ナホトカ市の最近のできごと(2008年1月)

公開日 2020年12月14日

更新日 2021年01月12日

小樽市の姉妹都市であるナホトカ市行政府のホームページより、社会、経済、スポーツ、文化などさまざまな分野での最近のできごとをお伝えします。

2008年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

慰霊像に花束を捧げる市民

2008年1月18日 海の犠牲者に対する永遠の想い

1月19日は、ナホトカでは、今年で10回目となる海の犠牲者となった漁師や船員をしのぶ日とされている。この悲しみの日の前日には、市の青少年ホールで集会が開かれた。(詳細記事は以下のとおり)

 ナホトカ遠洋漁業基地の中型トロール船「ボクシトゴルスク」号は、24人の乗組員とともに、操業中の1965年1月19日、ベーリング海で荒天に遭い沈没した。この悲しむべき出来事があった日は、海の犠牲になった漁師や船員をしのぶ日として10年前に定められた。この間、市民は毎年のように、同郷人の勇敢さや同僚であった犠牲者を思い起こしている。この日は同時に、1957年12月10日に沈没した中型トロール船「スビヤーグ」号の14人の乗組員もしのぶこととしている。
 ナホトカ市の青少年ホールで行われた集会には、市職員、遠洋漁業局の職員、海洋学校の生徒のほか、犠牲者の親族らが集まった。イリーナ・ニキフォレンコナホトカ市長補佐官は、あいさつの中で、この日は海で働くすべての人に深く敬意を表する日であると述べるとともに、船員に対していつも家族が安心して帰りを待つことができるようにと望んだ。また、海事功労者たちは、洋上での過酷な作業について思いを分かち合った。「ボクシトゴルスク」号の乗組員の未亡人ローザ・サムヒーナさん、アンナ・アリストーバさん、ジナイダ・ノビコーワさんと「スビヤーグ」号の船員の未亡人ニーナ・グレチシンコーバさんが出席者と向き合った。
 いつものように、市民は白鳥の丘にある「悲しみの母」と呼ばれている「ボクシトゴルスク」号の慰霊像に花束や花輪をささげた。「悲しみの母」像は1979年7月19日に建立され、子供を腕に抱え、丘からナホトカ湾の遠くを眺めている女性のブロンズ像で、順調な航海を終えて帰って来る船員たちを待っているすべての人の気持ちを表したものだ。
 昨年、市当局はナホトカのランドマークのひとつである白鳥の丘に慰霊のための複合的な施設を建設した。慰霊像のそばに、正教の鐘楼とナホトカ湾が一望できる展望台が設置された。
 

 青少年ホールでの集会    慰霊像「悲しみの母」

 

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