公開日 2026年03月29日
更新日 2026年03月29日
中村善策記念ホール(市立小樽美術館1階)
大正から昭和初期にかけて、自由で開放的な時代の空気を背景に、日本の洋画界は海外から移入した新思潮の影響で多様な前衛的表現が生まれていました。港町小樽の若者たちも例外ではなく、外国文化に憧れ、道内でもいち早く油彩画に挑戦しました。
1916(大正5)年、中村善策は当時15歳で、画家の三浦鮮治が開設したアトリエ「小樽洋画研究所」に集まる画家志望の若者の一人でした。
研究所の仲間たちとセザンヌの「サント・ヴィクトワール山」とよく似た景観を求めて銭函に足しげく通い、上京の先輩画家が帰郷の折にムンクや岸田劉生を紹介すると新しい思潮を吸収しようと「貪りついた」といいます。
父に画家になることを反対されていたといいますが、大正・昭和初期は、善策にとって若い情熱を糧に仲間たちと切磋琢磨した時代でした。
1945年の東京大空襲にて、善策の初期作品はその多くが消失しています。本展では、当時の善策の言葉とともに、中村善策の貴重な初期作品を展覧します。
会期
令和6年3月28日(土)〜6月28日(日)
お問い合わせ
教育委員会教育部 市立小樽美術館
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