小・中学校の再編計画の進め方

公開日 2020年11月09日

更新日 2020年12月21日

平成21年11月に策定した「小樽市立小中学校 学校規模・学校配置 適正化基本計画」に基づき、平成36年度までに市内の小中学校を以下のとおり再編します。

小学校 27校→13校  ( 望ましい学校規模 12〜18学級)

中学校 14校→  8校  ( 望ましい学校規模   9〜18学級)

 

学校再編に当たっては

  • 地区ブロックごとに検討・協議していきます。
  • 小学校から中学校に進学する際の通学区域に配慮します。
  • 既存の学校施設を有効に活用し、耐震補強等を計画的に行います。
  • 学校開放事業や放課後児童クラブを現行の水準を下回らないことを基本に継続します。
  • 保護者や地域住民との共通理解に努めます。
  • スクールカウンセラーを活用するなど子供の心の負担を軽減します。
  • 廃止となる学校施設の跡利用は地域の皆さんの意見を聞きながら検討します。
  • 通学距離が長くなる児童生徒の負担軽減のためバス利用等の対応をします。
  • 少人数学級(30人程度)の実現に向け、国や北海道への働きかけを強めます。

 

学校再編の流れ

実施計画
基本的事項を定めた「地区実施計画」を策定します。

 

 


 統合の組合せ及び統合学校の位置

 通学区域

 統合に向けたスケジュール

 統合に当たって配慮すべき事項

 

 

学校統合協議会
各地区ごとに「学校統合協議会」を設置し、次の課題について協議します。

(メンバー:保護者、学校、地域の代表など)

 


 新たな通学路

 校名・校歌・校章

 教育目標、特色ある学校づくり

 教材・教具や制服

 事前交流の持ち方

 その他統合による新しい学校づくりへの円滑な移行に伴う諸課題

 

学校再編による効果やメリット

  • 音楽や体育、クラブ活動・部活動、学校行事など一定の規模の集団を前提とする教育活動をより効果的に行うことができます。
  • 一斉指導や個別指導、グループ指導といった学級の枠を超えて様々な学習形態を取り入れることができます。
  • 子供同士や子供と教員間など、人と人との多様な関わりを通じて、互いに理解し良い刺激となりながら社会性を習得することができます。
  • 教員数を確保することで、多様な教育活動の展開が可能になります。
  • 学年別や教科別の教職員同士で学習指導や生徒指導などについての相談、協力できます。
  • 中学校では、免許外教科担任を減少させ、教科担当教員の複数配置を増やすことができます。
  • 学校図書の蔵書数を増やすことやパソコンの整備などを効率的にできます。
  • 特別支援教育に支障のないよう教室スペースが確保できます。
  • 地区ブロック内での学校再編により小学校と中学校の連携を一層推進することができます。
  • 耐震補強や建て替えなど学校施設の整備を効率的に進めることができます。
  • バリアフリー化やシックスクール対策など、児童生徒や学校利用者の健康と快適性に配慮した諸設備の改善ができます。

 

参考リンク(統合に向けた取り組みや統合後の様子などをご紹介します。)

小規模校の課題など

 小規模校には、児童生徒一人一人に目が届きやすい、子供同士が緊密な人間関係をつくることができる、周囲の自然を生かした授業ができる、などのメリットがある反面、以下のような課題があります。

  • クラス替えがないまま進むため、同じ集団の中で互いの評価が固定化しやすい。
  • 小さな集団では、子供同士の人間関係がつまずいた場合にその修復に向けた対応が難しくなる。
  • クラブ活動や部活動に影響がある。
  • 引率が必要な修学旅行や校外学習など、教員の補佐の体制が十分にとりにくい。
  • 校内での危機管理の面やそれぞれの教職員が担当する校務割合の面で課題が出る。
  • 運動会などの学校行事において、全体的な盛り上がりに欠け、高学年に負担がかかる。
  • PTA活動等で保護者一人当たりの分担が増えたり、修学旅行などの児童一人当たりの経費負担が大きくなる傾向がある。
  • 施設維持費や光熱水費など学校の運営に関する管理コストがかさむ。

お問い合わせ

教育委員会教育部 市立学校適正配置
住所:〒047-0034 小樽市緑3丁目4番1号
TEL:0134-32-4111内線7533
FAX:0134-33-6608
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