蒸気機関車アイアンホース号

博物館の構内を走るアイアンホース号（Porter4514）は、北海道で最も古い動態保存の蒸気機関車。製造は1909（明治42）年、北海道で最初の鉄道を走った「義経号」「弁慶号」「しづか号」と同じポーター社で製造された機関車です。重要文化財でもある機関車庫、転車台を実際に使っての運行は他に例が無く、蒸気機関車全盛期の小樽を現代に再現する「動く歴史絵巻」と言えます。

アイアンホース号は、2017年10月にボイラー部分の重大な故障が発生しましたが、クラウドファンディングに寄せられた皆様からの多大なご支援によって無事修理が完了し、2018年7月25日から通常運行が再開されました。

しかしながら、アイアンホース号は1909年製の古い蒸気機関車であるため、2018年に大規模修理した以外にも、いろいろとトラブルが頻繁に発生しています。それでも、これからも頑張って走っていきますので、引き続き応援をお願いします。

特設サイトの制作に当たり、以下の文献を参考にしました
・小樽市総合博物館公式ガイドブック・鉄道と歩んだ街小樽・街を駆けた蒸気機関車たちとその時代（有限会社ウィルダネス，2010）
・北海道開発の夢を運んだ鉄道遺産・小樽市総合博物館保存展示車両解説書（NPO法人北海道鉄道文化保存会，2010）
・小樽市総合博物館公式ガイドブック・鉄道と歩んだ街小樽・ここから始まった北海道の鉄道史（有限会社ウィルダネス，2013）