公開日 2025年05月15日
更新日 2025年05月15日
2023(令和5)年、小樽市総合博物館本館で展示していた電気機関車(ED75形501号とED76形509号)2両で、高濃度PCB含有の変圧器とコンデンサの存在が確認されました。さらに、この2両の電気機関車には高濃度PCB以外にも、低濃度PCB機器やアスベスト(石綿)を含有する機器が存在していました。
電気機関車のPCB処理について(2023年6月9日)
電気機関車2両からPCB機器を除去するために行った解体作業の結果として、ED75形501号は前頭部と後頭部及び内部機器と台車を取り除いた中間部、ED76形509号は前頭部を保存することができました。令和6年度においては、ED76形509号の前頭部の展示施設整備を行いました。ED75形501号については、令和7年度に展示整備するために検討作業を進めています。
電気機関車(ED75とED76)のPCB処理について(2023年10月)
「小樽ファンが支えるふるさとまちづくり」で寄付を募っています
北海道の鉄道電化の魁(さきがけ)となったED76形509号、そしてその試作機にあたるED75形501号は、北海道が大きな曲がり角を迎えていた20世紀後半の社会を知るうえで欠くことのできない貴重な車両です。この貴重な鉄道遺産を後世に伝え残すために、小樽市総合博物館では展示・保存整備を進めていきたいと考えています。「小樽ファンが支えるふるさとまちづくり」で引き続き寄付を募っていきますので、ご協力をお願いいたします。
「インターネットサイト」からの寄付(小樽市ふるさと納税)と「郵便振込」による寄付があります。詳しくは電気機関車ED76展示施設整備のための寄付を引き続き募りますをご覧ください。
電気機関車ED76形509号の前頭部展示
電気機関車ED76形509号の前頭部をイベントプラザ屋根の下に配置しました。
電気機関車ED76形509号展示施設の公開(2024年11月)