公開日 2020年11月04日
更新日 2021年07月02日
団塊の世代が75歳以上となる2025年に向け、誰もが住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けていけるように、地域の特色を生かしながら医療・介護・予防・住まい・生活支援により包括的に支える仕組みづくりが必要とされています。
介護保険法の改正により、市は、このような総合的な事業を開始し、今後、地域の特色に応じて、多様なサービスの提供ができるよう検討し、まちぐるみで支え合う体制づくりを進めていきます。
市では、総合事業への円滑な移行を図るため、要支援認定の方が利用する介護サービスのうち、予防訪問介護(ホームヘルプ)と予防通所介護(デイサービス)について、平成28年10月から、総合事業に移行しています。
総合事業の内容
小樽市訪問介護相当サービス(旧介護予防訪問介護)
利用者ができることを最大限に生かし、利用者ができない行為について、家族や地域での支え合い活動やほかのサービスが利用できない場合に、ホームヘルパーによるサービスが受けられます。
例えば、利用者が食材の準備・食事の盛りつけを行い、それ以外の行為をホームヘルパーが支援するなど、本人の自立支援の観点から、本人ができることは自分でやってもらうようなサービスです。
※身体介護・生活支援の区分はありません。
通院等乗降介助は、利用できません。
1か所の第1号訪問事業所しか利用できません。
小樽市通所介護相当サービス(旧介護予防通所介護(デイサービス))
デイサービスセンターに通い、食事や日常生活上の支援などの共通的なサービスのほか、その人の目標に合わせた選択的なサービス(運動器の機能向上、栄養改善、口腔(こうくう)機能の向上、アクティビティー)を受けることができます。
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運動器の機能向上
運動器の機能向上を目的に個別的に実施される機能訓練 -
栄養改善
低栄養状態の改善を目的に個別的に実施される栄養食事相談などの栄養管理 -
口腔(こうくう)機能の向上
口腔(こうくう)機能の向上を目的に個別的に実施される口腔清掃の指導・実施、摂食・嚥下(えんげ)(飲み込み)機能に関する訓練の指導・実施 -
アクティビティー
集団的に行われるレクリエーション、創作活動などの機能訓練
※「共通的なサービス」では、本人の意思を踏まえた目標を設定し、その目標を達成するためのサービスが提供されます。
(例)目標:「自分で調理ができるようになりたい」
デイサービス施設内の調理台で、スタッフの指導に基づいて包丁を持つ、調理の際の姿勢を維持するような訓練を行うなど、自宅に戻って自分でできることを増やすようにサービスが行われます。
総合事業の対象者
平成28年10月以降に新たに要支援1または要支援2の認定を受け、予防訪問介護・予防通所介護を利用する方が対象です。
なお、訪問看護や福祉用具貸与などの介護サービスについては、今まで通り介護予防給付の対象となります。