公開日 2025年05月29日
更新日 2025年05月29日
市民の皆さんの医療機関に関する相談に対応するため、小樽市保健所(保健総務課4番窓口)に相談窓口を設置しています。
医療安全相談窓口は、医療に関するさまざまな相談について中立的な立場でお話を伺い、相談者自らが問題を解決するための助言や他の相談窓口への紹介等を行います。
小樽市内の医療機関に関することが対象となります。
ご相談前に確認していただきたいこと
相談方法(電話または面談)
よくある相談Q&A
医療に関する他の相談窓口


ご相談前に確認していただきたいこと
・医療機関の案内は、標榜された診療科目等に基づく一般的な案内になります。了承ください。
医療機関の評判や病状に応じた特定の医療機関の紹介は行っておりません。
・医療機関とのトラブルは、当事者間での解決が原則です。
相談窓口では、医療機関と相談者間の仲裁などはできません。医療機関と相談者による自主的な解決のための助言を行っています。
医療事故か否かの判断、慰謝料に関することは、弁護士などの法律の専門家にご相談ください。
・診療内容の適否や、検査・治療の必要性、診療費の妥当性などの判断はできません。
受診した医療機関にお尋ねください。
よくあるご相談とそれに対する回答については、よくある相談Q&Aにまとめておりますので、事前にご確認ください。


相談方法
電話又は面談となります。面談については、事前に電話による予約をお願いいたします。
(相談時間は、原則として1時間以内とさせていただいておりますので、ご了承ください。)
受付日及び時間 | 毎週月~金曜(土、日、祝日及び12月29日~1月3日を除く) 8時50分~12時15分、13時00分~17時20分 |
電話番号 | 0134-22-3117 |


