 健康教室写真

発表を聞いて、スマホ教室に関心を持った町会からの質問があり、「この町会向けスマホ教室は、「スマホが使えるだけでなく、人とのつながりができる」「高齢者向けに特殊詐欺被害防止対策などの情報も提供できる」といったメリットがあるので、ぜひ活用してほしい」と情報の交換が行われていました。

アンカー各種教室の開催、学生との交流について(入船六三町会)

 

入船六三町会・発表資料[PDF:1.66MB]

 

平成28年から、会館で月1回の「おしゃべりサロン」を開催している。コロナ禍で1年半中断したが、令和4年10月に再開。中断前と比べると参加者が減ってしまったが、子どもも参加できるようテーマを工夫して日曜に開催する機会もつくるなど、いろいろ模索しながら実施している。

また、「スポーツ雪かき選手権」を通じて繋がりができた札幌学院大学まちおこし研究会の学生たちが、町会の行事に参加し交流を深めている。住吉神社例大祭の子供神輿では、学生10人くらいが子供と一緒に神輿をかついで練り歩いた。

おしゃべりサロン写真 子ども神輿写真

発表者の一人(札幌学院大学まちおこし研究会関係者)から、なかなか活動ができずに困っている町会のお手伝いとして、学生の視点を生かした新しい企画の提案などを考えているとの説明があり、今後も活動を広げていきたいとの話がありました。

アンカー想定される災害の種類や自主防災組織の取り組みについて(朝里町会)

 

朝里町会・発表資料[PDF:4.54MB]

 

朝里町会で自主防災組織をつくったきっかけは、町会に対しては提供されない「要避難者」の情報を得ることができるようになるため。地区連合町会単位での組織も考えたが、地形等により起こる災害の種類も町会ごとに異なるので、朝里町会単独で組織をつくることとした。災害時にいち早く役立つのは、やはり地域住民の助け合いである「共助」であるため、避難名簿づくりや定期的な避難訓練などの備えをこれからもしっかりと行っていきたい。

令和5年10月、朝里中学校で地域防災訓練を実施。地域の小中学生を含む175名が参加した。

防災訓練写真1 防災訓練写真2

発表後は、消防団と町会の連携についてなど、町会同士の情報交換が行われていました。

 

お問い合わせ

生活環境部 生活安全課
住所:〒047-8660 小樽市花園2丁目12番1号
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