公開日 2026年02月13日
更新日 2026年02月13日
一原有徳記念ホール(市立小樽美術館3階)

阿部典英挿絵原画展【物語る色と線】のチラシは、こちらをご覧ください。[PDF:504KB]
趣旨
北海道を代表する現代美術家・阿部典英(あべてんえい)は、彫刻・立体・インスタレーションなど多岐にわたる活動で知られ、長年にわたり、北海道の美術表現の発展に寄与してきました。その一方で、新聞連載小説の挿画や定期刊行物の表紙原画にも取り組み、詩情とユーモアをたたえた独自の世界を築いています。
本展では、これまでの展覧会ではほとんど紹介される機会のなかった阿部典英の表紙・挿絵原画の代表的な作品群を展覧するものです。
立体作品とは異なった、挿絵原画の魅力に加えて文学との関わりや、社会・時代背景における作家の位置づけを知らせ、現代美術家・阿部典英の多様性と表現の広がりを紹介いたします。
【阿部 典英】(あべ てんえい) 1939(昭和14)年~
北海道札幌市生まれ、小樽市在住幼年期を茅部郡森町・寿都郡黒松内町に疎開した後、東島牧の祖父母宅で中学時代まで育つ。北海道札幌東高等学校に入学、美術部に入部するも顧問教師に受け入れられず退部。書道部で書家の加納守拙に出会い、芸術的な才能が開花した。1961(昭和36)年行動展新人賞。翌年シェル美術展で二年連続佳作賞を受賞し、衝撃的なデビューを果たす。この頃、米谷雄平らと前衛的な活動を行い、立体へと移行。1980年代からは木彫を手がけ黒鉛による鈍い光を放つ独特のフォルムを生み出す。次に鮮やかな色彩の「オヨメサン」「ネエ ダンナサン」といった意表をついたタイトルで斬新な作品を発表した。2007(平成19)年洞爺村国際彫刻ビエンナーレで小田襄賞を受賞。また、美術教育家としても後進の育成指導に尽力している。2011年北海道文化賞受賞。2014年黒龍江省・北海道国際交流美術展(ハルピン)開催。現在、小樽市在住。
会期
令和8年3月7日(土)〜令和8年6月14日(日)