令和5年度奥沢水源地水管橋の一般開放について（終了しました）

• 　開放期間：令和5年4月29日（土・祝）から令和5年11月3日（金・祝）まで
• 　開放時間：午前10時から午後4時まで

※現地の天候状況などにより一般開放を中止する場合がありますので、あらかじめご了承ください。

階段式溢流路（いつりゅうろ）は、奥沢ダムと勝納川の水を放流するために、大正3年に造られた施設です。

放流の目的の他に、水の激しい流れにより護岸などが削り取られることを防ぐ働きもしていました。ダムから溢れた水を、落差約21メートル、距離約100メートルの10段の階段で流下させることで、水流の勢いを和らげます。

この階段の縁には、長い石と短い石が交互に組まれています。その隙間から流れ落ちる水がすだれ状になって見えることから「水すだれ」と呼ばれています。流れ落ちる水の清らかな音とともに、周囲を囲む深い木々の緑が爽やかな涼感を誘い、自然と調和した景観美をつくり出します。

また、階段式溢流路を含む奥沢水源地水道施設は、現在はその役目を終えていますが、その歴史的価値から、昭和60年に「近代水道百選」、平成20年には「土木学会選奨土木遺産」に選ばれています。

この階段式溢流路を期間限定で間近に見ることができるのが、奥沢水源地水管橋です。先人から引き継いできた歴史的な遺産でもある「水すだれ」に目と耳を澄ませてみませんか。

バス停「天神町」（奥沢線（系統番号16））から徒歩約15分（約1キロメートル）で奥沢水源地に到着します。

駐車場もありますので、お車でもぜひお越しください。

※詳しいバスの時刻等は北海道中央バス株式会社ホームページよりご確認ください。

北海道中央バス株式会社 （外部リンク）

小樽市天神2丁目19番

ドローンで撮影した動画を公開しています。
普段は水管橋からしか見ることのできない水すだれの全容を見ることができます。

階段式溢流路（水すだれ）ドローン映像はこちらからご覧ください。（外部サイト）