ナホトカ市の最近のできごと(2008年4月)

公開日 2020年12月14日

更新日 2021年01月12日

小樽市の姉妹都市であるナホトカ市行政府のホームページより、社会、経済、スポーツ、文化などさまざまな分野での最近のできごとをお伝えします。最近では、ナホトカ市周辺で予定されている大規模プロジェクトの報道が多くなっています。

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2008年4月29日 映画館「海燕(буревестник)」が開業3周年

ナホトカで映画館「海燕」が復興から3年を迎え祝事が行われた。この日は、映画を愛する全ての市民にとっては記念すべき日である。映画館は複合的な機能を有している一方で、その歴史的な経過も興味深い。(詳細記事は以下のとおり)

 1955年、建設団体がまだ若い都市であったナホトカの市民ために「建設者(строитель)」と呼ばれる映画館を建設し、その後「海燕」と改名された。(下の左側写真)  間もなく、市民のためのレジャー施設となり、館内は祭日のように、家族連れの市民らの喜びで満ちあふれていた。しかし、年月を経た後、90人に及ぶ生活困窮者のための施設とされた。当時「海燕」は荒廃し、市の中心部にあって放置され、市民にとっては無用のものとなった。  21世紀の初めになり、この歴史的に意義ある建造物に第二の人生を送らせようとする企業家が現れた。映画館「海燕」を基礎として、ナホトカ市民に様々なサービスを提供できるセンターとして建設することが決定された。施設の引き渡しは段階的に行われ、まず、3,4階部分の商業施設が暖かく市民を迎え入れた。そのすぐ後には、祝賀ムードの中で映画館「海燕」がオープンした。  復興した映画館「海燕」は、ゆったりと座れる119の座席をもつホールを持ち、音響施設や投影施設はヨーロッパの基準に適合している。映画館では新作映画が上映され、学校が休みの日にはいつも児童用の映画が上映されている。  国産映画の業績は芳しいものではなく、映画館「海燕」での上映を見ても、国産映画の占める割合は約30%である。(比較のため、2006年は17%だった。)  映画館をサポートしている関係者によると、大多数は映画館で時間を過ごすことに満足しており、その殆どは常連客とのことである。ここでは専門のスタッフが重要な役割を果たしている。すなわち、映画技師、レジ係、管理人、ウェートレスたちが、職務において専門性のほか、スピードと礼節さをもって対応にあたっている。映画館は常に心地よい、快適な雰囲気に包まれている。

   

2008年4月9日 北朝鮮がキム・イル・ソン氏の生誕記念日を祝福

オレグ・コリャージンナホトカ市長は、朝鮮労働党の創始者であり、朝鮮人民軍の同志であったキム・イル・ソン氏生誕96周年にあたりメッセージを贈った。ナホトカ市の朝鮮民主主義人民共和国総領事館で、北朝鮮人民の祝日を記念したレセプションが開催された。(詳細記事は以下のとおり)

 「太陽の祝日」 北朝鮮では1994年に亡くなった前国家主席キム・イル・ソン氏の生誕日4月15日は、全人民規模で祝う祝日としてこう呼ばれている。彼の息子キム・ジョン・イルが指導者の地位を継承しており、今年生誕96周年を迎えた。 ナホトカにある朝鮮民主主義人民共和国総領事館では、キム・イル・ソン氏の生誕日にレセプションが開催された。沿海地方南部の自治体の首長や団体の幹部らが、祝意を示すため、シム・グク・リョン総領事と職員のもとを訪れた。 慣習に従って、来訪者からキム・イル・ソン氏の肖像画に献花が行われ、祝辞が述べられた。ナホトカ市を代表してオレグ・コリャージン市長がシム・グク・リョン総領事に対して祝辞を述べた。市長は「ナホトカにとって朝鮮民主主義人民共和国は長らく友好関係にある。今年は、ナホトカに朝鮮民主主義人民共和国の領事館が開設されてから、ちょうど50年となる。この間、領事館の協力によって、様々な分野における共同事業が実現され、多くの文化的な事業も実施された。スポーツの分野では関係が拡大し、青少年の交流が実現されている。」と強調した。 さらに、「キム・イル・ソン同志の生誕日にあたり、朝鮮民主主義人民共和国のますますの発展と、全ての人民のご多幸とご健勝を祈念するするとともに、早期の南北統一を願っている」と締めくくった。 ナホトカ市に近いフォーキノ市、パルチザンスク市、ウラジオストク市に近いアルチョム市の市長からも祝辞があった。レセションではその後、ロシア語によるキム・イル・ソン氏の生涯を記録した映画が上映された。 北朝鮮の今日を掲載している定期刊行物が来賓の関心を惹いていた。 

  

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