公開日 2020年11月22日
更新日 2023年01月30日
浄水場
現在、市内では豊倉浄水場など3カ所の浄水場で水道が作られています。
豊倉浄水場
豊倉浄水場は、平成5年に完成した朝里ダムを水源とし、市内で使用される水道水の約6割を担っている基幹施設です。
主に中心市街地や東部地区に送水しています。

豊倉浄水場の概要
- 敷地面積:21,621平方メートル
- 水源:朝里ダム放流水
- 浄水方式:急速ろ過方式
- 施設能力:42,370㎥/日
天神浄水場
天神浄水場は、余市川を水源とし、赤井川村から2カ所の水路トンネルなどを通して取水し、主に市内の高台や西部地区に送水しています。

天神浄水場の概要
- 敷地面積:42,994平方メートル
- 水源:余市川表流水
- 浄水方式:急速ろ過方式
- 施設能力:20,890㎥/日
銭函浄水場
銭函浄水場は、銭函川を水源とし、工業団地を中心とする銭函地区に送水しています。

銭函浄水場の概要
- 敷地面積:20,117平方メートル
- 水源:銭函川表流水
- 浄水方式:急速ろ過方式
- 施設能力:6,000㎥/日
下水終末処理場
中央下水終末処理場
昭和59年に運転を開始し、朝里地区から塩谷地区までの広い区域の汚水を処理しています。
水処理施設の上部は色内埠頭公園として活用され、市民の憩いの場となっています。

中央下水終末処理場の概要
- 敷地面積:64,850平方メートル
- 排除方式:分流式
- 処理方式:標準活性汚泥法
- 処理能力:104,000㎥
銭函下水終末処理場
平成2年に運転を開始し、銭函・張碓地区の汚水を処理しています。
施設の敷地は銭函パークゴルフ場として活用され、市民のレクリエーションの場となっています。

銭函下水終末処理場の概要
- 敷地面積:33,080平方メートル
- 排除方式:分流式
- 処理方式:標準活性汚泥法
- 処理能力:12,880㎥
蘭島下水終末処理場
平成7年に運転を開始し、蘭島・忍路地区の汚水を処理しています。
蘭島海水浴場に隣接しているため景観に配慮し、船をイメージしたデザインとなっています。

蘭島下水終末処理場の概要
- 敷地面積:7,700平方メートル
- 排除方式:分流式
- 処理方式:オキシデーションディッチ法
- 処理能力:1,000㎥
歴史的な水道施設
日本の近代化が進んだ明治から大正にかけて、小樽の水道施設が創設されました。先人が残した貴重な歴史的資産となっています。
奥沢水源地
奥沢水源地は、おたる水道の始まりとなる水道施設です。
大正3(1914)年に完成し、100年にわたって小樽市の発展や市民の生活を支えてきました。
昭和60(1985)年には、「近代水道百選」に選ばれ、また平成20年には土木学会「選奨土木遺産」に認定されています。
潮見台浄水場
潮見台浄水場は、第1次拡張工事で大正15(1926)年に完成し、朝里川を水源に市内で2番目の浄水場として建設しました。
管理棟は、八角形の平面の上に、子どもの絵本に出てくるようなとんがり帽子状の屋根を載せているのが特徴で、平成5年には小樽市指定歴史的建造物に指定されています。
なお、施設は平成21年から休止しています。