公開日 2020年10月18日
更新日 2023年12月28日
受動喫煙とは?
たばこを吸わない人が、自分の意思とは関係なくたばこの煙を吸わされることを受動喫煙といいます。
受動喫煙により、脳卒中や肺がん、心筋梗塞や乳幼児突然死症候群(SIDS)の危険性が高まると言われています。
その煙、悪影響です!ルールの再確認を
望まない受動喫煙をなくすためのルールについてまとめました。
- 禁煙場所で喫煙しない
- 歩きたばこをしない
- 受動喫煙に関する正しい知識を持つ
- 20歳未満の方や妊婦がいる場所で喫煙しない。保護者は子どもに受動喫煙を生じさせない
- 事業者は、従業員等に受動喫煙を生じさせないよう注意する
屋内はもちろんですが、屋外であっても受動喫煙防止の配慮をお願いいたします。公道やバス停は多くの方が利用するため、特に注意が必要です。
健康増進法の改正に伴い、北海道受動喫煙防止条例が制定されました
平成30年7月25日、受動喫煙防止対策を強化する「健康増進法の一部を改正する法律」が公布されました。
北海道では、こうした国の動きを踏まえ、令和2年4月に「北海道受動喫煙防止条例」が制定されました。
歩きたばこを禁止する内容等が盛り込まれています。
詳しくは以下のページを御覧ください。
小樽市保健所では、受動喫煙防止ポスターを作成し、周知啓発を行っています。
その他の受動喫煙対策については、下記のページを御覧ください。
- 北海道受動喫煙防止条例の制定についてーほっかいどう健康づくりツイッターも御覧ください(2020年09月10日)
- 4月以降も店内喫煙可能とする飲食店は、保健所へ届出が必要です。(2020年03月17日)
- 「健康増進法の一部を改正する法律」の施行について(受動喫煙対策)(2020年01月17日)
- 生衛業受動喫煙防止対策に関する支援事業(財政的支援)について(2019年12月18日)
- 小樽市受動喫煙防止対策に関する説明会を開催しました(2019年11月25日)
受動喫煙の害を、もっと詳しく!
たばこの煙は、喫煙者が吸い込む「主流煙」と、これが吐き出された「呼出煙」、および火のついた部分から立ち昇る「副流煙」に分けられます。
この副流煙には、主流煙より多くの有害物質が含まれています。
有害物質 |
主流煙を1とした場合 |
影響 |
---|---|---|
ニコチン |
2.8倍 |
血圧を上げたり、心拍数を増やし、心臓に負担をかけます。 依存性があり、たばこをやめにくくします。 |
タール |
3.4倍 |
たばこ煙の粒子相の総称で、発がん物質、発がん促進物質です。 |
一酸化炭素 |
4.7倍 |
酸素より赤血球と結びつきやすく、酸欠状態をつくります。 動脈硬化を促進させ、心臓病や脳梗塞などを引き起こします。 |
アンモニア |
46倍 |
目が痛くなったり、のどに刺激を与えます。 |
自分がたばこを吸わなくても、他人のたばこの煙を吸ってしまうことによって、健康を害してしまいます。
このため、職場、地域、家庭での受動喫煙の防止に努めることが大切です。
たばこに関する健康情報についての情報は、下記のホームページでも紹介されています。