よくある相談Q&A
Q1 症状から何科を受診すればよいかわからない。
Q2 自宅近くの医療機関を教えて欲しい。
Q3 医師から診療内容などについて、十分な説明が得られない。
Q4 カルテを開示して欲しいが、どうすればよいか。
Q5 手術を勧められているが、主治医以外の意見も聞いてみたい。
Q6 診断書を発行してくれない。
Q7 診察を申し込んだが、断られた。
Q8 手術がうまくいかなかった。医療ミスだと思う。
Q9 治療費が妥当なのか知りたい。
Q10 医師や看護師の態度が悪い。
Q11 急に病院から転院するように言われたが、転院先を紹介してもらえずに困っている。
Q12 精神科病院に入院しているが、入院中の処遇に納得がいかず退院したいのに退院させてもえらずに困っている。
Q13 精神科病院に入院しているが、看護師から身体的・精神的虐待を受けている。どこに相談すればいいか。
Q14 美容医療の施術を受けてトラブルが起こってしまった。
Q1 症状から何科を受診すればよいかわからない。
まずはかかりつけ医に相談してください。
小樽市保健所では、健康増進課の保健師がご相談をお受けしています。(0134-22-3110)
Q2 自宅近くの医療機関を教えて欲しい。
医療機関検索のホームページなどを使ってご案内しております。
詳しい診療内容については医療機関に直接お問い合わせください。
小樽市内の医療機関について(https://www.city.otaru.lg.jp/docs/2020100100255/)
医療情報ネット(ナビイ)(https://www.iryou.teikyouseido.mhlw.go.jp/znk-web/juminkanja/S2310/initialize?pref=01)
Q3 医師から診療内容などについて、十分な説明が得られない。
医療法では、「医療従事者は医療の提供にあたって適切な説明を行い、患者の理解を得るよう努めなければならない」とされています。説明がないときや説明を聞いてもわからないときは、遠慮なく説明を求めましょう。
また、自分の伝えたいこと、聞きたいことなどをあらかじめメモしておくと話がスムーズに進みやすくなります。
Q4 カルテを開示して欲しいが、どうすればよいか。
「カルテなどの診療録は、本人の求めがあれば原則開示される」こととなっています。手続きの方法や手数料については、医療機関に問い合わせてください。ただし、開示することにより、本人または第三者の生命、身体、財産その他の権利利益を害するおそれがあるときは、その全部又は一部を開示しない場合があります。
医療機関がカルテの開示に応じない場合には、その理由を確認しましょう。(提示された理由が正当であるかについて、当窓口では判断できません)
Q5 手術を勧められているが、主治医以外の意見も聞いてみたい。
治療方針や診療内容などについて主治医以外の医師の意見を聞くことを「セカンドオピニオン」といいます。「セカンドオピニオン」を求めることにより、患者がより納得した治療方法を選ぶことができる場合もあります。「セカンドオピニオン」を希望する場合、通常、主治医からの診療情報提供書(紹介状)等が必要になります。
Q6 診断書を発行してくれない。
医師法では、「診察した医師は、患者から診断書の交付の求めがあったときは正当な事由なく拒んではならない」とされています。診断書の発行を断られた場合はその理由を医師に確認しましょう。医師が退職して、不在である場合などは、医療機関や診断書の提出先などにご相談ください。
また、診断書の内容については、医師が自ら診察した上で医学的に判断した結果であり、当窓口ではその適否を判断できません。
Q7 診察を申し込んだが、断られた。
医師法で、「医師は正当な事由なく診療を拒否することはできない」とされています。医療機関に診察を断られた理由を確認してください。
正当な事由とは、医師の不在や病気など社会通念上やむを得ない事由であり、具体的には医療機関側、患者側、地域その他の事情を総合的に考慮することになります。
また、初めて受診する際は、事前に電話で診察時間や予約が必要かなどを確認するとよいでしょう。
Q8 手術がうまくいかなかった。医療ミスだと思う。
まずは、医療機関に詳しい説明を求め、話し合いましょう。当事者同士の話し合いで納得行く結果が得られなければ、法律に関する専門機関に仲裁や訴訟の手続きを依頼する方法もあります。
医療過誤の有無については、最終的には裁判所が判断することになり、当窓口では判断はできませんし、仲裁することもできません。弁護士会など関係機関の連絡先をご案内しております。
Q9 治療費が妥当なのか知りたい。
保険診療の場合は治療、検査、処置など診療の内容に応じた費用が診療報酬に基づいて算定されています。疑問点などがあれば医療機関の会計窓口に詳しい説明を求めましょう。
保険外診療(自由診療)については、医療機関ごとに金額を設定していますので、受診時に契約内容及び金額をよく確認しましょう。
Q10 医師や看護師の態度が悪いと感じる。
客観的な判定は難しく、法令等で規定されるものでもありませんので、指導できる行政機関はありません。医療従事者の対応・態度に納得がいかない場合は、医療機関と直接話し合うことをお勧めしています。その他、医療機関に設置してある患者相談窓口や投書箱などを利用する方法があります。
Q11 急に病院から転院するように言われたが、転院先を紹介してもらえずに困っている。
転院の判断については、主治医が専門的知識により患者の病状を踏まえて判断を行います。ご不明な点があれば、主治医や病院の医療ソーシャルワーカー等から説明を受けていただくか、医療機関内の患者相談窓口へご相談ください。
なお、経営上の理由により転院を強いることは認められていませんので、必要であれば転院先を紹介してもらうなど、十分な話し合いをしてください。
Q12 精神科病院に入院しているが、入院中の処遇に納得がいかず退院したいのに退院させてもえらずに困っている。
退院の判断については、主治医が専門的知識により患者の病状を踏まえて判断を行います。ご不明な点があれば、主治医や病院の医療ソーシャルワーカー等から説明を受けていただくか、医療機関内の患者相談窓口へご相談ください。
説明を受けてもなお納得がいかない場合は、退院や病院の処遇の改善を指示するよう北海道知事に請求することができるので、北海道立保健福祉センター(011-864-7000)にご相談ください。
Q13 精神科病院に入院しているが、看護師から身体的・精神的虐待を受けている。どこに相談すればいいか。
精神科病院における虐待については、倶知安保健所健康推進課(0136-23-1951)にご相談ください。
Q14 美容医療の施術を受けてトラブルが起こってしまった。
医療ミスや治療費の妥当性に関する相談は、Q8、Q9を参照してください。契約に関するトラブル、その他困ったときのご相談は、消費者ホットライン「188(いやや!)」番にご相談ください。
また、美容医療をこれから受ける方は以下のリーフレットのチェックリストを参照し、医師から十分な説明を受けましょう。
リーフレット(美容医療を受ける前にもう一度)[PDF:1.05MB]


医療に関する他の窓口
相談内容 | 機関名 | 電話番号 | 備考 |
法律相談 |
札幌医療事故問題研究会 | 011-209-3331 | 受付時間はお問合せください。 |
法テラス |
050-3383-5555 |
平日 9時~12時、13時~16時 | |
薬に関する相談 | ほっかいどう・おくすり情報室 | 011-815-0093 | 平日 9時~12時 |
救急病院、夜間急病時などの情報 (※急病・救急時の市内医療機関受診については、 こちらのページをご確認ください。) |
救急医療情報案内センター |
0120-20-8699 |
毎日24時間 |
産婦人科救急電話相談 | 011-290-3299 | 毎日 19時~翌朝9時 | |
小児救急電話相談 |
#8000 |
毎日 19時~翌朝8時 | |
小樽市保健所での健康相談 |
小樽市保健所 健康増進課 | 詳細は小樽市保健所における健康相談ご案内ページをご確認ください。 | |
契約に関するトラブル | 消費者ホットライン (188) |
詳細は消費者ホットラインのご案内ページをご確認ください。 |