ナホトカ市の最近のできごと(2008年7月)

公開日 2020年12月14日

更新日 2021年01月12日

小樽市の姉妹都市であるナホトカ市行政府のホームページより、社会、経済、スポーツ、文化などさまざまな分野での最近のできごとをお伝えします。最近では、ナホトカ市周辺で予定されている大規模プロジェクトの報道が多くなっています。

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2008年7月30日 沿海地方の平均を上回るナホトカの賃金

5月のナホトカ市内における大、中規模企業の平均賃金が、16,900ルーブルとなり、沿海地方の平均を上回った。上半期の統計結果が、社会・労働関係三者調整委員会の定例会議で発表された。(詳細記事は以下のとおり)

(参考)1ルーブルは約4円強です。

 ナホトカ市行政府労働局ゲンナジー・ザハロフ局長が自らの報告で、ナホトカ市民の平均賃金が昨年の同時期と比較して18.7%増加し、沿海地方の平均を400ルーブル上回ったと述べた。漁業、卸売、不動産取引、保険、製造、電力供給の分野などが高い給与水準を示しており、増加率は25%を超えている。一方、宿泊、娯楽、文化、スポーツの分野では著しく低くなっている。
 ボリス・グラドキフ第一副市長は、地域で行われている「東シベリア・太平洋パイプライン構想」の大規模建設が、市民への富の配分にとって期待できるものだとの考えを示した。また、同副市長は地域住民の雇用に期待が寄せられているとともに、市にとっては雇用の場の創出や税収増、市民にとっても就業機会の拡大がもたらされることになると述べた。
 ナホトカの労働市場における明るい将来展望と並んで、三者委員会の参加者からは最低生活費を下回る給料を支払っている雇用主も少なくないとの指摘があった。ちなみに、沿海地方における最低生活費は6,256ルーブルとなっている。ナホトカ市行政府のもとで活動している「租税と社会政策に関する関係官庁会議」は、ぞんざいな企業経営者、特に小ビジネスの代表者に対して、臨検や定例会議での聴聞を行っている。その結果、半年間で252の雇用主が賃上げを実施した。参考までに、市内には大中小あわせておよそ6000の企業が登録されている。
 

2008年7月30日 日本の小樽市で「ラドゥガ(虹)」に拍手喝采

日本の小樽市民が模範児童合唱団「ラドゥガ」に拍手喝采した。メンバーは姉妹都市の行事のため日本から招待を受けた。(詳細記事は以下のとおり)

 1年前、山田勝麿小樽市長がナホトカを訪れた際、同市長は、第一芸術学校の「ラドゥガ」のコーラスに魅了された。その時、山田市長は姉妹都市事業の一環としてコーラス・グループの招待を決めた。この夏、ナホトカ市行政府の支援によって、11人のメンバーからなる代表団が海外に派遣されることとなった。「ラドゥガ」は一週間の滞在中、複合商業施設「ウイングベイ小樽」(写真左下)や西陵中学校で、姉妹都市の小樽市民を前にコーラスを披露した。少年少女合同合唱祭にはニュージーランドの姉妹都市からも参加があった。「ラドゥガ」は贈り物として、ロシア民謡、クラシック音楽、外国の曲のほか、もちろん有名な「さくらさくら」も楽曲に用意した。「さくらさくら」は参加者が全員で合唱した(写真右下)。
 演奏会や合唱祭の合間を縫って「ラドゥガ」のメンバーは日本の伝統や習慣を経験するとともに、市の幹部に面会し、ナホトカ市の名誉市民でもあるダンス指導者小林英夫氏を訪ねた。彼の称号はナホトカ市での社交ダンスや教育の振興への貢献によるものだ。このほか、市立総合博物館や観光名所を訪問するとともに、ホームステイによって日本の家族と過ごし、同年代の児童たちとも交流を深めた。
 ナホトカ市と小樽市は1966年9月12日に姉妹都市の提携を行い、この間、ナホトカ市は経済、貿易、文化、教育の分野での緊密な関係を支えてきた。このうち、少年少女たちの相互派遣は特別な位置を占めている。今日、友好・協力関係がアジア・太平洋地域の5つの国の8つの都市とナホトカ市とを結びつけており、中国の吉林市を除いては全て港湾都市である。
 

 

2008年7月9日 ナホトカで初のグランドゴルフ

ロシアでは初となるグランドゴルフ連盟がナホトカに発足した。初めての試合には、オレグ・コリャージン市長と日本のグランドゴルフ協会スズキ・ユウイチ氏が参加した。(詳細記事は以下のとおり)

 市立青少年体育学校「ボードニク」で、ナホトカグランドゴルフ連盟のお披露目が行われた。セレモニーには、この競技の創始者である日本グランドゴルフ協会(会長スズキ・ユウイチ氏)の役員が出席した。スズキ氏は一年前に、この競技のロシアでの普及を提案した。日本側からナホトカに設立された連盟に、競技用具一式とロシア語に翻訳された教則本が提供された。
 オレグ・コリャージン市長は、オープニングセレモニーでナホトカ市のスポーツ振興に寄与したスズキ氏に感謝の意を表すとともに、「グランドゴルフは年齢を問わず楽しめるため、世界の多くの国々で親しまれており、ナホトカでも多くの愛好家に恵まれるだろう」と述べた。スズキ氏からは、市長にゴルフクラブが贈呈され、近い将来、世界大会で当地からの選手のプレーが見られるよう希望していると語った。
 オープニングセレモニーが終了し、セレモニーの参加者たちは実際にグランドゴルフを試した。最初のプレーは、サッカー競技場の人工芝で行われた。グランドゴルフの特徴は、どのような土面にも適合し、旗が付いた移動可能な金属製の金輪をホールとして使用することである。
 オレグ・コリャージン市長とスズキ・ユウイチ氏と一緒に、オレグ・セルガーノフ副市長、体育スポーツ部のセルゲイ・ルイセンコ部長や市の職員が一緒にプレーした。競技者にとって、グランドに置かれた8つのホールをできるだけ少ない打数でラウンドすることになっている。最小打数でラウンドした一人はオレグ・コリャージン市長で26打だった。
 プレーを希望する市民への用具は、市体育・スポーツ部で貸し出されている。新設されたグランドゴルフ連盟は、市立青少年体育学校「ボードニク」内に置かれ、競技や練習は「ボードニク」に併設されたサッカー競技場や野球場のフィールドで行われることになっている。
 

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