ナホトカ市の最近のできごと(2008年9月)

公開日 2020年12月14日

更新日 2021年01月12日

小樽市の姉妹都市であるナホトカ市行政府のホームページより、社会、経済、スポーツ、文化などさまざまな分野での最近の出来事をお伝えします。

2008年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

2008年9月15日 外観が塗装によって一新

 市の幹線道路「ナホトカ大通り」沿いの住宅の外観工事が開始された。まず、工事は第106号棟で行われ、年内には外壁が一新される。「アレクサンドル&コー」社が市行政府の発注に基づき作業を行っている。(詳細記事は以下のとおり)
 「ナホトカ大通り」沿いのバス停留所「ガガーリン」地区では、ちょうど10年前に住宅の外観が修復され、これが最後になっていた。この地区は、「ナホトカ大通り」の起点となっており、ナホトカ市中心部に通ずる海岸に沿って町並みが形成されている。近年、住宅の壁面は徐々に老朽化し、塗装も当時の面影を失い、雨水によって腰壁もはく離していた。
 今年ナホトカ市行政府は、「ナホトカ大通り」沿いの第106号棟の外観補修のため、100万ルーブル(約450万円)を超える予算を計上した。公開入札によって市行政府の発注を受けた「アレクサンドル&コー」社が作業に着手した。
同社は9月初めに現場に入り、まず、これ以上雨水が塗り立ての壁に浸入しないようすべての排水施設を取り替えた。今後、壁の表面の清掃と下塗りを行い、腰壁を補修することとしている。
同社のマクシム・ネベロフ副社長は、古い建造物で表面が粗い仕上げになっていることから作業には困難が伴うと語った。塗装には4色が同時に使用されることになっており、必要な塗料はナホトカ市行政府建築局によって用意された。
マクシム・ネベロフ副社長によると、外壁には品質の高いアメリカ製の塗料が用いられるとのことだ。天候によって工期が変更されなければ、契約に基づく補修作業は1カ月で終了することになっている。
 

2008年9月1日 ウラジミール・プーチン氏がコジミノで建設中の石油港を視察

 ウラジミール・プーチンロシア首相は、東シベリア・太平洋パイプラインの建設を遅滞なく進めなければならないと語った。コジミノ石油特別港の視察の途中、プーチン首相は「パイプライン建設の促進と遅滞の防止について」に署名した。(詳細記事は以下のとおり)

 コジミノは東シベリア・太平洋パイプライン(BCTO)の終点で、タイシェット(Тайшет)とスコボロジノ(Сковородино)間の第一期工区の稼働は2009年に予定されている。BCTOはアジア・太平洋地域の有望な市場にロシアの石油を供給することを目的に建設されている。この構想は2段階で実施されることになっている。第一段階では、イルクーツク州のタイシェットとアムール州のスコボロジノを結ぶパイプラインの敷設と、年間3000万トンの原油取り扱いを可能とするコジミノの石油ターミナルの建設である。スコボロジノからコジミノまでは鉄道での輸送が計画されている。第二段階では、スコボロジノからコジミノ石油特別港までのパイプラインの敷設が予定されている。(下図参照)当初、BCTOの第一期工区は、2008年の10月から12月にかけて稼働することになっていたが、供用開始は2009年の第4四半期に変更されている。
 プーチン首相はウスリースク自然保護区域を視察のあと、空路コジミノに到着した。上空から鉄道駅建設の様子などを遠望し、また、現地では建設中の岸壁や桟橋を視察した。コジミノ石油特別港の総面積は181.16ヘクタール、桟橋の長さは340メートルで、水深は19.7メートルである。
 プーチン首相は石油加工工場の将来性に関心を示した。ロスネフチ社のセルゲイ・ボグダンチコフ会長は、エリザロフ岬にできる石油加工工場の建設地を地図で示し、この工場の敷地面積が900ヘクタールに及ぶと語った。同会長によると、工場の第一期の建設費は49億ドルで、2013年までに完成し、年間で2000万トンの加工が可能となり、第二期では90億ドルの建設費を要するとのことだ。
 視察を終えたプーチン首相は、作業員らと懇談し、開発テンポを緩めないよう「作業は安全かつ迅速に」と指示した。

 【参考】
 東シベリア・太平洋パイプライン計画図(「トランスネフチ」社のホームページから引用)

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