ナホトカ市の最近のできごと(2008年10月)

公開日 2020年12月14日

更新日 2021年01月12日

 小樽市の姉妹都市であるナホトカ市行政府のホームページより、社会、経済、スポーツ、文化などさまざまな分野での最近の出来事をお伝えします。

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2008年10月15日 中国製菓子を当面撤去

 ナホトカで中国製粉ミルクが含まれた300キログラムを超える商品が売り場から撤去される。有毒なメラミンが含まれる食品による被害から市民を守るため検査を行うためだ。(詳細記事は以下のとおり)
 周知のとおり9月24日、中国製粉ミルクが含まれた商品の販売がロシア消費監督局によって禁止された。対象は、ヨーグルト、キャンデー、チョコレート、スナック菓子、コーヒー牛乳など全部で57品目である。理由は中国で多くの中毒を引き起こした有毒性物質メラミンが食品に混入されている可能性があるからだ。
 10月10日からロシア消費監督局と市の消費市場局とが市内の販売網で危険性のある商品群の検査を行っている。ガリーナ・コレイキナ消費市場局長によると、調査委員会は24の卸売業者を含む49の商業者を調査したとのことだ。その結果、中国製粉ミルクが使用された300キログラムを超える商品が見つかり、売り場から撤去された。これは「ゴールデンミルク」の商標をもつチョコレートの焼き菓子「チョコパイ」、フルーツが添加された「フレッシュパイ」と生菓子の「カスタード」である。すべての商品はハバロフスク市にある研究機関に送られ、市場や店舗での調査は継続される。
 ナホトカでは今のところ毒物混入の事実はない。しかし、消費者には箱や袋に記載された添加物の情報に注意を払うとともに、中国製のミルク、ヨーグルト、キャンデーなどを買い控えるよう呼びかけている。「人気商品の韓国製チョコパイは安全である。しかし、パッケージに中国製であることの表示があった場合、こうした菓子類を食さないほうがよい」とガリーナ・コレイキナは忠告している。地場の乳製品、特にナホトカ・ミルク・コンビナートの製品に関しては、アルタイ地方の安全な原材料を使用している。ウラジオストクや他の地域の牛乳は、ロシア消費監督局の指導下に置かれている。

2008年10月2日 順調な住宅建設

 ナホトカに58戸の入居が可能となる高層住宅が完成した。この住宅は市の中心部にある「成年広場」地区に位置し、各室からはナホトカ湾が一望できる。(詳細記事は以下のとおり)

 「住宅建設は市民生活の水準を示すものだ。新たな住宅が建設され、そこに幸福な家庭が築かれる。つまり、当市にはさらなる発展のための明るい未来がある。」ナホトカ大通り28番に新しく建設された住宅の完成セレモニーで、オレグ・コリャージンナホトカ市長はこう述べた。この住宅は市の中心部にある「成年広場」地区に建設されたことから、2005年から続いた建設作業は絶えず市民の目に触れることになった。2年間本体工事が行われ、残りの1年で隣接地区の整備が行われた。発注者は「マシス」生産組合で、請け負ったのは建設会社の「チナ」社である。
 「マシス」のゲンナジー・バドゥリン主任技師によると、「建物は10階建てで58戸が入居可能である。ワンルームの総面積は63平方メートル、2室の場合96平方メートル、3室の場合で118平方メートルとなっており、室内は所有者の好みに応じた設計が可能となっている。」とのことだ。また、専門家に言わせると、この住宅の外壁には気泡コンクリートのブロックが使われ、ファサードにはアルメニア産の天然石が張られ、これによって断熱効果があるとのことだ。外観も見方によっては非常にユニークである。
 オレグ・コリャージン市長は、この住宅は先進国で行われているように、敷地内道路の整備、緑化、さらには児童公園の整備など周辺の整備も併せて行われた点を強調した。隣接地区には同じ業者が16階建ての住宅を建設中で本年11月には引き渡しの予定である。
 ナホトカ市行政府が住宅建設の投資家に対する環境整備を行ってきた点を強調しなければならない。こうした地方政府の政策の結果が現れたと言える。15年の停滞の後、市内では住宅建設が活発になったきた。ナホトカ大通り28番の住宅は今年供用された住宅ではすでに2番目となる。8月には平和通りに80戸の住宅が建設され、年内にはさらに数棟の引き渡しが予定されている。
 オレグ・コリャージン市長は、近い将来には市の財政措置による住宅建設を始めることを示唆した。このことは老朽化した住宅の住民を段階的に転居させることを可能にするものだ。「市行政府は長かった過去とは決別し、喫緊の課題を解決した今日、市営住宅建設の財政的な可能性も生まれてきた」と市長は述べた。
 

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