公開日 2022年01月04日
更新日 2024年08月08日
「たるトク健診」(特定健康診査)及び特定保健指導について
「たるトク健診(特定健康診査)」は、生活習慣病の原因となるメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の該当者やその予備群を早期に発見し、生活習慣の改善へ結びつけることを目的とした健診です。日本人の3人に1人がメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に該当すると言われています。今こそ、ご自身の健康を知り、守り、つくるために年に1回「たるトク健診」の受診をお勧めします。ご自身の今の健康状態を把握するためにも、たるトク健診を受診し、生活習慣の改善が効果的と判断された方は特定保健指導をご利用されることをお勧めします。
令和6年度「たるトク健診」がスタートしました
令和6年度の受診券を発送いたしました。内容をご確認の上、年に一度の健康チェックとして、ぜひ受診してください。特定健康診査はメタボリックシンドロームに着目した健診で、問診、身体計測(身長・体重・腹囲)、血圧測定、血液検査、尿検査、診察を行います(詳しい検査内容はこちら)。受診できる医療機関については、たるトク健診実施医療機関一覧(令和6年度)[PDF:122KB]をご覧ください。
(たるトク健診の詳しい内容については、「小樽のけんしんまるわかりブック」にも記載しています。)
〇昨年に引き続き、今年度も約8,500円かかる健診を自己負担なく無料で受けることができます!!
〇おトクな「プレゼントキャンペーン」、今年もやります!!
令和6年10月末までに受診された方に、もれなく1,000円分のQUOカードをプレゼントいたします。
11月~3月末までに受診された方にも、毎月抽選で20名様に1,000円分のQUOカードをプレゼントいたします。
- 受診いただくと自動的にエントリーとなりますので、特別な申込みは不要です。
- QUOカードは小樽市保険年金課より郵送でお届けします。受診したことをデータにて確認した後の発送となりますので、受診後2〜3か月程お時間をいただきます。
- その他にも、3年連続で受診した方から抽選で20名に、市立病院で受けられる脳ドック検査の受診券が当たります(令和4年~令和6年度の3年間)。抽選は令和7年5月です。
特定保健指導について
たるトク健診の結果により、メタボリックシンドローム該当、又は予備軍の判定を受けた方には、保健師などの専門職による「特定保健指導」を無料で受けることができます。メタボリックシンドロームに該当する方は「積極的支援」、予備軍に該当する方は「動機付け支援」、それ以外の方には「情報提供」を行っています(高血圧・糖尿病・高脂血症などで服薬中の方を除く)。動脈硬化や糖尿病などの基礎疾患があると、様々な疾病の重症化を招く可能性もありますので、該当の方につきましては、個別に利用案内をさせていただきますので、特定保健指導に参加し、治療開始となる前に生活習慣の見直しを行うことを強くお勧めいたします。
(メタボリックシンドロームの診断基準:ウエスト周囲径が、男性で85cm以上、女性で90cm以上で、かつ、血圧・血糖・血清脂質のうち2つ以上が基準から外れると診断されます。)
1.動機付け支援
・保健師などによる保健指導(原則1回)
・生活習慣の改善店を確認し、目標を設定。3か月後に達成状況を評価
2.積極的支援
・保健師などによる保健指導(原則4回)
・健診結果の改善に目を向けた目標を設定。3か月後に達成状況を評価
がん検診について
小樽市では、各種がん検診も実施しております。詳しくは「がん対策について」のページをご覧ください。
また、たるトク健診と各種がん検診を同時に受診できる「バスツアーけんしん」「セットけんしん」なども用意しております。詳しくは「小樽のけんしんまるわかりブック」でご確認ください。
特定健康診査(たるトク健診)の内容
項目 | 内容 |
---|---|
問診(服薬歴、喫煙習慣等) |
今までの健康状態や自覚症状、生活習慣などについて質問し、判定の参考にします。 |
理学的検査(身体診察) |
医師の内科診察を行います。 |
身体計測 |
身長と体重のバランス(肥満度)、内臓脂肪の多さを確認します。標準体重を知ることができます。 |
血圧測定 |
高血圧は動脈硬化の原因となります。動脈硬化は、脳卒中や心筋梗塞などの原因になります。 |
項目 | 内容 | |
---|---|---|
肝機能 | AST(GOT) ALT(GPT) |
AST、ALTは主に肝臓に多く含まれる酵素です。数値が高いと、肝硬変、肝臓がん、アルコール性肝障害、肝炎などの肝障害や、心筋梗塞などの心筋障害が疑われる場合があります。 |
γ‐GT(γ‐GTP) |
γ‐GTは肝臓の解毒作用に関係している酵素で、アルコールに対して敏感に反応します。数値が高い場合、アルコール性肝障害などが疑われます。 |
|
血中脂質 | 中性脂肪(空腹時または随時) |
血中に中性脂肪が多くなると肥満や脂肪肝、動脈硬化が進み、脳卒中や心筋梗塞の危険性が高まります。 |
HDLコレステロール |
善玉コレステロール。数値が高い場合は動脈硬化を抑えることができますが、低い場合は動脈硬化や心臓病の危険性が高まります。 |
|
LDLコレステロール |
悪玉コレステロール。数値が高い場合、動脈硬化や心臓病の危険性が高まります。 |
|
血糖 |
