公開日 2026年04月17日
更新日 2026年04月17日
春から初夏にかけては、山菜採りや家庭菜園を楽しまれる方も多い季節です。
一方で、山菜や野菜に似た有毒植物を誤って採取・喫食し、食中毒に至る事例が全国で繰り返し発生しています。令和7年には、全国で有毒植物による食中毒が35件、患者数90名(うち死亡者1名)報告されています。また、道内でも本年4月、ニリンソウと誤ってトリカブトを採取・喫食し、死亡に至った事故が発生しました。
食用であると確実に判断できない野草については、
「採らない!」「食べない!」「売らない!」「人にあげない!」
ことが重要です。
正しい知識を身につけ、山菜等による食中毒に十分注意しましょう。
有毒植物による食中毒に注意しましょう【厚生労働省HP】(外部サイト)
自然毒のリスクプロファイル【厚生労働省HP】(外部サイト)
有毒植物による食中毒に注意しましょう【北海道HP】(外部サイト)
★食中毒予防のためには
判断のつかない山菜は採らない
- 食べられる山菜の中には有毒植物と似たものがあります。
- 食べられるかどうかの判断がつかない山菜は採らないようにしましょう。
採取する際、食べる前に確認する
- 食べられる山菜と有毒植物は混生している場合があります。
- 採取する時に一本ずつ確認しながら採取しましょう。
- 採ってきた山菜を食べる前にも必ず一本ずつ確認をしましょう。
採取した山菜をみだりに人に譲らない
- 採取した山菜の中には有毒植物が混じっている危険性があります。
- みだりに人に譲ることはやめましょう。
食べて異常を感じたときは
- すぐに医師の診断を受けましょう。
- 人にあげた場合は、そちらの確認もしてください。
令和4年4月、トリカブトの誤食による食中毒が小樽市内で発生しました
・令和4年4月21日、小樽市において、知人から譲り受けたシャクにトリカブトが混入していたことによる食中毒事故が発生しました。
・小樽市内でのトリカブトを原因とした食中毒は、平成31年4月にも発生しています。
・採取場所には食用野草のシャク、ヨモギと毒草のトリカブトが混生していたことが判明しました。
⇒!採るときや食べるときは、一本一本よく確認しましょう!
・春には、全国的に食用野草のヨモギやシャク、ニリンソウなどと間違って喫食したことによる食中毒事例が多いです。
⇒!種類の判定できない植物を採取するのはやめましょう!
・全草にアコニチンという有毒成分を含み、誤食すると口の痺れ、呼吸困難、心臓麻痺を引き起こし、
死亡することもある有毒植物です。
⇒!野草を食べて異常を感じた場合は、一刻も早く病院へ行きましょう!
※また、可能なら食べたものは残しておいてください


トリカブト(左)とシャク(右)(出典:北海道「毒草ハンドブック」)
過去にはイヌサフランによる食中毒も小樽市内で発生しました
令和3年5月に、小樽市において自宅付近に生えていたイヌサフランを食用の行者ニンニクと誤って喫食したことによる食中毒が発生しました。
イヌサフランはコルチカムという名前でも販売されている園芸用植物です。全草にコルヒチンという有毒成分を含有し、食用野草のギョウジャニンニク(ヒトビロ)と間違って誤食されることが多いです。
〈イヌサフランの主な症状〉
- 嘔吐
- 腹痛
- 下痢
- 痙攣
- 呼吸の乱れ
※死に至る場合があります。


イヌサフラン(左)とギョウジャニンニク(右)(出典:北海道「毒草ハンドブック」)
!園芸用の「スズラン」も有毒成分を含み、ギョウジャニンニクと誤食する恐れがあります!

スズラン(出典:北海道「毒草ハンドブック」)