血糖(空腹時または随時) |
血液中に含まれるブドウ糖の量を調べます。数値が高い場合、糖尿病が疑われます。 |
HbA1c(ヘモグロビンA1c) |
過去1、2か月の血糖のコントロール状態を推測する検査です。数値が高い場合、糖尿病が疑われます。 |
|
腎機能 | 血清クレアチニン |
血清クレアチニンは筋肉で作られる廃棄物で、正常なときは尿に排泄されます。血液中の数値が高い場合、腎機能の障害が疑われます。 |
代謝機能 | 血清尿酸 |
尿酸はプリン体が分解してできた老廃物です。濃度が高くなると高尿酸血症となり、一部が結晶化すると関節にたまり、痛風の要因になります。また、腎機能が低下し、腎不全へと移行することがあります。 |
項目 | 内容 |
---|---|
尿糖 |
尿に含まれるブドウ糖を調べます。血液中に含まれるブドウ糖が尿に出ている場合、糖尿病などが疑われます。 |
尿たん白 |
尿に含まれるたん白質を調べます。陽性(+)の場合、腎機能の障害が疑われます。ただし、健康な人でも発熱や激しい運動の後に出ることもあります。 |
※健診の結果等が基準に該当し、医師が必要と判断した場合のみ、詳細な健診(貧血検査、心電図検査、眼底検査)を行います。
小樽市国民健康保険データヘルス計画【第3期】・特定健康診査等実施計画【第4期】
健診結果・診療結果のデータ提供にご協力ください(自己申告健診・みなし健診)
特定健康診査の項目を満たす健診結果(人間ドックや職場の健診)や診療結果(かかりつけ医での検査)の情報を提供していただくと、特定健康診査を受けたとみなすことができます。
提供していただいた方には、健康に関する情報提供をするほか、メタボリックシンドロームに該当またはその疑いのある方は、「特定保健指導」等を無料でお受けいただけます。
また、素敵なプレゼントが当たるたるトク健診受診促進キャンペーンにも自動エントリーされます。
※「自己申告健診」又は「みなし健診」を選択された方は、今年度の「たるトク健診」を受けることができません。2回目以降の受診は健診費用が全額自己負担となりますのでご注意ください。
自己申告健診
人間ドックや職場の健診で受けた検査で、特定健康診査と同内容の検査項目がある場合、その結果を提供していただくことで、特定健康診査を受けたとみなすことができます。
〇提出していただくもの
- 下記「提出に必要な検査項目」を満たした検査結果のコピー
- 検査結果の提供に関する同意書兼質問票 [PDF:421KB]
〇提出に必要な検査項目
下記の検査を実施したことをご確認ください。
- 身体計測:身長、体重、腹囲
- 血圧
- 尿検査
- 血液検査:脂質−中性脂肪(TG)空腹時または随時、HDLコレステロール、LDLコレステロール又はnon−HDLコレステロール
肝機能−AST(GOT)、ALT(GPT)、γ‐GT
血糖−血糖(空腹時または随時)またはHbA1c - 診察医の総合判定(上記1~4の検査から3か月以内の判定)
みなし健診
かかりつけ医での検査結果が特定健康診査の項目を満たしている場合、通院中の医療機関から検査結果を小樽市国保へご提供いただくことで、特定健康診査を受けたとみなすことができます。
「みなし健診」を希望される場合は、通院中の医療機関に申し出てください。
※令和6年度にみなし健診を実施している医療機関についてはみなし健診実施医療機関一覧(令和6年度)[PDF:117KB]をご覧ください。「小樽のけんしんまるわかりブック」にも記載しています。
マイナンバーカードの保険証利用(マイナ保険証)による特定健診結果の閲覧・提供について
マイナンバーカードと保険証を一体化した「マイナ保険証」を利用すると健康・医療情報を活用することができ、より良い医療につながります。ぜひ、マイナ保険証を利用しましょう。
マイナポータルで特定健診情報の閲覧が可能になります
「マイナ保険証」をお持ちの方は、予防、健康づくりを促進する観点からマイナポータルでの
特定健診情報の閲覧が可能です。過去の健診結果と比較してこれからの健康づくりに活かしましょう。
詳しくは、厚生労働省のホームページ(外部サイト)をご覧ください。
医療機関・薬局に特定健診情報を提供できます
医療機関・薬局と、特定健診の情報を共有できます。(ご本人の同意及びマイナ保険証の利用登録が必要です。)
対象となる医療機関・薬局は、マイナンバーカードの健康保険証利用に対応している医療機関等(外部サイト)となります。
詳しくは、厚生労働省のホームページ(外部サイト)をご覧ください。
オンライン資格確認等システムによる特定健診情報の提供について
オンライン資格確認等システムを活用した特定健診等データの保険者間の引継ぎが開始になります。
小樽市国民健康保険に加入する前に加入していた健康保険において実施された特定健診の情報を、小樽市国民健康保険に提供することが可能となっています。この提供にあたっては、オンライン資格確認等システムを用いて提供を受ける場合に限り、加入者本人の同意を得ることは不要とされています。
提供された特定健診の情報は加入者の保健指導等に活用させていただきますが、以前加入されていた健康保険において実施された特定健診の情報を、小樽市国民健康保険へ提供することを希望されない場合は「不同意申請書」を提出していただく必要がありますので郵送または保険年金課窓口へ提出してください。
また、小樽市国民健康保険から別の健康保険に加入する場合は、新しく加入する健康保険に対して再度申請が必要です。